2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「時事小言:テロと移民排斥 多元主義崩壊の危機 藤原帰一」、『朝日新聞』2016年06月15日(水)付夕刊。

- 時事小言:テロと移民排斥 多元主義崩壊の危機 藤原帰一 2016年6月15日夕刊 米フロリダ州オーランドで大規模な銃乱射事件が発生した。容疑者のオマル・マティーンはアフガニスタン系のアメリカ人であり、過激派組織「イスラム国」(IS)を支持してきたと…

覚え書:「ひもとく 電力自由化 公平で透明なルール作りを [文]安田陽(関西大学准教授=電力工学)」、『朝日新聞』2016年04月03日(日)付。

- ひもとく 電力自由化 公平で透明なルール作りを [文]安田陽(関西大学准教授=電力工学) [掲載]2016年04月03日 「おトクな電気」を勧める企業の担当者=3月25日 今月、電力小売り全面自由化がスタートした。消費者に直接関係のある小売り部門の自由化…

覚え書:「ひもとく 永六輔その世界 自由な言葉−−読む、聴く、考える [文]矢崎泰久」、『朝日新聞』2016年09月11日(日)付。

- ひもとく 永六輔その世界 自由な言葉−−読む、聴く、考える [文]矢崎泰久 [掲載]2016年09月11日 旅をして人と会い、よく書き、よくしゃべった=1986年撮影 短文作家という名称があるかどうか知らないが、永六輔を作家としてくくるとすれば、彼の全著作…

覚え書:「著者に会いたい レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密―天才の挫折と輝き コスタンティーノ・ドラッツィオさん [文]守真弓」、『朝日新聞』2016年09月11日(日)付。

- 著者に会いたい レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密―天才の挫折と輝き コスタンティーノ・ドラッツィオさん [文]守真弓 [掲載]2016年09月11日 「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密」の著者、コンスタンティーノ・ドラッツィオさん=山本和生撮影 ■人間くささ、…

覚え書:「考論 長谷部×杉田:参院選を前に、見つめ直す」、『朝日新聞』2016年06月18日(土)付。

- 考論 長谷部×杉田:参院選を前に、見つめ直す 2016年6月18日改憲3分の2ラインとは/有権者が「重視する政策」は 消費増税の再延期をめぐり、参院選で「新しい判断の信を問う」とした安倍晋三首相。長谷部恭男・早稲田大教授(憲法)と杉田敦・法政大教授…

覚え書:「日本会議研究:家族編:中 子の権利拡大、認めず」、『朝日新聞』2016年06月18日(土)付。

- 日本会議研究:家族編:中 子の権利拡大、認めず 2016年6月18日 「自分で稼いで食べているわけでもない子供に下手に『権利』なんて覚えさせちゃ駄目よ! ろくな大人にならないわ」 日本会議政策委員の百地章・日本大学教授が監修した冊子「女子の集まる憲…

覚え書:「悩んで読むか、読んで悩むか 新世界で経験いかせたら天職に 山本一力さん [文]山本一力」、『朝日新聞』2016年09月11日(日)付。

- 悩んで読むか、読んで悩むか 新世界で経験いかせたら天職に 山本一力さん [文]山本一力 [掲載]2016年09月11日 やまもと・いちりき 48年生まれ。作家。『あかね空』で直木賞。近著に『晩秋の陰画』『ずんずん!』。 ■相談 教員を退職。保育士資格を取るべ…

覚え書:「サッカーと愛国 [著]清義明 [評者]星野智幸(小説家)」、『朝日新聞』2016年09月04日(日)付。

- サッカーと愛国 [著]清義明 [評者]星野智幸(小説家) [掲載]2016年09月04日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 ■差別と暴力を乗り越えるために 2014年3月、浦和レッズのホーム、埼玉スタジアムの客席ゲートに、「JAPANESE ONLY」と書か…

覚え書:「沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか [著]安田浩一 [評者]斎藤美奈子(文芸評論家)」、『朝日新聞』2016年09月04日(日)付。

- 沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか [著]安田浩一 [評者]斎藤美奈子(文芸評論家) [掲載]2016年09月04日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 ■基地と人権、記者は問い続ける ジャーナリストがジャーナリストの話を聞く。取材対象は琉球新報と沖縄タイ…

日記:「支持広げる政党への脱皮」“以前”の問題

- もちろん、今でも創価学会が公明党の後ろ盾的な支持母体であることに変わりはないが、「近年は創価学会幹部出身の国会議員は減り、当職員と創価学会職員の人事交流もない」(薬師寺克行著『公明党』)という。 この変化は、日本社会の成熟化とともに、創価…

覚え書:宗教学者・島薗進×憲法学者・小林節 「自民党の改憲案は『個性を持った個人の尊重』という原則を捨て去ろうとしている」[2016年06月17日]

- 宗教学者・島薗進×憲法学者・小林節 「自民党の改憲案は『個性を持った個人の尊重』という原則を捨て去ろうとしている」 [2016年06月17日] 憲法改正を背後で操る組織に、宗教学者の島薗進氏(右)と憲法学者の小林節氏が迫る! 「日本を、取り戻す。」という…

覚え書:「「平成の大合併」の政治経済学 [著]中澤克佳、宮下量久 [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2016年09月04日(日)付。

- 「平成の大合併」の政治経済学 [著]中澤克佳、宮下量久 [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学) [掲載]2016年09月04日 [ジャンル]政治 経済 1999年に始まった平成の大合併で、自治体数は3229から1727に激減。明治、昭和に次ぐ第3の大規模合併…

覚え書:「晩秋の陰画 [著]山本一力 ずんずん! [著]山本一力 [評者]末國善己」、『朝日新聞』2016年09月04日(日)付。

- 晩秋の陰画 [著]山本一力 ずんずん! [著]山本一力 [評者]末國善己 [掲載]2016年09月04日 [ジャンル]文芸 ■成果を誇らず地道に働く美徳 近年、乙川優三郎、伊東潤ら、歴史時代小説作家の現代小説への進出が相次いでいる。人情時代小説で人気の著者も、…

覚え書:「翻訳出版編集後記 [著]常盤新平 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家)」、『朝日新聞』2016年09月04日(日)付。

- 翻訳出版編集後記 [著]常盤新平 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家) [掲載]2016年09月04日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 ■読者得る喜びも失敗も哀歓こめ 翻訳出版が中心の早川書房の編集者として10年、翻訳家としての10年、その体験を生かし…

覚え書:「原発CM、再開に波紋 「訓練に全力」安全対策PR」、『朝日新聞』2016年06月17日(金)付。

- 原発CM、再開に波紋 「訓練に全力」安全対策PR 赤田康和2016年6月17日柏崎刈羽原発のCM(東京電力提供) 東京電力福島第一原発事故から5年余り。東電柏崎刈羽(新潟県)と中部電力浜岡(静岡県)の両原子力発電所の地元で、原発のテレビCMが復活…

覚え書:「2016参院選 安倍政治の本質 与謝野馨さん」、『朝日新聞』2016年06月17日(金)付。

- 2016参院選 安倍政治の本質 与謝野馨さん 2016年6月17日 22日に参院選が公示される。安倍晋三首相は「アベノミクスを進めるのか、やめるのかを決める選挙戦」と位置づけるが、野党側は、経済を看板にしながら集団的自衛権の行使容認などを推し進めて…

覚え書:「怪物君 [著]吉増剛造 心に刺青をするように [著]吉増剛造 [評者]蜂飼耳(詩人・作家)」、『朝日新聞』2016年09月04日(日)付。

- 怪物君 [著]吉増剛造 心に刺青をするように [著]吉増剛造 [評者]蜂飼耳(詩人・作家) [掲載]2016年09月04日 [ジャンル]文芸 ■虚実の間、捉える言葉を探る 言葉で表された詩が「わかる・わからない」という判断と対面させられる場合、それは主に、意味や…

覚え書:「自画像の思想史 [著]木下長宏 [評者]大竹昭子(作家)」、『朝日新聞』2016年09月04日(日)付。

- 自画像の思想史 [著]木下長宏 [評者]大竹昭子(作家) [掲載]2016年09月04日 [ジャンル]文芸 ■〈自分〉笑い飛ばす俳画、見直す 「自画像」というと、絵の具べったりの額入り画が思い浮かぶだろう。展覧会の冒頭に掛けられていたりする。でも、自分自身を描く…

覚え書:「日本国民であるために 民主主義を考える四つの問い [著]互盛央 [評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)」、『朝日新聞』2016年09月04日(日)付。

- 日本国民であるために 民主主義を考える四つの問い [著]互盛央 [評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト) [掲載]2016年09月04日 [ジャンル]政治 社会 駅で列車を待つ列への割り込みはなぜ許されない? 日常生活の中で抱いた問いを出発点として著者は日本が…

日記:もう気分は総統閣下。ズルズルと、ますます異様になっていく。

ズルズルと、ますます異様になっていく。実際のところ、首相本人が考えてるのか、誰かの入れ知恵なのか? 【首相の呼びかけで自民議員が起立・拍手 衆院議長は注意】:朝日新聞デジタル https://t.co/lFG1vr9kzr— 平野啓一郎 (@hiranok) 2016年9月26日すごい…

覚え書:「日本会議研究:家族編:上 「親学」にじむ憲法観」、『朝日新聞』2016年06月17日(日)付。

- 日本会議研究:家族編:上 「親学」にじむ憲法観 2016年6月17日写真・図版 日本会議ってこんな組織 安倍政権に近い日本会議は憲法改正に向けた国民運動を全国に広げている。日本会議はどのような社会を目指しているのだろうか。彼らの重視する家族に対する…

覚え書:「【書く人】被爆の様子を次世代に 『広島の木に会いにいく』 映画監督・石田優子さん(37)」、『東京新聞』2015年10月04日(日)付。

- 【書く人】被爆の様子を次世代に 『広島の木に会いにいく』 映画監督・石田優子さん(37) 2015年10月4日 漫画『はだしのゲン』の作者、中沢啓治さんに被爆体験を語ってもらうドキュメンタリー映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」が初監督作品だった。撮…

覚え書:「【書く人】弱さを補い合う社会に 『人が人のなかで生きてゆくこと』 横浜市立大名誉教授・中西新太郎さん(67)」、『東京新聞』2015年09月27日(日)付。

- 【書く人】弱さを補い合う社会に 『人が人のなかで生きてゆくこと』 横浜市立大名誉教授・中西新太郎さん(67) 2015年9月27日 大学で「現代日本社会論」を教えながら、引きこもりや貧困層の青少年支援などの現場に関わり、若い人の抱える問題を長年考え…

覚え書:「【書く人】聖域めぐる時代の欲望『「戦跡」の戦後史』 立命館大教授 福間良明さん(46)」、『東京新聞』2015年09月20日(日)付。

- 【書く人】聖域めぐる時代の欲望『「戦跡」の戦後史』 立命館大教授 福間良明さん(46) 2015年9月20日 世界文化遺産に登録されている広島の原爆ドームは、被爆の惨禍を今に伝え、核兵器の廃絶と人類の平和を願うシンボルだ。しかし敗戦後しばらくの間は…

覚え書:「宗教と政治、うつろう関係 『生長の家』、参院選で与党支持せず」、『朝日新聞』2016年06月16日(木)付。

- 宗教と政治、うつろう関係 「生長の家」、参院選で与党支持せず 2016年6月16日 エコロジー路線に転じた生長の家は「電力自給」を目指す。画面は、供給が需要を上回っていることを示している 来月の参院選を前に、宗教法人「生長の家」は与党とその候補者を…

覚え書:「憲法を考える:自民改憲草案・ハンガリーで読む:下 「美しい国」立憲主義とは距離」、『朝日新聞』2016年06月16日(木)付。

- 憲法を考える:自民改憲草案・ハンガリーで読む:下 「美しい国」立憲主義とは距離 2016年6月16日 ハンガリー新憲法の前文にあたる「民族の信条」は、こう書き出される。 「我々、ハンガリー民族の構成員は、新しい千年紀の始めに、全てのハンガリー人に対…

覚え書:「【書く人】本土の人は真実知って 『沖縄は「不正義」を問う』 琉球新報社論説副委員長・普久原均さん(51)」、『東京新聞』2016年04月24日(日)付。

- 【書く人】本土の人は真実知って 『沖縄は「不正義」を問う』 琉球新報社論説副委員長・普久原均さん(51) 2016年4月24日 熊本地震の支援で、米軍は初めて、事故の危険が指摘される新型輸送機オスプレイを使った。「災害支援で実績をつくり、抵抗感を薄…

覚え書:「【書く人】行儀悪さでガス抜きを『世界マヌケ反乱の手引書』 リサイクルショップ店主・松本哉さん(41)」、『東京新聞』2016年09月11日(日)付。

- 【書く人】行儀悪さでガス抜きを『世界マヌケ反乱の手引書』 リサイクルショップ店主・松本哉さん(41) 2016年9月11日 東京・高円寺を拠点に反原発デモなどを行ってきた「素人の乱」というグループがある。松本哉さんはその代表者の一人。学生の頃から…

覚え書:「書評:詩のトポス 人と場所をむすぶ漢詩の力 齋藤希史 著」、『東京新聞』2016年09月04日(日)付。

- 詩のトポス 人と場所をむすぶ漢詩の力 齋藤希史 著 2016年9月4日 ◆土地に積もる人々の思い [評者]坪内稔典=俳人 たとえば、「洞庭」の章。神話的な空間であった洞庭の野が、地勢の変動によって湖面が拡大、やがて詩のさかえた唐の時代に満々と水をたた…

日記:人として尊敬されて最期まで希望をもって生き続ける権利

- 一方、平成二十六年十月、日本でも、認知症当事者による日本認知症ワーキンググループが起き上げられたが、その発起人の一人である藤田和子さんは、番組の中で、こう発言していた。「人なのに、認知症になるとなぜか人として見られなくなってしまっている…