2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「今こそガンディー:搾取は「経済の暴力」、強く批判」、『朝日新聞』2016年03月21日(月)付。

- 今こそガンディー:搾取は「経済の暴力」、強く批判 2016年3月21日 非暴力、人間の真の独立を、日々の営みの中に見いだした。 ガンディーは、インドが単に英国から政治的に独立すればいいとは思っていなかった。本当の非暴力とは、人間のあるべき姿とは何…

覚え書:「曝された生 チェルノブイリ後の生物学的市民 [著]アドリアナ・ペトリーナ [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)」、『朝日新聞』2016年03月13日(日)付。

- 曝された生 チェルノブイリ後の生物学的市民 [著]アドリアナ・ペトリーナ [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論) [掲載]2016年03月13日 [ジャンル]科学・生物 社会 ■知識が生きる力に 福島との共通点も ぼくたちが大規模な災害の被害…

覚え書:「戦国争乱と巨大津波 北条早雲と明応津波 [著]金子浩之」、『朝日新聞』2016年03月13日(日)付。

- 戦国争乱と巨大津波 北条早雲と明応津波 [著]金子浩之 [掲載]2016年03月13日 [ジャンル]歴史 表紙画像 著者:金子浩之 出版社:雄山閣 価格:¥ 2,376 ■天災を切り口に歴史を見直す 北条早雲は津波に乗じて伊豆を制圧したのではないか。わずか30日で平…

覚え書:「書評:自転車で見た三陸大津波 武内孝夫 著」、『東京新聞』2016年03月13日(日)付。

- 自転車で見た三陸大津波 武内孝夫 著 2016年3月13日 ◆防潮堤への思いそれぞれ [評者]川島秀一=東北大教授 本書は東日本大震災後の二〇一三年春から一五年秋にかけて、被災地である三陸沿岸を自転車で移動しながら見て取材したルポルタージュである。 特…

日記:国家は素晴らしいとの発想に加えて「政府の言うことに反対するな」がこの国の「大人」の常識。だからこそ批判的対峙が必要なの

政府のなすこと全てに関して批判的知性で対峙しなければならないとまでは言いませんが、政府のなすことは素晴らしいから出発してしまうと完全にアウトでしょう。あらゆる戦争とは「国民の生命、身体、財産」を守るがその第一の理由ですし。https://t.co/2eav…

覚え書:「耕論:米国保守の混迷と日本 デビッド・ナカムラさん、渡辺靖さん」、『朝日新聞』2016年03月18日(金)付。

- 耕論)米国保守の混迷と日本 デビッド・ナカムラさん、渡辺靖さん 2016年3月18日コラージュ・山田英利子 米大統領選で、トランプ氏が共和党の大統領候補になることが現実味を増している。15日の予備選で独走態勢を固め、米国の共和党主流派には衝撃が広…

覚え書:「書評:いのちを“つくって”もいいですか? 島薗進 著」、『東京新聞』2016年03月13日(日)付。

- いのちを“つくって”もいいですか? 島薗進 著 2016年3月13日◆つながりの中の生命倫理 [評者]野家啓一=東北大名誉教授 スポーツにおけるドーピングに反対する人でも、美容整形まで否定する人はいないだろう。だが、どちらも「エンハンスメント」、つまり…

覚え書:「書評:まちは しずかに あゆみだす 中日新聞編集局編」、『東京新聞』2016年03月13日(日)付。

- まちは しずかに あゆみだす 中日新聞編集局編 2016年3月13日 ◆喪失から大胆な挑戦 [評者]亀山郁夫=名古屋外国語大学長 3・11の悲劇から五年。かけがえのない一冊が誕生した。中日新聞記者二十一名が現地取材を通してつづった復興のドキュメント。被…

覚え書:「書評:行列の尻っ尾 木山捷平 著」、『東京新聞』2016年03月13日(日)付。

- 行列の尻っ尾 木山捷平 著 2016年3月13日 ◆てっぺんより端っこ [評者]岩阪恵子=作家 木山捷平の未刊行の随筆集『行列の尻(し)っ尾(ぽ)』と、同じく短篇集『暢気(のんき)な電報』が刊行された。語られる日常の些細(ささい)な事柄はつかまえどこ…

覚え書:「文化の扉:はじめての地政学 帝国主義の産物、透ける世界情勢」、『朝日新聞』2016年03月20日(日)付。

- 文化の扉:はじめての地政学 帝国主義の産物、透ける世界情勢 2016年3月20日 はじめての地政学<グラフィック・白岩淳> 地政学的リスクが高まる――。国際ニュースなどでこんな言葉を聞いたことがないだろうか。この「地政学」、欧米列強が植民地獲得に血道…

覚え書:「慰安婦問題を考える:挺身隊との混同、韓国では 韓国在住の言語心理学者・吉方べき氏に聞く」、『朝日新聞』2016年03月18日(金)付。

- 慰安婦問題を考える:挺身隊との混同、韓国では 韓国在住の言語心理学者・吉方べき氏に聞く 2016年3月18日(写真キャプション)韓国在住の言語心理学者・吉方べき氏 慰安婦問題について日韓両国政府は昨年末、「最終的かつ不可逆的解決」とすることで合意…

覚え書:「読書日記 著者のことば 和合亮一さん」、『毎日新聞』2016年03月15日(火)付夕刊。

- 読書日記 著者のことば 和合亮一さん毎日新聞2016年3月15日 東京夕刊 ■昨日ヨリモ優シクナリタイ(徳間書店・1944円)癒えない傷の先に 5年前の春、東日本大震災と未曽有の福島第1原発事故に直面し、ツイッターでひたすら言葉を発し続けた。「ノンフ…

覚え書:「読書日記 今週の筆者は社会学者・上野千鶴子さん 帰還兵を苦しめる戦場の記憶」、『毎日新聞』2016年03月15日(火)付夕刊。

- 読書日記 今週の筆者は社会学者・上野千鶴子さん 帰還兵を苦しめる戦場の記憶毎日新聞2016年3月15日 東京夕刊 =東京都中央区の八重洲ブックセンター本店で、宮間俊樹撮影 *2月16日−3月14日 ■帰還兵はなぜ自殺するのか(デイヴィッド・フィンケル著…

覚え書:「今週の本棚・この3冊 野坂昭如 黒田征太郎・選」、『毎日新聞』2016年03月13日(日)付。

- 今週の本棚・この3冊 野坂昭如 黒田征太郎・選毎日新聞2016年3月13日 東京朝刊 <1>アメリカひじき・火垂るの墓(野坂昭如著/新潮文庫/562円) <2>野坂昭如ルネサンス(6) 骨餓身峠死人葛(野坂昭如著/岩波現代文庫/品切れ) <3>戦争童…

日記:国民を抑圧し、弾圧する側にいるから私たちは「ダイジョブ」「大勝利」などと錯覚しているとすれば、アマすぎる。

和田よしあきの当選のお礼文が北海道方面より各地区にfaxされる。和田の勝利は『創価の勝利、立正安国の大前進』だそうです。……やれやれ。・゜・(ノД`)・゜・。 pic.twitter.com/WYar8hb3h6— 星new1 (@toshi_thrl) 2016年4月25日投票率が低いとやっぱり自公…

覚え書:「おなじ空の下で 東日本大震災5年:3 打ち込む脱原発、まっすぐ 木内みどりさん」、『朝日新聞』2016年03月16日(水)付。

- おなじ空の下で 東日本大震災5年:3)打ち込む脱原発、まっすぐ 木内みどりさん 2016年3月16日(写真キャプション)ラジオ番組のイベントで語る木内みどりさん。4月から始まる「市民のための自由なラジオ LIGHT UP!」は番組ウェブサイトで聴け…

覚え書:「今週の本棚・養老孟司・評 『生態学的債務』=アンドリュー・シムズ著」、『毎日新聞』2016年03月13日(日)付。

- 今週の本棚 養老孟司・評 『生態学的債務』=アンドリュー・シムズ著毎日新聞2016年3月13日 東京朝刊 (緑風出版・3888円)問題は炭酸ガスでなく人である 論じようと思うと憂鬱になる。だから老人性鬱を避けるために、最近は論じたくない。そういう話…

覚え書:「今週の本棚・加藤陽子・評 『吉野作造政治史講義−矢内原忠雄・赤松克麿・岡義武ノート』=吉野作造講義録研究会・編」、『毎日新聞』2016年03月13日(日)付。

- 今週の本棚 加藤陽子・評 『吉野作造政治史講義−矢内原忠雄・赤松克麿・岡義武ノート』=吉野作造講義録研究会・編毎日新聞2016年3月13日 東京朝刊 (岩波書店・8100円)一党優位体制を許さなかった民本主義者 100年以上も前の吉野作造の講義録を読…

覚え書:「今週の本棚・本と人『新・韓国現代史』 著者・文京洙さん」、『毎日新聞』2016年03月13日(日)付。

- 今週の本棚・本と人 『新・韓国現代史』 著者・文京洙さん毎日新聞2016年3月13日 東京朝刊 (岩波新書・907円)民主化が作った市民社会の力 文京洙(ムン・ギョンス)さん 植民地支配からの解放、朝鮮戦争、独裁、経済成長、民主化と歩んだ戦後を中心に…

覚え書:「東日本大震災5年:ネットの力 寺島英弥さん、長谷川琢也さん、渡邉英徳さん」、『朝日新聞』2016年03月17日(木)付。

- 東日本大震災5年:ネットの力 寺島英弥さん、長谷川琢也さん、渡邉英徳さん 2016年3月17日 コラージュ・甲斐規裕 被災地の情報発信や復興支援、そして記憶の共有——。東日本大震災から5年、ネットを使うことで、どんなことができたのか。そして、これから…

覚え書:「社説:大災害と政治 憲法改正が備えになるか」、『朝日新聞』2016年03月14日(月)付。

- 社説:大災害と政治 憲法改正が備えになるか 2016年3月14日 政府が国会に出した法案は、憲法違反ではないか——。 野党のこうした指摘を受け、3人の憲法学者が参考人として衆院に呼ばれた。条件を付けた人もいたが、3人の見解はいずれも「合憲」。これを受…

覚え書:「今週の本棚・大竹文雄・評 『マーケット進化論−経済が解き明かす日本の歴史』=横山和輝・著」、『毎日新聞』2016年03月13日(日)付。

- 今週の本棚 大竹文雄・評 『マーケット進化論−経済が解き明かす日本の歴史』=横山和輝・著毎日新聞2016年3月13日 東京朝刊 (日本評論社・2052円)市場発展の背後に教育レベルの向上 楽市楽座、株仲間、明治維新といった言葉を知っていても、制度が作…

覚え書:「今週の本棚・情報『トーマス・マン日記』完結」、『毎日新聞』2016年03月13日(日)付。

- 今週の本棚・情報 『トーマス・マン日記』完結毎日新聞2016年3月13日 東京朝刊 紀伊國屋書店は、『トーマス・マン日記 1918−1921』(森川俊夫ほか訳・1万8360円)を出版し、1985年から刊行し続けてきた『トーマス・マン日記』全10巻が…

覚え書:「今週の本棚:高樹のぶ子・評 『薄情』=絲山秋子・著」、『毎日新聞』2016年03月13日(日)付。

- 今週の本棚 高樹のぶ子・評 『薄情』=絲山秋子・著毎日新聞2016年3月13日 東京朝刊 (新潮社・1620円)やみつきになる脱力感の心地良さ 不思議な小説である。いつもなら一気読みする。小説とはそうしないではいられないものだと思い込んでいたが、何…

日記:文化内受肉はどこ吹く風で、権力に「褒められて」うれしいというお粗末さ(憐れ

ひとつひとつの議論は、議論に即して正論であったとしても、それを関係なく並べてしまって、用意された結論を持ち出してきても、結論を導くための議論が、その結論を補完するものでない場合、用意された結論を弁証(アポロギア)することは、言うまでもなく…

覚え書:「今こそ石立鉄男:70年代、二枚目半で主演7作」、『朝日新聞』2016年03月14日(月)付。

- 今こそ石立鉄男:70年代、二枚目半で主演7作 2016年3月14日 石立鉄男 (C)ユニオン映画 大仰な表情と身ぶりで、テレビドラマ街道を猛進した男がいた。 「ロングバケーション」や「踊る大捜査線」を放送していた1990年代は、テレビドラマ全盛期だ…

覚え書:「森は考える 人間的なるものを超えた人類学 [著]エドゥアルド・コーン [評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)」、『朝日新聞』2016年03月06日(日)付。

- 森は考える 人間的なるものを超えた人類学 [著]エドゥアルド・コーン [評者]島田雅彦(作家・法政大学教授) [掲載]2016年03月06日 [ジャンル]人文 社会 ■現代人が忘れてしまった知恵 森や山、川などを人と見做(みな)し、鳥や草木が人に語りかけてくると…

覚え書:「夜、僕らは輪になって歩く [著]ダニエル・アラルコン [評者]星野智幸(小説家)」、『朝日新聞』2016年03月06日(日)付。

- 夜、僕らは輪になって歩く [著]ダニエル・アラルコン [評者]星野智幸(小説家) [掲載]2016年03月06日 [ジャンル]文芸 ■ペルー内戦、損なわれた心の記録 ペルーのロスト・ジェネレーション(失われた世代)を描いた本作は、これから我々が失うものを予言し…

覚え書:「ニッポンの文学 [著]佐々木敦」、『朝日新聞』2016年03月06日(日)付。

- ニッポンの文学 [著]佐々木敦 [掲載]2016年03月06日 [ジャンル]文芸 人文 『ニッポンの思想』『ニッポンの音楽』に続くシリーズ3作目にして完結編。村上春樹から小松左京、又吉直樹まで、時代を象徴する小説家たちを取り上げ、1970年代末以降の日本…

覚え書:「特集ワイド 岩手・陸前高田、後戻りできぬ復興事業」、『毎日新聞』2016年03月14日(月)付。

- 特集ワイド 岩手・陸前高田、後戻りできぬ復興事業毎日新聞2016年3月14日 東京夕刊(写真キャプション)かさ上げが進む岩手県陸前高田市・高田地区。手前にはかつて川原集落があったが、今は盛り土を待つ空き地が広がる。震災では左奥の広田湾から津波が襲…