2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧
- ひと:ヨハン・ガルトゥングさん=「平和の傘」を訴える平和学のパイオニア 毎日新聞 2015年08月28日 東京朝刊 ◇ヨハン・ガルトゥング(Johan Galtung)さん(84) 貧困や差別を「構造的暴力」ととらえ、その著書で、構造的暴力のない状態を…
- 10歳の少女が見た戦争『トンネルの森 1945』 作家 角野 栄子さん(80) 2015年8月16日 終戦の年、十歳だった。強く記憶に残っている当時の体験をベースに、自分の分身のような少女・イコが登場する物語を書いた。「移住して暮らしたブラジルのこと…
- ヴァイマル憲法とヒトラー 池田 浩士 著 2015年8月16日 ◆違憲の立法を許した国民 [評者]古関彰一=獨協大名誉教授 歴史を決定づける根底には「国民」がいる。「ヴァイマル憲法」と言えば、二十世紀が生んだ民主主義憲法を連想し、「ヒトラー」と言えば、…
- 今週の本棚:江國香織・評 『恋と夏』=ウィリアム・トレヴァー著 毎日新聞 2015年08月16日 東京朝刊 (国書刊行会・2376円) ◇ひたすらなされる細部の描写 ミセス・コナルティーのお葬式から始まるこの小説の冒頭は映画みたいだ。誰が誰なのか説明さ…
#30日決戦 #本当に止める行ってきたわ。10年後ぐらいに、子どもから「お父さん、あのとき何やっとんたんや」とか言われとうないしな。当日のツイートのまとめですいません。 高校生100人が「民衆の歌」を合唱する。その周囲には学生を含むありとあらゆる市…
- みんなの広場:「何かしなければ」とデモに=会社員・63 毎日新聞 2015年08月23日 東京朝刊 (大阪市淀川区) 先日、妻と2人で若者たちが主催する安保法案反対集会に初めて参加しました。幅広い年代の人たちが大勢集まり、車イスで参加される方も。親子…
- 今週の本棚:張競・評 『日々の光』=ジェイ・ルービン著 毎日新聞 2015年08月16日 東京朝刊 (新潮社・3132円) ◇記憶の川を遡行し、憎悪の悲劇描く 三十年かけて書き上げた作品である。否、読者の手に届くまでには、三十年の歳月を要した。 物語は一…
- 今週の本棚・新刊:『沖縄ソリューション 「普天間」を終わらせるために』=橋本晃和、マイク・モチヅキ著 毎日新聞 2015年08月16日 東京朝刊 (桜美林学園出版部・1620円) 「ここまで議論が長引くとは思いもよらなかった」−−。19年前に米軍普天間…
- 今週の本棚・新刊:『水曜日の凱歌』=乃南アサ著 毎日新聞 2015年08月16日 東京朝刊 ◇『水曜日の凱歌(がいか)』 (新潮社・1944円) RAA(特殊慰安施設協会)−−。戦争に負けた日本は、進駐軍の米兵相手に性の「防波堤」として女性を差し出した。…
- 安保法案は「違憲」大学教員200人超 「血」より「知」生み出そう(写真キャプション)安保法案廃案を目指して、気勢を上げる大学教員ら=26日、東京・平河町で 安全保障関連法案に反対する全国の大学教員ら二百数十名が二十六日、東京都千代田区で記…
- ウォッチ安保国会:法律家ら300人「違憲」 2015年08月27日(写真キャプション)違憲、廃案と書かれたカードを掲げる出席者たち=26日午後、東京都千代田区霞が関1丁目、角野貴之撮影 参院特別委で審議中の安全保障関連法案を巡って、元最高裁判事や…
- 今週の本棚:松原隆一郎・評 『資本主義という病』=奥村宏・著 毎日新聞 2015年08月16日 東京朝刊 (東洋経済新報社・1620円) ◇不祥事の責任取らぬ「会社本位主義」 鹿児島県の川内(せんだい)原発一号機が再稼働したという報とともに本書を読み、…
- 今週の本棚・新刊:『十二月八日と八月十五日』=半藤一利・編著 毎日新聞 2015年08月16日 東京朝刊 (文春文庫・583円) 公開中の映画「日本のいちばん長い日」の原作者でも知られる著者の近著。1941年12月8日の開戦と、45年8月15日の終戦…
- 今週の本棚:養老孟司・評 『エゴ・トンネル−心の科学と「わたし」という謎』=トーマス・メッツィンガー著 毎日新聞 2015年08月16日 東京朝刊 (岩波書店・4104円) ◇自己など存在しない、あるのは壁だけ 自己とはなにか。現に世間で忙しく働いている…
ツイートのまとめで恐縮ですが、8月26日(水)の「100大学有志共同行動」、(1)「100大学有志合同記者会見」(全国から87大学253人のみなさんが参加)、(2)その後の参議院議員への署名提出、(3)「日弁連との共同記者会見」、(4)日比谷野外音楽…
- 声 日比谷 日弁連集会・デモ 元最高裁判事ら安保法案批判 「違憲、国民の声無視」(写真キャプション)安保関連法案に反対し違憲と廃案のプラカードを掲げる(前列左から)元内閣法制局長官の宮粼礼壹さん、大森政輔さん、元最高裁判事の濱田邦夫さんら法…
- 今週の本棚:渡辺保・評 『私の日韓歴史認識』/『鴎外と漱石のあいだで…』 毎日新聞 2015年08月16日 東京朝刊 ◇『私の日韓歴史認識』=中村稔著 (青土社・2376円) ◇『鴎外と漱石のあいだで−日本語の文学が生まれる場所』=黒川創著 (河出書房新社…
- 今週の本棚・本と人:『ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来』 著者・広井良典さん 毎日新聞 2015年08月16日 東京朝刊 (岩波新書・886円) ◇多元的な視野で描く将来像 広井良典(ひろい・よしのり)さん 『定常型社会』『コミュニティを問いなおす…
- 今週の本棚・新刊:『武士の娘 日米の架け橋となった鉞子とフローレンス』=内田義雄・著 毎日新聞 2015年08月16日 東京朝刊 (講談社+α文庫・907円) 米国で1925年、英語で書き下ろした自伝的小説『武士の娘』がベストセラーとなった杉本鉞子(え…
- インタビュー:「積極的平和」の真意 ノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥングさん 2015年08月26日(写真キャプション)「タリバーンともアルカイダとも対話をしました。ISとはスカイプを通じて」=21日、池永牧子撮影 「積極的平和主義」を旗印に…
- ウォッチ安保国会:悩む学会員、勉強会 100人参加、法案反対の学者招き 2015年8月23日(写真キャプション)木村草太氏の話を聴く参加者=22日、大阪市北区 参院で審議中の安全保障関連法案を巡り、公明党の支持母体・創価学会の学会員有志が22日、…
- ミニチュア作家 [著]ジェシー・バートン [掲載]2015年08月09日 [ジャンル]文芸 舞台は17世紀のオランダ。18歳の少女・ネラが母親の決めた商人と結婚するためにアムステルダムに到着するところから物語は始まる。意地の悪い年上の義妹、愛情のない夫…
- 〈サーカス学〉誕生−曲芸・クラウン・動物芸の文化誌 [著]大島幹雄 [評者]宮沢章夫(劇作家・演出家) [掲載]2015年08月09日 [ジャンル]アート・ファッション・芸能 社会 ■特別な技芸の進化を多面的に 本書によれば、昭和八年に「ハーゲンベック・サーカス…
- 下流老人−一億総老後崩壊の衝撃 [著]藤田孝典 [評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家) [掲載]2015年08月09日 [ジャンル]社会 ■「若者VS.老人」の構図ではなく インパクトのあるタイトルだ。下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者および…
ツイートの羅列で申し訳ございませんが、昨日の様子の記録として。 後日、改めて大事なポイントに関しては言及しておこうと思います。「安全保障関連法案に反対する学者の会」「100大学有志共同行動」。記者会見、国会議員要請、日弁連との共同記者会見と…
- 特集ワイド:会いたい・戦後70年の夏に/9 平和なくして平等なし 元参院議員・市川房枝さん 毎日新聞 2015年08月20日 東京夕刊 ◇女性が政治を変える 元参院議員・市川房枝さん(1981年死去、享年87) 安全保障関連法案が衆院本会議で可決された7…
- 武器ビジネス−マネーと戦争の「最前線」(上・下) [著]アンドルー・ファインスタイン [評者]吉岡桂子(本社編集委員) [掲載]2015年08月09日 [ジャンル]社会 ■秘密主義の闇、かき分ける執念 執念に満ちた力作である。 原題は『THE SHADOW WOR…
- 戦場カメラマン−沢田教一の眼 [撮影]沢田教一 [編集]斉藤光政 [協力]沢田サタ [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史) [掲載]2015年08月09日 [ジャンル]人文 社会 ■「戦争とは」「生とは」を凝視 私は「写真を見る」作法を知らない。だが、ずぶの…
- 「聖戦」の残像−知とメディアの歴史社会学 [著]福間良明 [評者]武田徹(評論家・恵泉女学園大教授) [掲載]2015年08月09日 [ジャンル]歴史 社会 ■迫力映像が変える戦争の「リアル」 スティーブン・スピルバーグの映画『ジュラシック・パーク』を観(み)た…
- 安保法案:90大学で反対 教職員、学生ら有志が表明 毎日新聞 2015年08月23日 参院で審議中の安全保障関連法案を巡り、各地の大学で教職員や学生たちが反対したり廃案を求めたりする動きが加速している。多分野の研究者でつくる「安全保障関連法案に反対…