2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「吉野作造、グローバルな目 1世紀前の東大講義、学生ノートから再現」、『朝日新聞』2016年02月01日(月)付。

- 吉野作造、グローバルな目 1世紀前の東大講義、学生ノートから再現 2016年2月1日三谷太一郎さん 大正デモクラシーの代表的思想家で、「民本主義」を唱えた吉野作造が東京帝国大学で行った講義が、当時の学生のノートから初めて再現された。欧州でデモクラ…

覚え書:「書評:サルタヒコの謎を解く 藤井耕一郎 著」、『東京新聞』2016年01月24日(日)付。

- サルタヒコの謎を解く 藤井耕一郎 著 2016年1月24日 ◆神話と縄文、弥生つなぐ [評者]岡村道雄=考古学者 評者は縄文遺跡の調査や活用のために、東北を旅することが多い。そこでサルタヒコを祀(まつ)った祠(ほこら)や猿田彦神社、曲がった大きな鼻と…

覚え書:「書評:黄昏客思 松浦寿輝 著」、『東京新聞』2016年01月24日(日)付。

- 黄昏客思 松浦寿輝 著 2016年1月24日 ◆終生続く少年の記憶 [評者]稲川方人=詩人 昼が終わるのか、夜が始まるのか曖昧な薄暮の時刻、「境界」を失ったかに見える時空を著者は好む。「主」と「客」の混交を語る冒頭からその嗜好(しこう)は貫かれており…

覚え書:「書評:歴史家 山辺健太郎と現代 中塚明 編著」、『東京新聞』2016年01月24日(日)付。

- 歴史家 山辺健太郎と現代 中塚明 編著 2016年1月24日 ◆朝鮮侵略の真実追う [評者]小倉紀蔵=京都大教授 天衣無縫でなにものも恐れない歴史家。無精髭(ぶしょうひげ)と下駄(げた)がトレードマーク。一九〇五年生まれ。小学校卒という学歴。戦前、社会…

覚え書:「インタビュー:アフガン復興を支える NGO「ペシャワール会」現地代表・中村哲さん」、『朝日新聞』2016年01月30日(土)付。

- インタビュー:アフガン復興を支える NGO「ペシャワール会」現地代表・中村哲さん 2016年1月30日 (写真キャプション)中村哲医師。福岡県太宰府市の九州国立博物館で開かれた現地活動写真展で=久松弘樹撮影 米軍などが「対テロ戦」を掲げ、タリバーン…

覚え書:「若松英輔の「理想のかたち」 第10回・対話と真理、霊魂 ゲスト・恐山院代(副住職)、南直哉さん」、『毎日新聞』2016年01月30日(土)付。

- 若松英輔の「理想のかたち」 第10回・対話と真理、霊魂 ゲスト・恐山院代(副住職)、南直哉さん(その1)毎日新聞2016年1月30日 東京朝刊 若松英輔さん(左)と対談する南直哉さん=東京都千代田区で 批評家、若松英輔さんの今回の対談相手は、青森県…

覚え書:「今週の本棚・新刊 『戦後思想の再審判 丸山眞男から柄谷行人まで』=大井赤亥、大園誠、神子島健、和田悠・編」、『毎日新聞』2016年1月24日(日)付。

- 今週の本棚・新刊 『戦後思想の再審判 丸山眞男から柄谷行人まで』=大井赤亥、大園誠、神子島健、和田悠・編毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊 (法律文化社・3240円) 戦後の主な思想家12人を、丸山眞男ら「出発点」▽吉本隆明ら「相対化」▽石牟礼道…

覚え書:「今週の本棚・新刊 『ひとと動物の絆の心理学』=中島由佳・著」、『毎日新聞』2016年1月24日(日)付。

- 今週の本棚・新刊 『ひとと動物の絆の心理学』=中島由佳・著毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊 (ナカニシヤ出版・1944円) 人はなぜ、犬や猫などの動物を飼うのか。飼うとどんなメリットがあるのか。そうした疑問に心理学的な観点から明快に答えてくれ…

覚え書:「今週の本棚・本と人『ロゴスの市』 著者・乙川優三郎さん」、『毎日新聞』2016年1月24日(日)付。

- 今週の本棚・本と人 『ロゴスの市』 著者・乙川優三郎さん毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊 (徳間書店・1620円)言葉と格闘する大人の小説 乙川優三郎(おとかわ・ゆうざぶろう)さん 『五年の梅』(山本周五郎賞)『生きる』(直木賞)など、時代小説…

日記:記述の書き換えによる改悪だけでなく絶版も歴史改変に棹をさすのか

歴史修正というのはこういうことだよな。小学館学習まんが「少年少女日本の歴史」の1969年版は「新しい憲法に戦争放棄を…」と幣原喜重郎が語っているが、1994年版は同じセリフをマッカーサーに語らせている pic.twitter.com/wUPVXahtEX— あざらしじいさん泥…

覚え書:「言葉、無限の読み方 「折々のことば」のつくり方 鷲田清一さん×高橋源一郎さん」、『朝日新聞』2016年01月29日(金)付。

- 言葉、無限の読み方 「折々のことば」のつくり方 鷲田清一さん×高橋源一郎さん 2016年1月29日 鷲田清一さん=いずれも鈴木好之撮影 写真・図版 本紙連載「折々のことば」筆者の鷲田清一さんと、「論壇時評」筆者の高橋源一郎さんが、東京都内で22日に「…

覚え書:「今週の本棚・新刊 『新編 『戦後新聞広告図鑑 戦後が見える、昭和が見える』=町田忍・著」、『毎日新聞』2016年1月24日(日)付。

- 今週の本棚・新刊 『戦後新聞広告図鑑 戦後が見える、昭和が見える』=町田忍・著毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊カルチャー 本・書評 紙面掲載記事 (東海教育研究所・1944円) ああ、懐かしの−−と思わずつぶやいてしまいそうになる、なんとも愉快な…

覚え書:「今週の本棚・新刊 『新編 太陽の鉛筆 東松照明』=伊藤俊治、今福龍太・編著」、『毎日新聞』2016年1月24日(日)付。

- 今週の本棚・新刊 『新編 太陽の鉛筆 東松照明』=伊藤俊治、今福龍太・編著毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊 (赤々舎・9720円) 東松照明(1930−2012年)は、戦後を代表する写真家の一人。75年刊行の『太陽の鉛筆』が昨年末、2冊組の新編…

覚え書:「今週の本棚 中村桂子・評 『心はすべて数学である』=津田一郎・著」、『毎日新聞』2016年1月24日(日)付。

- 今週の本棚 中村桂子・評 『心はすべて数学である』=津田一郎・著毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊 (文藝春秋・1620円)新しい知への一つの突破口を期待 数学って何なのだろう。長い間疑問に思ってきた。物理学、化学、生物学などの自然科学は自然を…

覚え書:「みちのものがたり:国会正門前の道 東京都千代田区 消えた軍とデモの残映」、『朝日新聞』2016年01月30日(土)付土曜版be。

- みちのものがたり)国会正門前の道 東京都千代田区 消えた軍とデモの残映 2016年1月30日 昨年9月、安保関連法案に抗議する人々で埋め尽くされた国会正門前の道。その場にいて、ふと気がついた。地図に、この道の名前がない。警備にあたる警官に尋ねても、…

覚え書:「特集ワイド 続報真相 司法軽視は許されるのか 1票の格差/選択的夫婦別姓…自民党は最高裁判決放置?」、『毎日新聞』2016年1月29日(金)付夕刊。

- 特集ワイド 続報真相 司法軽視は許されるのか 1票の格差/選択的夫婦別姓…自民党は最高裁判決放置?毎日新聞2016年1月29日 東京夕刊 最高裁が「国会で論じられるべきだ」と判断した問題について、「1強」を誇る安倍晋三政権と与党・自民党の動きがどうも…

覚え書:「今週の本棚・この3冊 アイヌ 瀬川拓郎・選」、『毎日新聞』2016年01月24日(日)付。

- 今週の本棚・この3冊 アイヌ 瀬川拓郎・選毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊 <1>アイヌの研究(金田一京助著/内外書房/絶版) <2>ク スクップ オルシペ−−私の一代の話(砂沢クラ著/福武文庫/絶版) <3>別冊太陽 太陽の地図帖 28 アイヌの世…

覚え書:「今週の本棚・若島正・評 『キャロル』=パトリシア・ハイスミス・著」、『毎日新聞』2016年01月24日(日)付。

- 今週の本棚 若島正・評 『キャロル』=パトリシア・ハイスミス・著毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊 (河出文庫・886円)時代超越した女性同士の恋愛 「ふたりは同時に目を合わせた。テレーズは開けていた箱からふと顔を上げ、女性はテレーズのほうに頭…

覚え書:「今週の本棚・新刊『文化運動年表 明治・大正編』=浦西和彦・著」、『毎日新聞』2016年01月24日(日)付。

- 今週の本棚・新刊 『文化運動年表 明治・大正編』=浦西和彦・著毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊 (三人社・1万9440円) 中村太八郎、片山潜らが社会問題研究会を組織した明治三〇年から大正末(昭和元)年までの、文化運動にかかわる事項を編年順に…

日記:河津桜

近所のお寺の河津桜が見頃になっておりましたので、記録として。

覚え書:「特集ワイド:『忘災』の原発列島 インドで『アベさん、帰れ!』 日印原子力協定に反対運動」、『毎日新聞』2016年1月28日(木)付夕刊。

- 特集ワイド 「忘災」の原発列島 インドで「アベさん、帰れ!」 日印原子力協定に反対運動毎日新聞2016年1月28日 東京夕刊(写真キャプション)安倍晋三首相の顔が描かれた横断幕を手に、日印原子力協定への反対を訴える住民ら=インド中部・ナーグプルで昨…

覚え書:「今週の本棚:中島岳志・評 『中曽根康弘−「大統領的首相」の軌跡』=服部龍二・著」、『毎日新聞』2016年01月24日(日)付。

- 今週の本棚 中島岳志・評 『中曽根康弘−「大統領的首相」の軌跡』=服部龍二・著毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊 (中公新書・972円)現政権の動向見通す絶好の素材 自主憲法制定を主張するタカ派でありながら、主張を臨機応変に変化させる風見鶏。中曽…

覚え書:「今週の本棚:大竹文雄・評 『経済学私小説 <定常>の中の豊かさ』=齊藤誠・著」、『毎日新聞』2016年01月24日(日)付。

- 今週の本棚 大竹文雄・評 『経済学私小説 <定常>の中の豊かさ』=齊藤誠・著毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊 (日経BP社・2376円)走り続ける社会で生きていく意味 「お前(日本経済)は、前に進んでいない(成長していない)」とランニングマシー…

覚え書:「今週の本棚:藻谷浩介・評 『奇跡の村−地方は「人」で再生する』=相川俊英・著」、『毎日新聞』2016年01月24日(日)付。

- 今週の本棚 藻谷浩介・評 『奇跡の村−地方は「人」で再生する』=相川俊英・著毎日新聞2016年1月24日 東京朝刊 (集英社新書・799円)人口減少時代に生き残る地域とは 「いろいろな話は聞こえてくるが、実際のところは、何がどうなっているのか」。これ…

覚え書:「耕論:個人情報どこまで守る 鈴木正朝さん、関聡司さん、小田嶋隆さん」、『朝日新聞』2016年01月29日(金)付。

- 耕論:個人情報どこまで守る 鈴木正朝さん、関聡司さん、小田嶋隆さん 2016年1月29日 個人情報保護法が大幅に改正され、保護のお目付け役である「個人情報保護委員会」が今月1日発足した。膨大な個人情報がネットを行き交う時代。保護と活用のバランスは…

覚え書:「耕論:図書館の原点 永利和則さん、磯崎憲一郎さん、鎌倉幸子さん」、『朝日新聞』2016年1月27日(水)付。

- 耕論:図書館の原点 永利和則さん、磯崎憲一郎さん、鎌倉幸子さん 2016年1月27日 そもそも公立図書館の役割とは何なのだろう。「ツタヤ図書館」の独創的な手法が論議を呼ぶ昨今、改めてその原点が問われている。本にかかわる仕事のプロ3人に聞いた。 ■公…

覚え書:「著者に会いたい:二つのコリア〔第三版〕−国際政治の中の朝鮮半島 ロバート・カーリンさん [文]坂尻信義」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 著者に会いたい 二つのコリア〔第三版〕−国際政治の中の朝鮮半島 ロバート・カーリンさん [文]坂尻信義 [掲載]2016年01月17日 ■「未完の物語」を書き継ぐ意志 1990年代の朝鮮半島核危機をはじめ、主要な米朝協議にすべて携わり、ワシントンで「北朝鮮…

覚え書:「原節子の美 横尾忠則さんが選ぶ本 [文]横尾忠則(美術家)」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 原節子の美 横尾忠則さんが選ぶ本 [文]横尾忠則(美術家) [掲載]2016年01月17日 (写真キャプション)横尾忠則画「See You Again」2002年 ■自然体の自分を理想とした 原節子の比類なき美しさは一体どこからやってくるのだろうか、と僕はい…

覚え書:「童謡の近代―メディアの変容と子ども文化 [著]周東美材(よしき) [評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 童謡の近代―メディアの変容と子ども文化 [著]周東美材(よしき) [評者]宮沢章夫(劇作家・演出家) [掲載]2016年01月17日 [ジャンル]社会 ■ポップスとアイドル誕生の起源 本書がまず語るのは、「童謡」を手掛かりにして、その誕生と拡大にメディアがどの…

日記:独立不羈こそ大学の命。恥ずかしいとコメントするのは、大学を支配下に置きたい権力者の発想。

前身である旧制学校の校歌を式で斉唱するのが「伝統」だとの岐阜大学の立場。注目したい。〜岐阜大:式に国歌斉唱せず 学長「伝統の歌大事にしたい」 - 毎日新聞 https://t.co/r9JWROPxIv— 住友陽文 (@akisumitomo) 2016, 2月 18『岐阜大が国歌斉唱しない方…