2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「特集ワイド:新安保法制、元防衛官僚が指摘 「戦死者必ず出る」」、『毎日新聞』2015年03月25日(水)付夕刊。

- 特集ワイド:新安保法制、元防衛官僚が指摘 「戦死者必ず出る」 毎日新聞 2015年03月25日 東京夕刊(写真キャプション)防衛大学校卒業式で訓示する安倍晋三首相。識者らは「隊員の犠牲は避けられない」と見るが……安倍首相の胸中いかに=神奈川県横須賀市で…

覚え書:「日本まんが〈壱〜参〉 [編著]荒俣宏 [評者]水無田気流(詩人・社会学者)」、『朝日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 日本まんが〈壱〜参〉 [編著]荒俣宏 [評者]水無田気流(詩人・社会学者) [掲載]2015年03月22日 [ジャンル]政治 社会 ■生きた歴史語る、巨人たちの肉声 一大表現ジャンルとなった「日本まんが」。だが、誕生から変遷に至る道筋は平坦(へいたん)ではなく…

覚え書:「猪変 [編]中国新聞取材班 [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)」、『朝日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 猪変 [編]中国新聞取材班 [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター) [掲載]2015年03月22日 [ジャンル]文芸■海を渡る厄介者、苦闘今なお 昨年秋ごろ。瀬戸内海を泳ぐ猪(いのしし)の映像が全国ニュースで流れた。コミカルな音楽付きで、女性アナウンサ…

覚え書:「島と人類 [著]足立陽 [評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)」、『朝日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 島と人類 [著]足立陽 [評者]いとうせいこう(作家・クリエーター) [掲載]2015年03月22日 [ジャンル]文芸 ■語りがいざなう「丸裸」の面白さ 冒頭からしばらく続く語りが小説の面白さのメディア的核心を突いていて、小魚が罠(わな)の奥へ動いて行ってしま…

日記:2015年、東京の桜

近所の桜が満開に近づき始めましたので、記録として。

覚え書:「耕論:DNAと親子 神里彩子さん、水野紀子さん、瀬名秀明さん」、『朝日新聞』2015年03月25日(水)付。

- 耕論:DNAと親子 神里彩子さん、水野紀子さん、瀬名秀明さん 2015年03月25日 一人ひとりを形作る遺伝情報が詰まったDNA。それを受け継ぐから親子なのか。育てることで親になるのか。DNAにかかわる技術の進歩が加速する中、親子関係を考え直してみ…

覚え書:「ニッポンの裁判 [著]瀬木比呂志」、『朝日新聞』2015年03月22日(日)付。

- ニッポンの裁判 [著]瀬木比呂志 [掲載]2015年03月22日 [ジャンル]政治 社会 帯に「明日はあなたも殺人犯!!」とある。まさかと思いつつ、本書で紹介される恵庭OL殺人事件の再審請求棄却決定(札幌地裁)の認定を読むと、著者ならずとも「可能性に可能…

覚え書:「老北京の胡同―開発と喪失、ささやかな抵抗の記録 [著]多田麻美 [写真]張全 [評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)」、『朝日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 老北京の胡同―開発と喪失、ささやかな抵抗の記録 [著]多田麻美 [写真]張全 [評者]隈研吾(建築家・東京大学教授) [掲載]2015年03月22日 [ジャンル]歴史 社会■路地は相互扶助・情報交換の装置 中国の路地のことを胡同(フートン)という。暗いグレーのレ…

覚え書:「ヒトラーと哲学者―哲学はナチズムとどう関わったか [著]イヴォンヌ・シェラット [評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)」、『朝日新聞』2015年03月22日(日)付。

- ヒトラーと哲学者―哲学はナチズムとどう関わったか [著]イヴォンヌ・シェラット [評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家) [掲載]2015年03月22日 [ジャンル]人文 ■言葉生み出す行動にも責任を 冒頭に哲学はドイツの文化の象徴であり哲学者は名士で…

覚え書:「特集ワイド:続報真相 戦意発揚スローガン『八紘一宇』国会発言 問題視されない怖さ」、『毎日新聞』2015年03月27日(金)付夕刊。

- 特集ワイド:続報真相 戦意発揚スローガン「八紘一宇」国会発言 問題視されない怖さ 毎日新聞 2015年03月27日 東京夕刊 16日の参院予算委員会で、自民党の三原じゅん子議員が戦争遂行のスローガンに使われた言葉「八紘一宇(はっこういちう)」を肯定的に…

覚え書:「インタビュー:食と国家 京都大学人文科学研究所准教授・藤原辰史さん」、『朝日新聞』2015年03月24日(火)付。

- インタビュー:食と国家 京都大学人文科学研究所准教授・藤原辰史さん 2015年03月24日(写真キャプション)「納豆、漬けもの、なれずし……。食の文化圏は容易に国境を越えます」=京都市、伊藤菜々子撮影 国益がぶつかりあう通商交渉で、日本は農業が弱みと…

覚え書:「「日本人と英語」の社会学—なぜ英語教育論は誤解だらけなのか [著]寺沢拓敬 [評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)」、『朝日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 「日本人と英語」の社会学—なぜ英語教育論は誤解だらけなのか [著]寺沢拓敬 [評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学) [掲載]2015年03月22日 [ジャンル]政治 社会 ■根拠のない言説をただす グローバル化の進展によって英語の必要性はますます高まっている−−…

覚え書:「蒙古襲来 [著]服部英雄 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)」、『朝日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 蒙古襲来 [著]服部英雄 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史) [掲載]2015年03月22日 [ジャンル]歴史 ■「神風」が吹いたのは真実か 私の師、中世史家・石井進がもっとも愛した弟子がこの本の著者・服部英雄である。地域に密着しての綿密な取材には定…

覚え書:「すべては1979年から始まった—21世紀を方向づけた反逆者たち [著]クリスチャン・カリル [評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2015年03月22日(日)付。

- すべては1979年から始まった—21世紀を方向づけた反逆者たち [著]クリスチャン・カリル [評者]水野和夫(日本大学教授・経済学) [掲載]2015年03月22日 [ジャンル]政治 社会 ■「革命」「進歩」の近代に幕引き 本書によれば、21世紀は1979年から…

拙文:「読書 大賀祐樹『希望の思想 プラグマティズム入門』筑摩選書 連帯と共生への可能性を開く」、『聖教新聞』2015年03月28日(土)付。

- 読書 希望の思想 プラグマティズム入門 大賀祐樹 著連帯と共生への可能性を開く 現代思想の諸潮流の中でプラグマティズムほど不当な扱いを受けたものはない。実用主義の訳語は早計すぎて“浅い”という印象をあたえる。著者はパース、ジェイムズ、デューイと…

覚え書:「フリーメーソン:実態は 世界に会員600万人『世界を操る秘密結社』? 政治と距離置く『社交クラブ』、入会儀式は秘密」、『毎日新聞』2015年03月21日(土)付。

- フリーメーソン:実態は 世界に会員600万人「世界を操る秘密結社」? 政治と距離置く「社交クラブ」、入会儀式は秘密 毎日新聞 2015年03月21日 東京朝刊(写真キャプション)世界的な友愛団体フリーメーソンのドイツの支部幹部シュトラスナー氏。「陰謀…

覚え書:「書評:指の骨 高橋 弘希 著」、『東京新聞』2015年03月22日(日)付。

- 指の骨 高橋 弘希 著 2015年3月22日 ◆病と死の恐怖を凝視 【評者】池上冬樹=文芸評論家 避暑地小説ならぬ避戦地小説である。あるいは戦中のサナトリウム小説か。太平洋戦争末期の南方の戦線で負傷した若き兵士の「私」の視点から、野戦病院での兵士たちの…

覚え書:「書評:ドクター・ハック 中田 整一 著」、『東京新聞』2015年03月22日(日)付。

- ドクター・ハック 中田 整一 著 2015年3月22日 ◆和平を画策 希代の諜報員 【評者】西木正明=作家 ドイツ人のドクター・ハックことフリードリヒ・ハックは、近現代史に興味をお持ちの方々にとっては、ある意味著名な存在と言えるだろう。いまや伝説的存在…

覚え書:「書評:オートメーション・バカ ニコラス・G・カー著」、『東京新聞』2015年03月22日(日)付。

- オートメーション・バカ ニコラス・G・カー著 2015年3月22日 ◆機械に囚われ暮らす末路 【評者】吉田司=ノンフィクション作家 コンピュータ先端技術が社会や暮らしのインフラまで支配するオートメーションの世界では、どんな奇天烈(きてれつ)が横行する…

覚え書:「松尾貴史のちょっと違和感 『八紘一宇』持ち上げる与党銀 言葉のチョイスは生命線では」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付日曜版(日曜くらぶ)。

- 松尾貴史のちょっと違和感 「八紘一宇」持ち上げる与党議員 言葉のチョイスは生命線では 元女優の与党議員が、予算委員会で質問をしている様をぼんやりと見ていた。先日、新幹線からホームに降り立つ彼女と出くわしたばかりだった。その時にも感じたのだが…

覚え書:「メディア時評:批判封じる「魔法の言葉」注視せよ=批評家・濱野智史」、『毎日新聞』2015年03月21日(土)付。

- メディア時評:批判封じる「魔法の言葉」注視せよ=批評家・濱野智史 毎日新聞 2015年03月21日 東京朝刊 今回取り上げるのは、「見過ごせない! 安倍首相のヤジ」との見出しが載った毎日2月26日夕刊である。周知のとおり、先月19日の国会論戦中に安倍…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『心をとめて 森を歩く』=小西貴士、河邉貴子・著」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『心をとめて 森を歩く』=小西貴士、河邉貴子・著 毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊 (聖公会出版・1944円) 虫食いの四つ葉のクローバー。ヤンマとオニグモの闘い、1枚だけ先に赤く染まった葉っぱ、ノハラアザミの種の坊や、息を…

覚え書:「今週の本棚・本と人:『透明カメレオン』 著者・道尾秀介さん」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 今週の本棚・本と人:『透明カメレオン』 著者・道尾秀介さん 毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊 (角川書店・1836円) ◇弱さそのものに価値がある 道尾秀介(みちお・しゅうすけ)さん 道尾さんは、変わった。 『背の眼(め)』でホラーサスペンス大賞…

覚え書:「今週の本棚:井波律子・評 『大和屋物語−大阪ミナミの花街民俗史』=神崎宣武・著」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 今週の本棚:井波律子・評 『大和屋物語−大阪ミナミの花街民俗史』=神崎宣武・著 毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊 (岩波書店・2592円) ◇固有文化のありかた、鮮やかに 東京や京都の花街(かがい)に比べ、大阪の花街は語られることが少ないと思わ…

日記:現実に定義があるにもかかわらず、「定義されていない」と言葉を弄して、定義自体を変えていく。これが安倍政権のやり方。

安倍首相の「我が軍」発言は、列記とした憲法違反。実質の「軍」であることは否定しない(……但し渡洋交戦可能ではない)けれども、管官房長官がいうように「定義されていない」というレベルの問題ではない。憲法には閣僚の憲法遵守規定が存在するにもかかわ…

覚え書:「耕論:これからの安全保障 川上高司さん、柳沢協二さん」、『朝日新聞』2015年03月21日(土)付。

- 耕論:これからの安全保障 川上高司さん、柳沢協二さん 2015年03月21日 日本の防衛と自衛隊の将来を左右する安全保障法制の基本方針について、自民、公明両党が正式に合意した。憲法の制約を受けてきた自衛隊の役割は大きく変わる。法整備の意味、これから…

覚え書:「今週の本棚:加藤陽子・評 『本当の戦争の話をしよう−世界の「対立」を仕切る』=伊勢崎賢治・著」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 今週の本棚:加藤陽子・評 『本当の戦争の話をしよう−世界の「対立」を仕切る』=伊勢崎賢治・著 毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊 (朝日出版社・1836円) ◇若者と国家双方にいかに生きるか指南 この本についてはカバーの描写から入りたい。まっさら…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『京都で働く アウェイな場所での挑戦』=アリカ編」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『京都で働く アウェイな場所での挑戦』=アリカ編 毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊 (新潮社・1512円) 名だたる神社や仏閣に、しっとりした木造民家の街並み。京都を訪れた人なら、誰もが「この街に住みたい」と思ったことがある…

覚え書:「今週の本棚・情報:『世界ネコ歩き』の写真展」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 今週の本棚・情報:『世界ネコ歩き』の写真展 毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊 動物写真家の岩合光昭さんが世界各地でネコを撮影した写真集『岩合光昭の世界ネコ歩き』(クレヴィス・1728円)が今月、発売される。岩合さんが2012年から出演するN…

覚え書:「ローマ法王:原発は『バベルの塔』懸念 文明のひずみ指摘」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付。

- ローマ法王:原発は「バベルの塔」懸念 文明のひずみ指摘 毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊 【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王は20日、バチカン(ローマ法王庁)を公式訪問した日本の司教団と会見。東日本大震災の福島第1原発事故に関連し、…