2017-04-15から1日間の記事一覧

覚え書:「大学の知、軍事研究に流入 日本学術会議、線引き議論中」、『朝日新聞』2016年12月15日(木)付。

- 大学の知、軍事研究に流入 日本学術会議、線引き議論中 2016年12月15日 大学などが行う学術研究と、防衛省や防衛産業による軍事研究をめぐる議論が日本学術会議で続いている。両者は戦後、研究費の出どころを区別するなどして「すみ分け」をしてきた。だが…

覚え書:「書評:夏目漱石 佐々木英昭 著」、『東京新聞』2017年03月19日(日)付。

- 夏目漱石 佐々木英昭 著 2017年3月19日 ◆金之助の心を周密に解明 [評者]平川祐弘=東京大名誉教授 「漱石全集は日本人の経典で、漱石は日本人の先生」(内田百〓)だが、その漱石の没後百年、新鮮な漱石像が一つものの見事に構築された。前に漱石の『そ…

覚え書:「書評:フンボルトの冒険 アンドレア・ウルフ 著」、『東京新聞』2017年03月19日(日)付。

- フンボルトの冒険 アンドレア・ウルフ 著 2017年3月19日 ◆総体としての自然の発見 [評者]春名徹=ノンフィクション作家 アレクサンダー・フォン・フンボルト(一七六九〜一八五九年)はプロシアの貴族の家に生まれた。植物学や鉱山学を学び、鉱山監督の…

覚え書:「書評:ルポ 思想としての朝鮮籍 中村一成 著」、『東京新聞』2017年03月19日(日)付。

- ルポ 思想としての朝鮮籍 中村一成 著 2017年3月19日 ◆プライドからの叫び [評者]青木理=ジャーナリスト 書名に痺(しび)れた。「思想としての朝鮮籍」。ここに本書の意味が凝縮されている。朝鮮籍にこだわる作家の金石範(キムソクポム)氏も本書でこ…

日記:内村鑑三における「近代の超克」

- 近代人 彼に多少の智識はある(主に狭き専門的智識である)、多少の理想はある、彼は芸術を愛し、現世を尊ぶ、彼は所謂「尊むべき紳士」である、然し彼の中心は自己である、近代人は自己中心の人である、自己の発達、自己の修養、自己の実現と、自己、自己…