2015-02-25から1日間の記事一覧

覚え書:「耕論:歴史教育、豪州の教訓 ジョン・ハワードさん、ゲーリー・フォーリーさん」、『朝日新聞』2015年02月18日(水)付。

- 耕論:歴史教育、豪州の教訓 ジョン・ハワードさん、ゲーリー・フォーリーさん 2015年2月18日 国の歴史には光もあれば影もある。自国の歴史を若い世代にどう伝えるかは、どこの国にとっても重たい課題だ。先住民への残虐行為を巡って「歴史戦争」とも呼ば…

覚え書:「現代の建築家 [著]井上章一 [評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)」、『朝日新聞』2015年02月15日(日)付。

- 現代の建築家 [著]井上章一 [評者]隈研吾(建築家・東京大学教授) [掲載]2015年02月15日 [ジャンル]アート・ファッション・芸能 ■従来の建築史覆す、勇気ある論 「現代の建築家」が、1867年生まれの長野宇平治、伊東忠太から始まるのに驚いた。現代建…

覚え書:「詩についての小さなスケッチ [著]小池昌代 [評者]水無田気流(詩人・社会学者)」、『朝日新聞』2015年02月15日(日)付。

- 詩についての小さなスケッチ [著]小池昌代 [評者]水無田気流(詩人・社会学者) [掲載]2015年02月15日 [ジャンル]文芸 ■多彩な光線が照らす詩の現象学 詩は難しい、という。評者も幾度となく言われてきたが、本書は詩の懐深くに滑り込み、心音を聴き、その…

覚え書:「晩鐘 [著]佐藤愛子 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)」、『朝日新聞』2015年02月15日(日)付。

- 晩鐘 [著]佐藤愛子 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史) [掲載]2015年02月15日 [ジャンル]文芸 ■元夫にこだわる作家の心情とは 私事で恐縮だが、家内は同級生で同業者(中世史家・東大教授)。みな「本郷には過ぎたる女性」と評する。加えて新年度…

覚え書:「コトバはどこへ行くのか 井筒俊彦を『読みなおす』意義 寄稿・若松英輔」、『毎日新聞』2015年02月16日(月)付夕刊。

- コトバはどこへ行くのか 井筒俊彦を「読みなおす」意義 寄稿 若松英輔(批評家) 昨年は井筒俊彦の生誕百年、一昨年は没後二十年にあった。それらを機に全集の刊行が始まった。今、井筒俊彦を再評価する機運が高まっている。これまで井筒はイスラーム学の…