2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧
- インタビュー:沖縄に海兵隊は必要か 元米駐日大使、マイケル・アマコストさん 2015年06月23日(写真キャプション)「普天間基地の県内移設がベストの案とは私には思えない」=米カリフォルニア州、真鍋弘樹撮影 沖縄の米海兵隊普天間飛行場の県内移設計画…
- 今週の本棚:鴻巣友季子・評 『<ボラーニョ・コレクション>アメリカ大陸のナチ文学』=ロベルト・ボラーニョ著 毎日新聞 2015年06月21日 東京朝刊 (白水社・2700円) ◇作中人物を想起させる架空人物群 作者の初期作にして、後の作品群を予見する、…
- 【書く人】認知症 ユーモアで包む 『長いお別れ』 作家 中島 京子さん(51) 2015年6月21日 「ロング・グッドバイ」。レイモンド・チャンドラーの小説のことではない。アメリカでは、認知症をこう呼ぶことがあるのだという。家族や親しい人の顔や名前も…
- 下中彌三郎 中島 岳志 著 2015年6月21日 ◆純粋ゆえ危うい思想 [評者]米田綱路=ライター 大百科事典や東洋文庫で知られる平凡社は昨年、創業百周年を迎えた。それを記念して出されたのが創業者、下中彌三郎(一八七八〜一九六一年)のこの異色評伝である…
「徴兵制の可否については、明確にないと確信」って、人の生き死にが関わることを根拠のない「確信」(信心w)で語りなさんな。それから謝って済む問題じゃねえぞ。逃げんなよ . @hamachi_m https://t.co/EUDcgylzvT— 氏家法雄 (@ujikenorio) 2015, 6月 206…
- 特集ワイド:日韓黒幕のアルバム発見 国交50年、児玉誉士夫氏が残した2冊 KCIAトップと「前祝い」/ちらつく米国の影 毎日新聞 2015年06月22日 東京夕刊 (写真キャプション)「児玉アルバム」2冊。表紙の文字は児玉氏の筆づかいに似ているという…
- ヘイトスピーチ 安田 浩一 著 2015年6月21日 ◆体を張って実態検証 [評者]五野井郁夫=国際政治学者 差別を煽動(せんどう)するデモの現場に行くと、言葉で加害を行う差別主義者と沿道の被害者の間に一人の男を見かける。その男に気づいた差別主義者はヘ…
- 死者のざわめき 被災地信仰論 磯前 順一 著 2015年6月21日 ◆故郷とは何か問い続ける [評者]赤坂憲雄=学習院大教授 たとえば、被災地には死者のざわめきが満ちている。それはきっと生者の囁(ささや)きや沈黙の底にひっそり沈められていて、きちんと耳…
- 棟方志功の原風景 長部 日出雄 著 2015年6月21日◆独自の制作過程を跡づけ [評者]木下長宏=芸術思想史家 棟方志功といえば、野太い描線が画面いっぱいに溢(あふ)れる女性の裸体図や大きな眼を剥(む)いた羅漢像などがまず思い浮かぶ。それらは、絵の…
以前、昨今のグローバル大学批判をしたところ、創価大学(グローバル認定)の出身者から「何が悪いんですか、数値で可視化された基準で“評価”されたんですよ」ってえらい剣幕で反批判されたことがある。飼い主と犬じゃありませんから国家に褒められてうれし…
- 今こそ山下清:傑出した色彩感覚と細密さ 2015年06月22日 「放浪の画家」は、美術と障害者福祉、大衆文化が交わる場に立っている。 障害者らによる美術表現を意味することが多い「アール・ブリュット」。東京都が2020年に向けて策定した東京文化ビジョ…
- 今週の本棚・本と人:『モンローが死んだ日』 著者・小池真理子さん 毎日新聞 2015年06月21日 東京朝刊 (毎日新聞出版・1944円) ◇女性に切り込むサスペンス 小池真理子(こいけ・まりこ)さん 『欲望』『虹の彼方(かなた)』など以降、最近の読者に…
- 今週の本棚・この3冊:沖縄と日米地位協定 坂手洋二・選 毎日新聞 2015年06月21日 東京朝刊 <1>本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」(前泊博盛編著、明田川融、石山永一郎、矢部宏治著/創元社/1620円) <2>改憲と国防 混迷する安全保障…
- 今週の本棚・新刊:『止まり木ブルース 2014』=塩崎利雄・著 毎日新聞 2015年06月21日 東京朝刊 (UMAJIN・1620円) 『日刊ゲンダイ』土曜日連載の競馬同時進行短編読物の昨年分集成本。“限りなくヤクザに近いカタギ”の風評ある品川の健坊…
- こちら特報部 「女工哀史」誕生支えた 女工快史 筆者の「妻」高井としを物語紡績工場の内実伝える 印税渡らなかったが… 貧乏と闘い人生切り開く 日雇い労働者の組合組織 明治、大正時代の紡績工場の過酷な労働実態を記録した「女工哀史」が発刊から九十年…
- ピケティコラム@リベラシオン:政教分離と不平等 フランスの壮大な「偽善」 2015年06月24日 フランスはしばしば、宗教に関して平等で中立的な国家モデルであるかのように振る舞ってきた。実際にはしかし、例えば雇用に関して、問題はもっと複雑だ。時に、…
- 今週の本棚:村上陽一郎・評 『臨床医が語る 認知症と生きるということ』=岩田誠・著 毎日新聞 2015年06月21日 東京朝刊 (日本評論社・1512円) ◇未来は絶望的ではない 超高齢化を迎えた日本社会の抱える大きな問題の一つが、認知症である。永年認知…
- 今週の本棚:大竹文雄・評 『多数決を疑う 社会的選択理論とは何か』=坂井豊貴・著 毎日新聞 2015年06月21日 東京朝刊 (岩波新書・778円) ◇集団の意思決定にボルダルールを 2000年のアメリカ大統領選挙では、民主党のアル・ゴアと共和党のジョー…
- 今週の本棚・新刊:『日本復帰と反復帰 戦後沖縄ナショナリズムの展開』=小松寛・著 毎日新聞 2015年06月21日 東京朝刊 (早稲田大学学術叢書・7452円) 沖縄の言論状況は、本土(概(おおむ)ね東京)のそれと大きく違う。戦後沖縄を代表する政治家…
- be between 読者とつくる:神や仏を信じますか? 2015年06月20日神や仏を信じますか?<グラフィック:岡山進矢> ピンチに陥った際に、思わず「神頼み」してしまう。ごく自然な心の動きですよね。だからといって、神様や仏様を心から信じている…
- 85歳妻「平和って一人一人の意志がないとつくれない」 九条の会 奥平さん最後の問いかけから5カ月 2015年06月21日 「君はこのごろ、平和についてどう考えてる」。夫が急逝する前夜、そう問いかけられた奥平せい子さん(85)が今月、地元の東京都調布…
- 今週の本棚:張競・評 『孔子と魯迅 中国の偉大な「教育者」』=片山智行・著 毎日新聞 2015年06月21日 東京朝刊 (筑摩選書・2052円) ◇主張の違いにみる人間性向上の共通点 二〇一一年初頭、北京の天安門広場で奇妙なことが起きた。広場の東側にある…
- 日韓国交正常化50年 吉澤文寿さんが選ぶ本 [文]吉澤文寿(新潟国際情報大学教授 朝鮮現代史) [掲載]2015年06月14日 (写真キャプション)日韓基本条約の調印式=1965年6月22日、首相官邸■過去と対話し未来を描く 1965年6月22日の日韓基本…
- 界 [著]藤沢周 [評者]原武史(明治学院大学教授・政治思想史) [掲載]2015年06月14日 [ジャンル]文芸 ■人間の複雑怪奇、浮かび上がる 例えば、「市民」という政治学の用語がある。男だろうが女だろうが市民は市民であり、そこに違いがあってはならないはず…
しかし、森田実さんも佐藤優さんも距離を起き始め、長谷部さんからは噛まれてしまい、今後、憲法と安全保障を巡る応援団に関して、公明党は誰を呼ぶのだろうか。まさか八木や百地などではあるまいな。もしそうなったら、終わりどころか、絶望の始まりだろう…
- 安全保障関連法案を憲法違反として批判する動きが広がりを見せ始めている。「集団的自衛権」そのものには賛否両論があると思うが、賛成の人でも、憲法改正と正面から向き合わず苦し紛れの拡大解釈で法案成立を急ぐ政府・与党の姿勢に強い反発を示している…
- 夏の沈黙[著] ルネ・ナイト [掲載]2015年06月14日 [ジャンル]文芸 この本を帰りの電車で読み始めたら、降車駅を知らせる車内アナウンスがいまいましく感じられるかもしれない。そのくせ一刻も早く帰り着き、家族の無事を確認せずにはいられない。そんな…
- 人は火山に何を見るのか 環境と記憶/歴史[著] 寺田匡宏 [評者]佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論) [掲載]2015年06月14日 [ジャンル]文芸 ■読んで見つめる多様な社会 副題の三語をキーワードに、著者の書評や映画評を集めた論集。単なる寄せ集めでは…
- 多数決を疑うー社会的選択理論とは何か [著]坂井豊貴 [評者]武田徹(評論家・恵泉女学園大教授) [掲載]2015年06月14日 [ジャンル]政治 社会 ■「選挙で勝ったから民意」の危険 2000年の米大統領選では優勢だったゴアがブッシュに敗れた。支持者が重な…
- 保阪正康の昭和史のかたち [安倍首相のやじ] 国家総動員法審議と共通 衆議院平和安全法特別委員会(浜田靖一委員長)での審議中に、安倍晋三首相は野党議員に対して「早く質問しろよ」とやじを飛ばした(5月28日)。審議はストップすることになったが…