2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「ゲンの叫び、中東に届け カイロ大教授、アラビア語に翻訳」、『朝日新聞』2015年02月25日(水)付。

- ゲンの叫び、中東に届け カイロ大教授、アラビア語に翻訳2015年02月25日 原爆のむごさ、戦争の愚かさを伝える故・中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」第1巻のアラビア語版が最近、エジプトで出版された。カイロ大文学部日本文学科教授マーヒル・エルシリ…

覚え書:「今週の本棚:村上陽一郎・評 『医学的音楽療法−基礎と臨床』=日本音楽医療研究会・監修、呉東進・編著」、『毎日新聞』2015年02月22日(日)付。

- 今週の本棚:村上陽一郎・評 『医学的音楽療法−基礎と臨床』=日本音楽医療研究会・監修、呉東進・編著 毎日新聞 2015年02月22日 東京朝刊 (北大路書房・3456円) ◇患者利益優先した堅実な発展に期待 音楽、少なくともある種の音楽が、人間の心身にと…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『死を笑う うさぎとまさると生と死と』=中村うさぎ、佐藤優・著」、『毎日新聞』2015年02月22日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『死を笑う うさぎとまさると生と死と』=中村うさぎ、佐藤優・著 毎日新聞 2015年02月22日 東京朝刊 (毎日新聞社・1512円) 一昨年、原因不明の病で死の淵(ふち)をさまよい、現在も闘病中の作家・中村うさぎと、いわゆる「鈴木宗…

覚え書:「今週の本棚・本と人:『朝露通信』 著者・保坂和志さん」、『毎日新聞』2015年02月22日(日)付。

- 今週の本棚・本と人:『朝露通信』 著者・保坂和志さん 毎日新聞 2015年02月22日 東京朝刊 (中央公論新社・2160円) ◇記憶と響きあう現代批判−−保坂和志(ほさか・かずし)さん <たびたびあなたに話してきたことだが僕は鎌倉が好きだ>。こう書き起こ…

覚え書:「特集ワイド:見過ごせない!安倍首相のヤジ」。『毎日新聞』2015年02月26日(木)付夕刊。

- 特集ワイド:見過ごせない!安倍首相のヤジ毎日新聞 2015年02月26日 東京夕刊 (写真キャプション)衆院予算委で質問を聞く安倍首相。この日午前、安倍首相はヤジや答弁内容を訂正した=2015年2月23日、藤井太郎撮影 国民のリーダーたる首相が国会論…

覚え書:「インタビュー 核といのちを考える 「人道」の旗を掲げて ペーター・マウラーさん」、『朝日新聞』2015年02月20日(金)付。

- インタビュー 核といのちを考える 「人道」の旗を掲げて ペーター・マウラーさん 2015年02月20日(写真キャプション)「原爆投下から70年。この街の経験を伝えようとする人々に心を打たれました」=広島市、青山芳久撮影 「中立」「人道」を旗印に、過激…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『スクールセイバー 学園危機一髪!』=須藤靖貴・著」。『毎日新聞』2015年02月22日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『スクールセイバー 学園危機一髪!』=須藤靖貴・著 毎日新聞 2015年02月22日 東京朝刊 (小学館文庫・626円) 5編を収めた連作短編集。ある私立高校が舞台。教頭をはじめ、教員と用務員の計6人で構成するスクールセイバーは、学校…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『大津波のあとの生きものたち』=永幡嘉之・著」、『毎日新聞』2015年02月22日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『大津波のあとの生きものたち』=永幡嘉之・著 毎日新聞 2015年02月22日 東京朝刊 (少年写真新聞社・1512円) 東日本大震災直後の生態環境が破壊された時から、さまざまな生き物の生命が力強く回復していく姿を撮り続けた写真集。…

覚え書:「今週の本棚・この3冊:宮尾登美子=智内兄助・選」、『毎日新聞』2015年02月22日(日)付。

- 今週の本棚・この3冊:宮尾登美子=智内兄助・選 毎日新聞 2015年02月22日 東京朝刊 ◇智内兄助(ちない・きょうすけ)・選 <1>藏 上・下(宮尾登美子著/角川文庫/各679円) <2>花のきもの(宮尾登美子著/講談社文庫/504円) <3>クレオ…

日記:如何なる境遇に在りても、天に事へ人に仕へる機会は潤澤に恵まれている」

誕生日でしたので多くの方からお祝いを頂戴しました。ありがとうございます。みなさま、各個の返礼が遅くなりましてもうしわけございません。そんなに長く生きていても、あんまり意味のないイキモノであることを承知ですが、バースデイメッセージありがとう…

覚え書:「耕論:歴史教育、豪州の教訓 ジョン・ハワードさん、ゲーリー・フォーリーさん」、『朝日新聞』2015年02月18日(水)付。

- 耕論:歴史教育、豪州の教訓 ジョン・ハワードさん、ゲーリー・フォーリーさん 2015年2月18日 国の歴史には光もあれば影もある。自国の歴史を若い世代にどう伝えるかは、どこの国にとっても重たい課題だ。先住民への残虐行為を巡って「歴史戦争」とも呼ば…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか!』=毛丹青、蘇静、馬仕睿ほか著」、『毎日新聞』2015年02月22日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか!』=毛丹青、蘇静、馬仕睿ほか著 毎日新聞 2015年02月22日 東京朝刊 (潮出版社・1620円) 対立する国同士を和解に導くには、互いの文化を深く理解することが一番だと、本書を読み改めて痛感…

覚え書:「今週の本棚:池澤夏樹・評 『フィルムノワール/黒色影片』=矢作俊彦・著」、『毎日新聞』2015年02月22日(日)付。

- 今週の本棚:池澤夏樹・評 『フィルムノワール/黒色影片』=矢作俊彦・著 毎日新聞 2015年02月22日 東京朝刊 (新潮社・2484円) ◇銀幕の夢踊る 忙しいなら「手を出すな」 この何十年かちゃんと映画館に通って映画を見てきた者がこの小説の罠(わな)…

覚え書:「今週の本棚:荒川洋治・評 『鶴見俊輔全詩集』=鶴見俊輔・著」、『毎日新聞』2015年02月22日(日)付。

- 今週の本棚:荒川洋治・評 『鶴見俊輔全詩集』=鶴見俊輔・著 毎日新聞 2015年02月22日 東京朝刊 (編集グループSURE・3672円) ◇思考から生まれる世界 哲学者、鶴見俊輔(一九二二年生まれ)のすべての詩、五一編を収める。八〇歳のときの第一詩集…

日記:三谷太一郎「吉野作造記念館開館20周年によせて」

吉野作造記念館様から『吉野作造記念館20年のあゆみ』(大崎市教育委員会)を頂戴しました。ありがとうございます。「吉野作造記念館開館20周年によせて」を三谷太一郎先生が寄せています。短い文章ですが吉野作造の吉野作造である所以をズバリ言及され…

覚え書:「耕論:歴史教育、豪州の教訓 ジョン・ハワードさん、ゲーリー・フォーリーさん」、『朝日新聞』2015年02月18日(水)付。

- 耕論:歴史教育、豪州の教訓 ジョン・ハワードさん、ゲーリー・フォーリーさん 2015年2月18日 国の歴史には光もあれば影もある。自国の歴史を若い世代にどう伝えるかは、どこの国にとっても重たい課題だ。先住民への残虐行為を巡って「歴史戦争」とも呼ば…

覚え書:「現代の建築家 [著]井上章一 [評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)」、『朝日新聞』2015年02月15日(日)付。

- 現代の建築家 [著]井上章一 [評者]隈研吾(建築家・東京大学教授) [掲載]2015年02月15日 [ジャンル]アート・ファッション・芸能 ■従来の建築史覆す、勇気ある論 「現代の建築家」が、1867年生まれの長野宇平治、伊東忠太から始まるのに驚いた。現代建…

覚え書:「詩についての小さなスケッチ [著]小池昌代 [評者]水無田気流(詩人・社会学者)」、『朝日新聞』2015年02月15日(日)付。

- 詩についての小さなスケッチ [著]小池昌代 [評者]水無田気流(詩人・社会学者) [掲載]2015年02月15日 [ジャンル]文芸 ■多彩な光線が照らす詩の現象学 詩は難しい、という。評者も幾度となく言われてきたが、本書は詩の懐深くに滑り込み、心音を聴き、その…

覚え書:「晩鐘 [著]佐藤愛子 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)」、『朝日新聞』2015年02月15日(日)付。

- 晩鐘 [著]佐藤愛子 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史) [掲載]2015年02月15日 [ジャンル]文芸 ■元夫にこだわる作家の心情とは 私事で恐縮だが、家内は同級生で同業者(中世史家・東大教授)。みな「本郷には過ぎたる女性」と評する。加えて新年度…

覚え書:「コトバはどこへ行くのか 井筒俊彦を『読みなおす』意義 寄稿・若松英輔」、『毎日新聞』2015年02月16日(月)付夕刊。

- コトバはどこへ行くのか 井筒俊彦を「読みなおす」意義 寄稿 若松英輔(批評家) 昨年は井筒俊彦の生誕百年、一昨年は没後二十年にあった。それらを機に全集の刊行が始まった。今、井筒俊彦を再評価する機運が高まっている。これまで井筒はイスラーム学の…

覚え書:「耕論:体育で何を鍛えるか 内田良さん、坂上康博さん」、『朝日新聞』2015年02月17日(火)付。

- 耕論:体育で何を鍛えるか 内田良さん、坂上康博さん 2015年02月17日 寒風の中、ジョギングする人。自分の意志で自分の体を鍛える人たちだ。で、ふと思う。学校で長距離走をさんざんやらされたが、足の運び、腕の振り方を、ちゃんと教わったかなあ。授業と…

覚え書:「租税抵抗の財政学―信頼と合意に基づく社会へ [著]佐藤滋、古市将人 [評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)」、『朝日新聞』2015年02月15日(日)付。

- 租税抵抗の財政学―信頼と合意に基づく社会へ [著]佐藤滋、古市将人 [評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家) [掲載]2015年02月15日■格差と再分配、真正面から議論 若き財政学者2人による、意欲的な一冊。ピケティブームで日本でも格差論が再燃する…

覚え書:「経済と人間の旅 [著]宇沢弘文 [評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2015年02月15日付(日)付。

- 経済と人間の旅 [著]宇沢弘文 [評者]水野和夫(日本大学教授・経済学) [掲載]2015年02月15日■効率より人を重んじた思想家 宇沢弘文は経済学者の枠には収まらない。思想家と呼んだほうがふさわしい。ある時宇沢は「本来は人間の幸せに貢献するはずの経済学…

覚え書:「熱風の日本史 [著]井上亮 [評者]赤坂真理(作家)」、『朝日新聞』2015年02月15日(日)付。

- 熱風の日本史 [著]井上亮 [評者]赤坂真理(作家) [掲載]2015年02月15日■「私たち」動かす「空気」を探る このごろとみに思うのは、現在の問題を知るには、戦後だけでなく、少なくとも、開国から明治政府の成立期にまでは遡(さかのぼ)らないといけない、…

日記:学問として全く根拠のない疑似科学の如き「人種(主義)」で人間を区分することの錯誤がちっとも認識できていないのが曽野綾子さん

外電を駆けめぐった『産経新聞』連載の曽野綾子大先生のアパルトヘイト容認のコラム問題、ようやく『毎日新聞』が「まとめ」報道しました。曽野綾子さんは、『毎日新聞』に弁明のコメントを寄せておりますが、基本的に「区別」は「差別」ではないという認識…

覚え書:「そこが聞きたい:言論・表現の自由の今 浅田次郎氏」、『毎日新聞』2015年02月18日(水)付。

- そこが聞きたい:言論・表現の自由の今 浅田次郎氏 毎日新聞 2015年02月18日 東京朝刊 ◇文化国家「逆行」を憂慮 日本ペンクラブ会長・浅田次郎氏 フランス、デンマークでのテロや特定秘密保護法施行などを受け、言論・表現をめぐる論議が活発になっている。…

覚え書:「辺境のフォークロア―ポスト・コロニアル時代の自然の思考 [著]金子遊」、『朝日新聞』2015年02月15日(日)付。

- 辺境のフォークロア―ポスト・コロニアル時代の自然の思考 [著]金子遊 [掲載]2015年02月15日 [ジャンル]人文 本書がとらえる「異なる言語や文化が接触する辺境」とは戦前の日本の委任統治領などを指す。その範囲はサハリン島からアイヌの北海道、家の神オ…

覚え書:「批評メディア論―戦前期日本の論壇と文壇 [著]大澤聡 [評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)」、『朝日新聞』2015年02月15日(日)付。

- 批評メディア論―戦前期日本の論壇と文壇 [著]大澤聡 [評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授) [掲載]2015年02月15日 [ジャンル]政治 社会 著者:大澤聡 出版社:岩波書店 価格:¥ 2,376Amazon.co.jp楽天ブックス紀伊國屋書店ウェブストアTSUTAYA online…

覚え書:「書評:坂本龍一×東京新聞 脱原発とメディアを考える 東京新聞編集局 編」、『東京新聞』2015年02月15日(日)付。

- 坂本龍一×東京新聞 脱原発とメディアを考える 東京新聞編集局 編 2015年2月15日 ◆表現の苦闘なければ [評者]鎌田慧=ルポライター 「何を、どう伝えるのか」。報道のアルファにしてオメガである。原発問題で果敢な報道を続けている東京新聞が、環境問題…

覚え書:「インタビュー:分断される世界 仏人類学・歴史学者のエマニュエル・トッドさん」、『朝日新聞』2015年02月19日(木)付。

- インタビュー:分断される世界 仏人類学・歴史学者のエマニュエル・トッドさん 2015年2月19日(写真キャプション)「そのうち心の難民として日本にお世話になるかもしれないよ」=パリの自宅で、イザベル・コントレーラス撮影 パリやコペンハーゲンの連続…