【研究ノート】
- 韓国詩人・尹東柱の足跡解明へ 代表作舞台は高田馬場?戦時下・朝鮮語で詩作、逮捕 韓国の国民的詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ 一九一七〜四五年)が、戦時下の日本で詩作した東京都内の下宿場所は、新宿区高田馬場とみられることが、民間研究者の調査で分…
- すべての人間は、お互いに絶対的に異なっているのであり、この差異は、民族、国民、人種という相対的な差異より大きなものである。その場合、神による《人間》の創造は、複数性のなかに含まれている。しかしながら、政治はこの点ではまるで何も関係ない。…
- 私は吉野先生と言われて思い出す聖書の句がある。先生が別にこの句を愛しておられた訳でもないのですが、私は吉野先生って思うと思い出す聖書の句がある。これはヨハネ伝五章の四四節なんです。「互いに誉を受けて唯一の神よりの誉を求めぬ汝らは、いかで…
- 和辻倫理学の評価にかえる。彼の近代主義批判は、日本の文化的伝統に即しつつ西洋近代を克服しようとする試みであったが結果的には失敗に終わったといわなくてはならない。ただ彼がおちいった誤りは、現代史における文化的ナショナリズムの問題性を尖鋭な…
- 本郷教会の会員構成を『新人』一九〇五年二月号所載の「明治三七年度現在会員の概観」によって紹介しておこう。 (一)会員総数 三八〇(男二七六、女一〇四)。(二)東京在住 二八五、東京以外在住六七、居住調査中 二八。(三)東京在住者中一家庭を有…
- ケーベルを介して「ロシア」が日本に入ってきていたことと関連して、内村鑑三とロシア思想家の関係を簡単に紹介しておきたい。内村とロシアとの関係は、一九〇三(明治三六)年に日露戦争を前にして内村が非戦論をとなえたことから、ロシアで同じ声をあげ…
- 一五七 この世界の事物は、絶えず流れているので、同じ状態に止っているものは全くない。そこで、人民も、冨も、商業も、権力も、その位置を変え、繁栄した強大な都市は亡び、時を経て、人に捨てられた、寂しい土地となるとともに、他方、他の、人の訪れぬ…
- しかしより根本的な問題は、アリストテレス自身、それ自体のためになされる行為は数多くあり、また、行為外の目的も多々ある、とすでに認めているという事実である。『ニコマコス倫理学』の最初の数行に、健康、勝利、富がそのような行為外の目的の例とし…
- ……われわれが言葉の意味について語る典型的な場面は、その意味を人に説明するときである。だからこそ、『青色本』は次のようにして始まる。「語の意味とは何か。/この問題に迫るためにまず、語の意味と説明とは何であるか、語の説明とはどのようなものか…
- アリストテレス的な神学の古くからの問題は−−思惟は常に何ものかについての思惟であり、そしてただ「それと並んで」のみまた自己自身に気づくことができるという事実があるにもかかわらず−−ということのうちに成立するが、この問題もまた以上のことによっ…
- 福沢の影響を強く受けた武藤山治は、「福沢先生は明治の半より、塾生が一身の生活安定なくして余りに政治の方面に狂奔するのを見てこれを匡正せんとして盛んに塾生に向って金儲けの必要を説かれました」と語り、さらに「思うに福沢先生の御意中は先ずかく…
- 心情の理解は単なる理解でなくして、それは同時に行為であるが如き理解である。「愛」、詳しくは「神の愛」の概念はまさしくこのことを現わす。愛は理解と行為との合一である。我々はパスカルが神の認識における実践的なる要素を高調しているのを到る処に…
- SUNDAY NIKKEI 今を読み解く:アメリカ史左右する宗教 象徴・信念の国柄示す 日本の最重要相手国アメリカを理解するのは、簡単なようで案外むずかしい。理由の一端はその宗教性にある。たとえば昨年1月のオバマ大統領就任式の報道では、テレビ中継の通訳…
- ロボットの問題 この問題は、他人の精神的現象の認識をめぐる問題でもなければ、その意味をめぐる問題でもない。あえていえば、その存在をめぐる問題であるといえよう。 想定されているのは、外見上人間そっくりのロボットである。外から見たところでは、…
- 宗教社会学は、どの分野の社会学でもそうであるように、科学であろうとしている。この点に関して、宗教社会学はいったい何を探求しようとしているのか、そして宗教社会学で探求可能なことがらの背後には何があるのか、ということを認識することが重要にな…
- 現代における国籍と市民権の重要性を否定することはできないが、われわれは次のようにも問うてみなければならない。国境を越えたひとびとのあいだの関係をどのように理解すればいいのだろうか、と。こうした人々のアイデンティティにはとりわけ民族や政治…
- 素朴な情念はすべて直接にわれわれの幸福をめざしているので、それに関係のある目標しかわれわれをかかわらせず、自己愛のみを原理としているので、本質的にまったく優しく穏やかなものなのです。しかし障害によって目標からそらされると素朴な情念は到達…
一つ目の記事挿入。
新しい記事挿入。
最新の記事を挿入。尚、見出し行、p+数字は自動挿入。脚注の入れ方。氏家*1 *1:神学者
以下、センタリング。 ★→「せんたー」で辞書登録。 中見出し 小見出し リスト 1 リスト 2 リスト 3 引用記法。 ここに書かれたものが引用文となる。 >>
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- 一つの宗教を信仰している者が、他の宗教に対して取る態度は、宗教の基本性格たる絶対性によって示されるであろう。宗教的絶対者は、対立の地平たる相対性を底へと超えることによって、対立を絶し、対立するもの同士をそこから包みささえるのである。 宗教…