2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「危機の20年 北田暁大が聞く 第8回 ゲスト・小森陽一さん 文壇、論壇と言説(その2止)」、『毎日新聞』2016年11月26日(土)付。

- 危機の20年北田暁大が聞く 第8回 ゲスト・小森陽一さん 文壇、論壇と言説(その2止)毎日新聞2016年11月26日 東京朝刊剥奪感が生む被害意識 補強する論調恐ろしい 北田 幻想の何かから剥奪された、疎外されたという感覚を持つ中産階級予備軍の葛藤を書…

覚え書:「ビジネス 子育て支援と経済成長 [著]柴田悠 [文]森健(ジャーナリスト)」、『朝日新聞』2017年03月19日(日)付。

- ビジネス 子育て支援と経済成長 [著]柴田悠 [文]森健(ジャーナリスト) [掲載]2017年03月19日■保育拡充で財政改善の可能性説く 日本の社会保障は高齢者には手厚いが、子育てには手薄だ。だが、子育て支援の予算を増やせば、経済効果は2・3倍にもなる…

覚え書:「おばちゃんたちのいるところ―Where The Wild Ladies Are [著]松田青子 [評者]大竹昭子(作家)」、『朝日新聞』2017年02月26日(日)付。

- おばちゃんたちのいるところ―Where The Wild Ladies Are [著]松田青子 [評者]大竹昭子(作家) [掲載]2017年02月26日 [ジャンル]文芸 ■化けられるほどしつこく生きよ “死んだら化けてやる”という捨てぜりふをとんと聞かなくなったが…

覚え書:「マティスとルオー 友情の手紙 [編]ジャクリーヌ・マンク [評者]蜂飼耳(詩人・作家)」、『朝日新聞』2017年02月26日(日)付。

- マティスとルオー 友情の手紙 [編]ジャクリーヌ・マンク [評者]蜂飼耳(詩人・作家) [掲載]2017年02月26日 [ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能 ■間柄示す、彩り豊かな言葉の橋 マティスもルオーも画家なのだから、後世の受け手はまずは作品だけ観…

覚え書:「危機の20年 北田暁大が聞く 第8回 ゲスト・小森陽一さん 文壇、論壇と言説(その1)」、『毎日新聞』2016年11月26日(土)付。

- 危機の20年北田暁大が聞く 第8回 ゲスト・小森陽一さん 文壇、論壇と言説(その1)毎日新聞2016年11月26日 東京朝刊 対談する小森陽一・東京大教授(右)と北田暁大・東京大教授=東京都千代田区で 文壇、論壇が明確な形を失った一方で、自由や平等と…

覚え書:「【論壇時評】守るべき「弱くある自由」 「不要なもの」とされる恐怖 中島岳志」、『東京新聞』2016年10月27日(木)付。

- 【論壇時評】守るべき「弱くある自由」 「不要なもの」とされる恐怖 中島岳志 2016年10月27日 フリーアナウンサー長谷川豊の人工透析患者に対する暴言が問題になった。彼は「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!」「無理だと泣くならそ…

覚え書:「地方自治と図書館―「知の地域づくり」を地域再生の切り札に [著]片山善博・糸賀雅児 [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2017年02月26日(日)付。

- 地方自治と図書館―「知の地域づくり」を地域再生の切り札に [著]片山善博・糸賀雅児 [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学) [掲載]2017年02月26日 [ジャンル]社会 「知識社会」時代における図書館の意義を、改めて考えさせる良書。片山は鳥取県知事時代に…

覚え書:「国家と石綿―ルポ・アスベスト被害者「息ほしき人々」の闘い [著]永尾俊彦 [評者]市田隆(本社編集委員)」、『朝日新聞』2017年02月26日(日)付。

- 国家と石綿―ルポ・アスベスト被害者「息ほしき人々」の闘い [著]永尾俊彦 [評者]市田隆(本社編集委員) [掲載]2017年02月26日 [ジャンル]歴史 社会 ■危険から抜け出せなかった構造 断熱材などに用いられ、近代工業を支えた石綿製品。国は戦前から大阪・泉…

覚え書:「対面的―〈見つめ合い〉の人間学 [著]大浦康介 [評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)」、『朝日新聞』2017年02月26日(日)付。

- 対面的―〈見つめ合い〉の人間学 [著]大浦康介 [評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授) [掲載]2017年02月26日 [ジャンル]科学・生物 ■非人称的な時代、個の尊重問う 「人と人とが対面しているとき、いったい二人のあいだには何が起こっているのか。私はな…

日記:読めば分かるのですが、「傀儡」ないしは「解説者」として装うことの愚かさ

森友問題の明解な解説。この問題で安倍政権を倒そうと息巻いている野党などは国会を空転させるだけ。それにしても国会軽くなった。かつて証人喚問されれば緊張で震えながら答えていた時代があった。今回のは茶番劇みたい。 https://t.co/7B9dtP45K3— 中野毅 …

覚え書:「耕論 保護者なき日本 宮台真司さん、白井聡さん」、『朝日新聞』2016年11月25日(金)付。

- 耕論 保護者なき日本 宮台真司さん、白井聡さん 2016年11月25日イラスト・小倉誼之 「日本が(在日米軍の駐留経費で)公正な負担を払わなければ、日本を守ることはできない」。そんな発言を続けてきたトランプ氏が次期米大統領に就く。同氏の主張は、戦後…

覚え書:「ねえ君、不思議だと思いませんか? [著]池内了 [評者]斎藤美奈子 (文芸評論家)」、『朝日新聞』2017年02月26日(日)付。

- ねえ君、不思議だと思いませんか? [著]池内了 [評者]斎藤美奈子 (文芸評論家) [掲載]2017年02月26日 [ジャンル]科学・生物 科学と社会の接点で考えなければならないことが現代にはあふれている。「オマエは科学的ではない」みたいな言説も飛びかってい…

覚え書:「ジャニーズと日本 [著]矢野利裕 [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)」、『朝日新聞』2017年02月26日(日)付。

- ジャニーズと日本 [著]矢野利裕 [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授) [掲載]2017年02月26日 [ジャンル]アート・ファッション・芸能 ■戦後民主主義を体現した帝国 深い関心がなくとも、テレビをつければ、報道番組やバラエティーにも登場するし、…

覚え書:「襲撃 [著]レイナルド・アレナス [評者]星野智幸(小説家)」、『朝日新聞』2017年02月26日(日)付。

- 襲撃 [著]レイナルド・アレナス [評者]星野智幸(小説家) [掲載]2017年02月26日 [ジャンル]文芸 ■野生の詩人が現実を爆破する 驚異の亡命作家、キューバのアレナスが残した傑作の一つである。 「超厳帥」なる独裁者が治めるその国では、住民は家族を解体…

覚え書:「論壇時評 トランプ現象 合意より分断、悪循環生む 歴史社会学者・小熊英二」、『朝日新聞』2016年11月24日(木)付。

- 論壇時評 トランプ現象 合意より分断、悪循環生む 歴史社会学者・小熊英二 2016年11月24日 9月に全米10大学で講演した。知識人達は「周りにトランプ支持者なんて誰もいない」「ヒラリーが勝つだろう」と言っていた。大学では「多様性」が合言葉で、確か…

覚え書:「耕論 部活の体罰なくせるか 南部さおりさん、畑喜美夫さん」、『朝日新聞』2016年11月23日(水)付。

- 耕論 部活の体罰なくせるか 南部さおりさん、畑喜美夫さん 2016年11月23日 運動部活動に入るのは…/中学・高校の部活動の指導において、体罰もしくはハラスメントにあたるのは? 中学生の65%、高校生の43%が入る運動部活動。指導者による体罰や、暴…

覚え書:「「トランプ氏は感情的と言うが…」 本人知る公明議員」、『朝日新聞』2016年11月10日(木)付。

- 「トランプ氏は感情的と言うが…」 本人知る公明議員 2016年11月10日 米大統領選でのトランプ氏勝利を受け、「日本で誰か友達がいるのか」(自民党幹部)など驚きが冷めやらないなか、トランプ氏と仕事をした経験を持つ公明党の岡本三成衆院議員は10日、…

覚え書:「戦後の原点 民主主義の力 公害対策、市民が動いた 環境経済学者・宮本憲一さん」、『朝日新聞』2016年12月4日(日)付。

- 戦後の原点 民主主義の力 公害対策、市民が動いた 環境経済学者・宮本憲一さん 2016年12月4日 戦後民主主義と公害<グラフィック・大屋信徹> 戦後日本を支えたのは豊かさへの渇望です。経済成長の結果、公害が深刻な社会問題になりました。しかし、市民や…

覚え書:「エマニュエル・トッド氏『介護・子育て、負担減らせ』 低出生率、日本に提言」、『毎日新聞』2016年12月5日(月)付。

- エマニュエル・トッド氏「介護・子育て、負担減らせ」 低出生率、日本に提言毎日新聞2016年12月5日 東京朝刊 フランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏が毎日新聞のインタビューに応じた。トッド氏は、日本の社会保障制度について、「家族に要求す…

日記:首相を侮辱したので実施された籠池氏証人喚問。与党議員が大いに国家主義化している消息が理解できる。こんな人たちに共謀罪など任せると大変ですよ。

首相を侮辱したので実施される籠池氏証人喚問。自民党議員は「国家に対してけんかを売ることがどれだけ大変なのかわかってない」と言及……。共謀罪は閣議決定されただけで成立していないですけど、与党議員が大いに国家主義化している消息が理解できる。こん…

覚え書:「耕論 トランプ氏とつき合う イアン・ブレマーさん、竹内行夫さん、古城佳子さん」、『朝日新聞』2016年11月19日(土)付。

- 耕論 トランプ氏とつき合う イアン・ブレマーさん、竹内行夫さん、古城佳子さん 2016年11月19日 神格化された君主から象徴的な存在へ。1945年の敗戦から、46年の新憲法の公布までの期間は、皇室の存続が危ぶまれ、天皇に近い立場の人たちから退位論…

覚え書:「ひもとく トランプが立つ世界 リベラルな多文化主義の敗北 大澤真幸 [文]大澤真幸(社会学者)」、『朝日新聞』2017年03月12日(日)付。

- ひもとく トランプが立つ世界 リベラルな多文化主義の敗北 大澤真幸 [文]大澤真幸(社会学者) [掲載]2017年03月12日 「私たちはみな移民だ」とトランプ氏の大統領令に抗議する人々=2017年1月、ワシントン 著者:マイケル・ダントニオ、渡辺 靖、高…

覚え書:「文庫この新刊! 池澤春菜が薦める文庫この新刊! [文]池澤春菜(声優・コラムニスト)」、『朝日新聞』2017年03月05日(日)付。

- 文庫この新刊! 池澤春菜が薦める文庫この新刊! [文]池澤春菜(声優・コラムニスト) [掲載]2017年03月05日 (1)『ブラウン神父の童心』 G・K・チェスタトン著 中村保男訳 創元推理文庫 799円 (2)『破壊された男』 アルフレッド・ベスター著 伊…

覚え書:「【東京エンタメ堂書店】著者・三上延さんに聞く「ビブリア」」、『東京新聞』2017年03月06日(月)付。

- 【東京エンタメ堂書店】著者・三上延さんに聞く「ビブリア」 2017年3月6日 古書に隠された謎を解くミステリー仕立ての小説シリーズ『ビブリア古書堂の事件手帖(てちょう)』(メディアワークス文庫)が、先月発売の第七巻で完結した。古書をめぐるうんち…

覚え書:「時事小言 トランプ氏の当選 指導者失った自由世界 藤原帰一」、『朝日新聞』2016年11月16日(水)付夕刊。

- 時事小言 トランプ氏の当選 指導者失った自由世界 藤原帰一 2016年11月16日 夕刊 このたびアメリカ大統領に当選したドナルド・トランプは、どのような政策を目指すのだろうか。 選挙のさなかにトランプが表明した政策は、貿易における保護主義と、軍事外交…

覚え書:「耕論 冤罪なくすには 指宿信さん、木谷明さん、鎌田麗香さん」、『朝日新聞』2016年11月16日(水)付。

- 耕論 冤罪なくすには 指宿信さん、木谷明さん、鎌田麗香さん 2016年11月16日 近年の主な冤罪事件 21年前に起きた放火殺人「東住吉事件」の再審無罪がこの夏に確定した。近年、冤罪(えんざい)の発覚が相次ぐ。この国は過ちに学べているか。防ぐ手立ては…

覚え書:「【書く人】驚き続き、奇跡の復帰作 『JJM 女子柔道部物語(1)』 漫画家・小林まことさん(58)」、『東京新聞』2017年02月26日(日)付。

- 【書く人】驚き続き、奇跡の復帰作 『JJM 女子柔道部物語(1)』 漫画家・小林まことさん(58) 2017年2月26日 「この作品が生まれたのは奇跡」。取材の第一声でそう明言した。 前作を描き終えた二〇一四年、実はこっそり引退していた。『1・2の三…

覚え書:「書評:思想戦 大日本帝国のプロパガンダ バラク・クシュナー 著」、『東京新聞』2017年02月26日(日)付。

- 思想戦 大日本帝国のプロパガンダ バラク・クシュナー 著 2017年2月26日 ◆国内外で続いた宣伝効果 [評者]佐藤卓己=京都大教授 もっぱら国内向けに書かれる昭和史本が多い。その視野狭窄(しやきょうさく)を矯正してくれる快著だ。著者はナチ占領下フラ…

覚え書:「書評:日本型ヘイトスピーチとは何か 梁英聖 著」、『東京新聞』2017年02月26日(日)付。

- 日本型ヘイトスピーチとは何か 梁英聖 著 2017年2月26日 ◆許せない悪の基準を提示 [評者]五野井郁夫=高千穂大教授 なぜ日本では、他の先進諸国に比べてヘイトスピーチと差別排外主義が横行し、極右に対する罰則や規制もないのか。本書はこれらの疑問に…

日記:森友疑獄が明らかにしたのは、現在の国政が安倍晋三首相とその妻昭恵氏によって壟断されているということ。それをヨイショして「大勝利」とかいう公明党の糞っぷり。

それにしても今回の証人喚問は異様だ。与党はアキエさん、維新は府知事を守ることしか考えていない。そのためには証人を恫喝することも辞さないてんだから、大変な話だ。真相の追求には関心がないようにしか見えない。こんな証人喚問、初めて見た。— 松井計 …