2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「耕論 瀬戸際のリベラル 浅羽通明さん、五野井郁夫さん」、『朝日新聞』2016年07月16日(土)付。

- 耕論 瀬戸際のリベラル 浅羽通明さん、五野井郁夫さん 2016年7月16日 参院選の結果、自民党と公明党を含む改憲勢力が、衆参両院で3分の2を占めることになった。それは、民進党などリベラル勢力がかつてないほど縮小したことを意味する。リベラル退潮はな…

覚え書:「今こそヴォルテール 寛容は「多様性への評価」」、『朝日新聞』2016年07月18日(月)付。

- 今こそヴォルテール 寛容は「多様性への評価」 2016年7月18日ヴォルテールの肖像画 フランス王政下の不寛容な時代に、狂信に対抗しうる「人間の理性の力」を説いた。 新聞社が襲撃されたシャルリー・エブド事件後のフランスで、ヴォルテールが再読されてい…

覚え書:「改憲勢力「違和感がある」 悩む創価学会員」、『朝日新聞』2016年07月14日(木)付。

- 改憲勢力「違和感がある」 悩む創価学会員 岩崎生之助、別宮潤一2016年7月14日改憲勢力「違和感がある」 悩む創価学会員 公明党を支持する創価学会員たちは、参院選で同党を含む改憲勢力が3分の2に達したことをどうみるのか。「平和の党」を掲げ、安全保…

覚え書:「文化の扉 ローマ法王の挑戦 大戦の反省、開かれた教会に」、『朝日新聞』2016年07月17日(日)付。

- 文化の扉 ローマ法王の挑戦 大戦の反省、開かれた教会に 2016年7月17日ローマ法王の挑戦<グラフィック・宗田真悠> 地域紛争や経済格差……。問題だらけの時代だ。バングラデシュで起きたテロ事件では、カトリック教会のフランシスコ法王が犠牲者に祈りを捧…

日記:辻よしたか大阪市議会議員(@ytsuji2001)、ガンディーの魂の言葉を切り取って、機動隊を宣揚するとはこれいかに。

断言しますが、辺野古や高江でわたしは数え切れないほど、機動隊員が住民や支援者に対して激しい暴力を振るうのを目撃してきました。しかし彼らの暴力がお咎めを受けたことは、ただの一度もありません。市民に対しては「でっち上げ公務執行妨害」不当逮捕を…

覚え書:「インタビュー 英国、欧州、そして世界 ティモシー・ガートン・アッシュさん」、『朝日新聞』2016年07月14日(木)付。

- インタビュー 英国、欧州、そして世界 ティモシー・ガートン・アッシュさん 2016年7月14日ティモシー・ガートン・アッシュさん 英国が、国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を選択した。統合の理念を信じていた著名な英歴史家、ティモシー・ガートン・ア…

覚え書:「【東京エンタメ堂書店】秋のドラマ 原作もチェック!」、『東京新聞』2016年10月24日(月)付。

- 【東京エンタメ堂書店】秋のドラマ 原作もチェック! 2016年10月24日 秋のドラマが続々と始まりました。お気に入りの作品はもう見つかりましたか? 今回はドラマ原作の小説と漫画から、お薦め本を紹介します。 (文化部・岩岡千景) ◆仕事、恋&結婚折り合…

覚え書:「【書く人】重層的な文化を掘る  『異境の文学』映像作家・批評家 金子遊さん(42)」、『東京新聞』2016年10月23日(日)付。

- 【書く人】重層的な文化を掘る 『異境の文学』映像作家・批評家 金子遊さん(42) 2016年10月23日 近代日本の作家たちは海外の情景や人々にどう接し、向き合ったのか。留学や長旅という<異郷>の体験は、作品にどう結実したのか。日本では揺らぐことの…

覚え書:「書評:シベリア出兵 麻田雅文 著」、『東京新聞』2016年10月16日(日)付。

- シベリア出兵 麻田雅文 著 2016年10月16日 ◆孤立する日本 残した禍根 [評者]長山靖生=思想史家 シベリア出兵は多くの犠牲を出した対外戦争のひとつでありながら、日清戦争や日露戦争ほどには、注目されてこなかった。出兵が一九一八年から七年間もの長…

覚え書:「耕論 天皇と退位 半藤一利さん、原武史さん、御厨貴さん」、『朝日新聞』2016年07月15日(金)付。

- 耕論 天皇と退位 半藤一利さん、原武史さん、御厨貴さん 2016年7月15日 生きて、その立場を退く道は開けるのか。天皇陛下のご意向は、戦争を経て社会に位置づけ直された天皇のあり方を、私たちに問いかけている。 ■皇室と憲法、国民に問う 半藤一利さん(…

覚え書:「私の視点 グローバル経済 大多数に役立たぬ、今こそ変革 バーニー・サンダース」、『朝日新聞』2016年07月14日(木)付。

- 私の視点 グローバル経済 大多数に役立たぬ、今こそ変革 バーニー・サンダース 2016年7月14日バーニー・サンダースさん 実に驚いた。英国の労働者たちが、自分たちや子どもたちを失望させているとして、欧州連合(EU)とグローバル経済に背を向けた。こ…

覚え書:「書評:何様 朝井リョウ 著」、『東京新聞』2016年10月16日(日)付。

- 何様 朝井リョウ 著 2016年10月16日 ◆煩悶しながらも進む人々 [評者]倉本さおり=書評家 べつに誰も間違っていない。すべてが前向きで正しくて、そのぶん息苦しいほど優しい−そういう世の中で呼吸することに慣れた人びとは、自分自身を守るため、どこか…

覚え書:「書評:チベット 聖地の路地裏 村上大輔 著」、『東京新聞』2016年10月16日(日)付。

- チベット 聖地の路地裏 村上大輔 著 2016年10月16日 ◆住んで知る心の風景 [評者]桜木奈央子=フォトグラファー チベットといえば、まず山や秘境、ダライ・ラマなどを思い浮かべるが、そこにリアルな人びとの生活を想像できる人は少ないだろう。ところが…

覚え書:「書評:不思議なウィーン 河野純一 著」、『東京新聞』2016年10月16日(日)付。

- 不思議なウィーン 河野純一 著 2016年10月16日 ◆歴史ある街を謎解き [評者]青山孝徳=社会思想史研究者 『月刊ウィーン』誌連載の記事百選。犬の捕獲人や死刑執行人、服飾令やカエルの像、共同トイレや牛の目ガラスなど、あまり知られない「もの」と「こ…

日記:「門前払い」的な人間理解こそ、人間をにんげんとして扱わない第一歩になるのだ

勤務先が精神科の認知症病棟なので、……その問題は理解しているのでツッコミは不要でお願いしますが……、仕事の大半がガッツリ「介助」。僕自身は、介助の際になるべくコミュニケーションを大切にしています(そして、お前、偉そうに、馴致されてないようなこ…

覚え書:「子どもと貧困 「子ども食堂」を支える:下 喫茶店、定休日においで」、『朝日新聞』2016年07月14日(木)付。

- 子どもと貧困 「子ども食堂」を支える:下 喫茶店、定休日においで 2016年7月14日 場所を提供し、調理もする喫茶店主の水野新治さん=岐阜県可児市 無料か安価で地域の子どもらに食事を出す「子ども食堂」。公的施設が使われる場合が多いが、個人で場所を…

覚え書:「文豪の朗読 開高健「ベトナム戦記」 山下澄人が聴く [文]山下澄人(作家・劇団主宰)」、『朝日新聞』2016年10月16日(日)付。

- 文豪の朗読開高健「ベトナム戦記」 山下澄人が聴く[文]山下澄人(作家・劇団主宰) [掲載]2016年10月16日■多弁な人の速い声が聞こえる 開高健の声は子どものようだ。甲高くて速い。 ほとんど本を読まなかった若いとき、唯一見つけたら読んでいたのが開高健…

覚え書:「近代科学のリロケーション [著]カピル・ラジ [評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)」、『朝日新聞』2016年10月09日(日)付。

- 近代科学のリロケーション [著]カピル・ラジ [評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学) [掲載]2016年10月09日 [ジャンル]科学・生物 ■インドで協力して築かれた土台 近代科学は純粋に西ヨーロッパ発のものとして理解されるべきなのだろうか。そうで…

覚え書:「現代ゲーム全史―文明の遊戯史観から [著]中川大地 [評者]末國善己(文芸評論家)」、『朝日新聞』2016年10月09日(日)付。

- 現代ゲーム全史―文明の遊戯史観から [著]中川大地 [評者]末國善己(文芸評論家) [掲載]2016年10月09日 [ジャンル]政治 社会 ■社会変えた歴史に迫る本格批評 今年6月に出た小山友介『日本デジタルゲーム産業史』(人文書院)など、デジタルゲームの歴史を…

覚え書:「子どもと貧困 『子ども食堂』を支える:上 自慢の食材、元気届け」、『朝日新聞』2016年07月13日(水)付。

- 子どもと貧困 「子ども食堂」を支える:上 自慢の食材、元気届ける 2016年7月13日「ナスを届けるよ!」と張り切る畑づくりボランティアの会メンバー=東京都調布市、堀英治撮影 各地に広がる「子ども食堂」。無料か安価で食事を出し、家で十分食べられない…

覚え書:「「産めよ殖やせよ」の違和感 窪美澄さん×村田沙耶香さん」、『朝日新聞』2016年7月13日(水)付。

- 「産めよ殖やせよ」の違和感 窪美澄さん×村田沙耶香さん 2016年7月13日窪美澄さん=早坂元興撮影 結婚やセックスをする人は少数派で、子を産むと社会保障を受けられるが、生まれた子は国や社会のもの――。日本の未来予想図を想起させるような小説が、話題を…

覚え書:「14歳のための宇宙授業―相対論と量子論のはなし [著]佐治晴夫 [評者]細野晴臣(音楽家)」、『朝日新聞』2016年10月09日(日)付。

- 14歳のための宇宙授業―相対論と量子論のはなし [著]佐治晴夫 [評者]細野晴臣(音楽家) [掲載]2016年10月09日 [ジャンル]文芸 ■数式を一編の詩と見なして読む 音楽に携わって以来常々感じていたことだが、音楽と物理学はどこかでつながっているという気…

覚え書:「原爆ドーム―物産陳列館から広島平和記念碑へ [著]頴原澄子 [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)」、『朝日新聞』2016年10月09日(日)付。

- 原爆ドーム―物産陳列館から広島平和記念碑へ [著]頴原澄子 [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授) [掲載]2016年10月09日 [ジャンル]歴史 ■取り壊し免れた“絵になる廃虚” 世界遺産に登録された原爆ドームは、最初からその価値が認められていたわけ…

覚え書:「ハーバード数学科のデータサイエンティストが明かす―ビッグデータの残酷な現実 [著]C・ラダー [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)」、『朝日新聞』2016年10月09日(日)付。

- ハーバード数学科のデータサイエンティストが明かす―ビッグデータの残酷な現実 [著]C・ラダー [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論) [掲載]2016年10月09日 [ジャンル]科学・生物 著者は出会いサイトの運営者、邦題は安っぽいハウツ…

日記:わかりやすく言えば、「ナチスの暴走を止めろ」と言うのに「対案だせ」とかあり得ない話ですよね。

若い皆さん。知っておいてください。今の日本が相当におかしくなっていることを。憲法違反の声は無視され、何人もニュースキャスターが降板、国会では放送法違反だの停波だのと声があがる。逆に大臣や与党議員の不祥事は知らん顔で続投。こんなことはこれま…

覚え書:「座談会 10・20・30代の参院選 安田洋祐さん、佐藤信さん、那須野純花さん」、『朝日新聞』2016年07月12日(火)付。

- 座談会 10・20・30代の参院選 安田洋祐さん、佐藤信さん、那須野純花さん 2016年7月12日今回の参議院選挙について話す那須野純花さん(右端)、安田洋祐さん(右から2人目)、佐藤信さん(左端)=いずれも西田裕樹撮影 参院選の結果、いわゆる「改…

覚え書:「クレムリン―赤い城塞の歴史 [著]キャサリン・メリデール [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2016年10月09日(日)付。

- クレムリン―赤い城塞の歴史 [著]キャサリン・メリデール [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史) [掲載]2016年10月09日 [ジャンル]歴史 ■時代の栄光、凝縮された空間 周りを2キロあまりの城壁で囲まれ、さまざまな時代の様式による宮殿や聖堂、教会、…

覚え書:「すべての見えない光 [著]アンソニー・ドーア [評者]円城 塔 (作家)」、『朝日新聞』2016年10月09日(日)付。

- すべての見えない光 [著]アンソニー・ドーア [評者]円城 塔 (作家) [掲載]2016年10月09日 [ジャンル]文芸 ■重なり響き合う少年少女の時間 世の中にはまれに、読み終えるのが惜しい小説がある。そうしてさらにごくまれに、ひとつひとつの段落を読み終える…

覚え書:「松山俊太郎 蓮の宇宙 [著]松山俊太郎 [編]安藤礼二 [評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)」、『朝日新聞』2016年10月09日(日)付。

- 松山俊太郎 蓮の宇宙 [著]松山俊太郎 [編]安藤礼二 [評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト) [掲載]2016年10月09日 [ジャンル]文芸 松山俊太郎は気になる存在だった。生前の彼と面識のあったファンたちがその怪人ぶりを実に情熱的に語るのを聞いていたか…

覚え書:「高橋源一郎の『歩きながら、考える』 参院選の演説を通り過ぎる人々」、『朝日新聞』2016年07月13日(水)付。

- 高橋源一郎の「歩きながら、考える」 参院選の演説を通り過ぎる人々 2016年7月13日選挙戦最終日の夜、日の丸が振られる中、安倍晋三首相が演説した=7月9日、東京・秋葉原 写真・図版 参院選で語られた言葉、語られなかった言葉。人々にどう響いたのでし…