医療・福祉

覚え書:「耕論『介護離職ゼロ』への道 和気美枝さん、西久保浩二さん」、『朝日新聞』2016年1月16日(土)付。

- 耕論「介護離職ゼロ」への道 和気美枝さん、西久保浩二さん 2016年1月16日 大切な人の介護が必要になる局面は、いつ、だれにでもありうる。そのために心ならずも仕事を休んだり、職場を去ったりする人がたえないのが現実だ。介護離職をなくすと政府は重点…

日記:「キリスト教の人ですか?」「創価学会の人ですか?」ただの普通の人です。

- 「福祉事務所まで行くお金がないのだったら、私がお金を貸してあげましょう」 気持ちをもう少し引き出すために具体的な提案をしてみました。電車賃は一六〇円です。 貰うのがいやなら貸してあげることにすれば気持ちの負担は少ないでしょう。この具体的な…

覚え書:「あの人に迫る:六車由実 介護民俗学者 人生の豊かさを聞き書きで知る」、『東京新聞』2015年03月22日(日)付。

- あの人に迫る 介護民俗学者 六車由実さん 人生の豊かさを聞き書きで知る[あなたに伝えたい]その人の人生を知ることで、絶対にケアの仕方が変わります。互いに互いを認め合えるようになります。 民俗学者であり、デイサービス「すまいるほーむ」(静岡県…

病院日記:「生活の時間が止まる」ということ

ほんと、思うのは、言葉を大切にしない人間は人間をも大切にしないのだなあ、と。

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 本物の『成長戦略』とは 赤穂浪士の考現学=宮武剛」、『毎日新聞』2014年12月10日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 本物の「成長戦略」とは 赤穂浪士の考現学 宮武剛 目白大大学院客員教授 唐突な解散の末、総選挙の投票日は14日に迫った。ちょうど赤穂浪士討ち入りの日に重なる(元禄15年)。単なる偶然だが、あの四十七士は、年齢や経…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 『全額社会保障に』のウソ=本田宏」、『毎日新聞』2014年11月26日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 「全額社会保障に」のウソ 公約無視の消費増税は許されない 本田宏 埼玉県済生会栗橋病院院長補佐 消費税が今年4月から3%引き上げられ8%になったが、経済政策「アベノミクス」は功を奏さず、契機は低迷している。ついに…

書評:石井光太『浮浪児1945− 戦争が生んだ子供たち』新潮社、2014年。

石井光太『浮浪児1945− 戦争が生んだ子供たち』新潮社、読了。起点の東京大空襲から平成までーー。先の戦争で家族を失い浮浪児となった子供たち。その実像を、記録資料やすでに高齢者となったかつての浮浪児百人以上の聞き取りから迫っていく力作 「終戦から…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 高齢者がん手術慎重に=本田宏」、『毎日新聞』2014年10月01日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 高齢者がん手術慎重に 既往歴や生活習慣で高まるリスク 本田宏 埼玉県済生会栗橋病院院長補佐 厚生労働省によると、2013年の日本人の平均寿命は、男性が80・21歳、女性が86・61歳となり、男性の平均寿命が初めて…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 年功序列が崩れない理由」、『毎日新聞』2014年09月24日(木)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 年功序列が崩れない理由 日本語の敬称と関係 山田昌弘 中央大教授 日本の職場では、新卒一括採用や年功序列慣行がなかなか崩れない。その結果、学生は新卒でできるだけ条件のよい企業に就職しようと、就職活動に時間を取られ…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 ようやく半歩踏み出した 子供の貧困対策大綱=湯浅誠」、『毎日新聞』2014年09月10日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 ようやく半歩踏み出した 子供の貧困対策大綱 湯浅誠 社会活動家 「すべての子供たちが夢と希望を持って成長していける社会の実現」−−いい言葉だ。 子供たちは日本の将来を担う一番の宝だから、子供の貧困対策は、貧困の連鎖を…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 介護、日常生活支え合う=宮武剛」、『毎日新聞』2014年08月20日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 介護、日常生活支え合う 地域包括ケアとは宮武剛 目白大大学院客員教授 市営の集合住宅群の一角で「ふれあい処ひとやすみ」は4年前に開設された。空き店舗を改造して1階の隅に「足湯」を設けた。温泉ではないが「温まる」「…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 分担推進が喫緊の課題=本田宏」、『毎日新聞』2014年08月06日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論分担推進が喫緊の課題 医師業務代行する職種検討本田宏武 埼玉県済生会栗橋病院院長補佐 米国で医療を受けた知人から、日本の病院にはいない医師の業務を補助する助手(フィジシャンアシスタント)が、とても丁寧な説明をして…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 『かかりつけ医』を一歩に」、『毎日新聞』2014年07月23日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 「かかりつけ医」を一歩に 「病院頼み」からの脱却目指し 宮武剛 目白大大学院客員教授 かつて開業医の往診カバンには「200票入っている」と言われた。往診で地域を歩き、生活相談にも応じた町医者への信頼が集票力につな…

覚え書:「(インタビュー)民俗学からみる介護 介護施設で「聞き書き」する職員・六車由実さん」、『朝日新聞』2014年07月24日(木)付。

- (インタビュー)民俗学からみる介護 介護施設で「聞き書き」する職員・六車由実さん 2014年7月24日(写真キャプション)「みんないつかは体が弱って介護が必要になる。自分もだ、と認識することが介護を考える第一歩です」=郭允撮影 気鋭の民俗学者が大…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 『ホンネ』使い間違えた? 釈然としない都議会ヤジ謝罪=湯浅誠」、『毎日新聞』2014年07月16日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 「ホンネ」使い間違えた? 釈然としない都議会ヤジ謝罪 湯浅誠 社会活動家 「個人の幸せは、それ自体が目的として尊重されるべきであり、別の目的の手段として位置づけられるべきではない」 これは正論だ。正論だから表立って…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 高齢者、特養入居困難に=本田宏」、『毎日新聞』2014年07月09日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 高齢者、特養入居困難に 「地域医療・介護確保法」が成立 本田宏 埼玉県済生会栗橋病院院長補佐 今年2月末、東京都内で講演を始めようとした直前、従妹が電話をかけてきた。「叔父さんの様子がおかしい。救急車を呼んでいい…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 急務は『集団的育児権』だ=宮武剛」、『毎日新聞』2014年06月25日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 急務は「集団的育児権」だ 公的年金制度を維持するには宮武剛 目白大大学院客員教授 100年先は「神のみぞ知る世界」だが、年金制度は、その未来の展望を義務付けられる。ただし、5年ごとに「財政検証」を繰り返しながら制…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 NPO弱体化の懸念=湯浅誠」、『毎日新聞』2014年06月18日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 NPO弱体化の懸念 法人減税で租税特別措置見直し湯浅誠 社会活動家 世は決算期だ。私の関わってる一般社団法人は年間で十数万円の黒字を出し、法人税を納めそうだ。メンバー全員がボランティアということもあり、わずかな利…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 不十分な審議時間 地域医療・介護確保法案=本田宏」、『毎日新聞』2014年06月11日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論不十分な審議時間 地域医療・介護確保法案本田宏 埼玉県済生会栗橋病院院長補佐 先進国最低レベルに抑制してきた社会保障関連の予算を充実させるため、国は「税と社会保障の一体改革」と称して消費増税を断行した。しかし、現…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 年金“多段階保険料”に」、『毎日新聞』2014年05月28日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 年金“多段階保険料”に 支払い能力に対応 滞納防止 宮武剛 目白大大学院客員教授 もう20年余り「年金をもらうな」キャンペーンを一人で続けている。正確には「年金を『もらう』と言うのはやめよう」運動である。保険料を納め…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 さらなる費用抑制狙う=本田宏」、『毎日新聞』2014年05月14日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 さらなる費用抑制狙う 審議中の医療・介護総合法案 本田宏 埼玉県済生会栗橋病院院長補佐 オバマ米大統領が来日中の4月24日、「輝け!いのち ヒューマンチェーン国会大包囲」が開催され、約5500人もの全国から集まった…

書評:稲葉剛『生活保護から考える』岩波新書、2014年。

稲葉剛『生活保護から考える』岩波新書、読了。生きるための最後の砦である生活保護制度が今、重大な岐路に直面している。本書は当事者の声を紹介するとともに、何が問題なのか問い直す一冊。豊富な事例から現象の側面があきらかにされるだけでなく、その背…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 守るべき『岩盤』あり=宮武剛」、『毎日新聞』2014年04月23日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 守るべき「岩盤」あり 規制緩和と皆保険体制 宮武剛 目白大大学院客員教授 「国民皆保険」は1961年度から始まり半世紀を迎えた。 日本人の大半は物心ついた頃から保険証を持つが、もし健康保険制度がなければどうなるのか…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 進取の精神と柔軟さを=湯浅誠」、『毎日新聞』2014年04月16日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 進取の精神と柔軟さを 人財開発の必須事項湯浅誠 社会活動家 4月から法政大学の教授に就任した。所属は現代福祉学部。 法政大は「自由と進歩」、現代福祉学部は「Well-Being(健康で幸せな暮らし)の実現」を理念に掲げる。…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 アメリカ家族の日本化?=山田昌弘」、『毎日新聞』2014年04月02日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 アメリカ家族の日本化? 山田昌弘 中央大教授日本社会でよくみられる現象が米国でも起きているーーという内容の本が最近、相次いで2冊翻訳され、話題になっている。 1冊は「親元暮らしという戦略」(キャサリン・S ・ニュー…

病院日記:ゆっくりと静かに時間が経過する精神科(閉鎖病棟)

twのまとめに少々手をいれたものですが、いちおう、「病院日記」として残しておきます。4/1付で、看護助手の業務、神経内科から精神科(閉鎖病棟)へ移動しました。その初日の印象です。OJT無しのいきなり独り勤務なので「お客さん」状態だとは思う…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 人は誰でも間違える=本田宏」、『毎日新聞』2014年03月12日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 人は誰でも間違える 目指すは安全なシステムか責任追及か 本田宏 埼玉県済生会栗橋病院院長補佐 2月12日、政府は医療や介護関係の制度改正を一括して実施する法案を閣議決定し、国会に提出した。持続可能な社会保障制度を…

書評:柳博雄『私もパーキンソン病患者です。』三五館、2013年。

柳博雄『私もパーキンソン病患者です。』三五館、2013年、読了。著者は新聞記者を定年後、病に倒れた。闘病生活は5年目を迎える。本書は自身の闘病の中で「高齢障害者医療や介護保険制度の行く末」(副題)を綴った一冊だ。矛盾と問題の指摘は実に精確であ…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 防災『その後』にも備えを 地域復興『包摂の論理』で=湯浅誠」、『毎日新聞』2014年02月26日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 防災「その後」にも備えを 地域復興「包摂の論理」で湯浅誠 社会活動家 東日本大震災からもうすぐ3年。地震の活動期に入ったと言われる日本列島全域で、防災意識が高まっている。 防災というと、私たちは「その時」にいかに…

覚え書:「くらしナビ 『介護民俗学』の取り組み」、『毎日新聞』2014年02月20日(木)付。

- くらしナビ 「介護民俗学」の取り組み(写真キャプション)「すまいるほーむ」のリビングで、メモを手にお年寄りの話を聞く六車さん(右から2人目)。家族だんらんのような雰囲気だった=静岡県沼津市で 静岡県沼津市のデイサービス「すまいるほーむ」の…