2018-06-11から1日間の記事一覧

覚え書:「折々のことば:927 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年11月08日(水)付。

- 折々のことば:927 鷲田清一 2017年11月8日 プロレスに惹(ひ)かれるということは、ひとつの思想であると思わなければ意味がない。 (村松友み) ◇ プロレスラーが肉体をカタに生きているなら、論じるほうも自らをカタにする覚悟が要る。言葉で遊ぶの…

覚え書:「書評:美の日本 「もののあはれ」から「かわいい」まで 伊藤氏貴 著」、『東京新聞』2018年04月29日(日)付。

- 美の日本 「もののあはれ」から「かわいい」まで 伊藤氏貴 著 2018年4月29日◆あいまいな精神性の本質 [評者]長山靖生=思想史家 本書のタイトルは「美しい日本」というスローガンにちょっと似ている。だが、国民意識の鼓舞や文化的自己満足といった意図…

覚え書:「書評:ホロヴィッツ 20世紀最大のピアニストの生涯と全録音 中川右介、石井義興 著」、『東京新聞』2018年04月29日(日)付。

- ホロヴィッツ 20世紀最大のピアニストの生涯と全録音 中川右介、石井義興 著 2018年4月29日◆人生を映す1200の音盤 [評者]山口雅敏=ピアニスト 来年で没後三十年を迎える二十世紀最大のピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツ(一九〇三〜八九…

覚え書:「書評:みんな昔はこどもだった 池内紀 著」、『東京新聞』2018年04月29日(日)付。

- 【書評】 みんな昔はこどもだった 池内紀 著 2018年4月29日◆人物の萌芽 たどる旅 [評者]塩野米松=作家 池内紀氏は名うての紀行作家である。さまざまな土地を旅し、名文を残してきた。人物評伝も多い。その蓄積してきたノウハウを惜しみなく投げ込んだの…

覚え書:「異議あり 日本史を二分するのは「北条時代」だ 時代区分を見直す中世史家、保立道久さん」、『朝日新聞』2017年11月09日(木)付。

- 異議あり 日本史を二分するのは「北条時代」だ 時代区分を見直す中世史家、保立道久さん 2017年11月9日写真・図版 保立道久さん=山本和生撮影 歴史には時代区分がある。だが、日本史で一般的に使われる「平安」も「鎌倉」も「室町」も問題だと指摘し、新…