2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「危機の真相:TPPの戦略的正体 政治が経済振り回す怖さ=浜矩子」、『毎日新聞』2015年10月17日(土)付。

- 危機の真相:TPPの戦略的正体 政治が経済振り回す怖さ=浜矩子 毎日新聞 2015年10月17日 東京朝刊(写真キャプション)甘利明TPP担当相(右)とフロマン米通商代表=米アトランタで1日、共同 TPP交渉が大筋合意にこぎつけた。 TPPとはそもそ…

覚え書:「被爆の様子を次世代に 『広島の木に会いにいく』 映画監督・石田優子さん(37)」、『東京新聞』2015年10月18日(日)付。

- 被爆の様子を次世代に 『広島の木に会いにいく』 映画監督・石田優子さん(37) 2015年10月4日 漫画『はだしのゲン』の作者、中沢啓治さんに被爆体験を語ってもらうドキュメンタリー映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」が初監督作品だった。撮影後も、も…

覚え書:「書評:ロンドン日本人村を作った男 小山騰 著」、『東京新聞』2015年10月18日(日)付。

- ロンドン日本人村を作った男 小山騰 著 2015年10月18日◆軽業でジャポニスム演出 [評者]大島幹雄=文筆家・興行師 慶応三(一八六七)年一月、サンフランシスコから横浜に向かう船の乗客一行のうち八名は日本から軽業の海外興行に関係を持った人物たちだっ…

覚え書:「書評:死では終わらない物語について書こうと思う 釈徹宗 著」、『東京新聞』2015年10月18日(日)付。

- 死では終わらない物語について書こうと思う 釈徹宗 著 2015年10月18日◆普遍的な往生求めて [評者]立川武蔵=国立民族学博物館名誉教授、インド学・仏教学 周りの人が死んでいく。自分もまた死ぬ。私の肉体は確実になくなる。だが、それで「終わり」なのか…

覚え書:「プロメテウスの罠:百姓飛行士:20 抵抗、フーコー胸に」、『朝日新聞』2015年10月23日(金)付。

- プロメテウスの罠:百姓飛行士:20 抵抗、フーコー胸に 2015年10月23日いつかまたシイタケ栽培を (No.1425) 放送局の海外特派員、日本人初の宇宙飛行士、有機栽培のシイタケ農家、「原発難民」……。 さまざまな経験を重ねた秋山豊寛(73)は9…

覚え書:「若者と政治、変化の芽 友人、集会に参加/学校で選挙話題 安保法抗議@渋谷」、『朝日新聞』2015年10月19日(月)付。

- 若者と政治、変化の芽 友人、集会に参加/学校で選挙話題 安保法抗議@渋谷 2015年10月19日渋谷駅のハチ公前広場で安保関連法制に抗議の声を上げる人々=18日午後、東京・渋谷、関田航撮影 安保関連法制の成立から19日で1カ月。国会前を離れ、それぞ…

覚え書:「書評:百歳までの読書術 津野海太郎 著」、『東京新聞』2015年10月11日(日)付。

- 百歳までの読書術 津野海太郎 著 2015年10月18日◆衰えてこそ知る喜び [評者]荻原魚雷=書評家 老後の読書−現在四十代半ばの評者にはまだちょっと先の話かなとおもいながら、『百歳までの読書術』を読んだ。 若いころの読書には未来がある。しかし老年が近…

覚え書:「書評:アジアのなかの戦国大名 鹿毛敏夫 著」、『東京新聞』2015年10月11日(日)付。

- アジアのなかの戦国大名 鹿毛敏夫 著 2015年10月11日◆武力より国際感覚を磨く [評者]渡邊大門=歴史学者 著者は、「アジアン大名」の提唱者として知られる。「アジアン大名」とは、「守護大名」や「戦国大名」という定義の枠組みを越え、中国大陸に近い九…

覚え書:「書評:おいしい資本主義 近藤康太郎 著」、『東京新聞』2015年10月11日(日)付。

- おいしい資本主義 近藤康太郎 著 2015年10月11日◆米作りを体験、生き方探る [評者]鶴見済=フリーライター 衣食住の全てをお金で買っている我々にとって、働くことはそのお金を手に入れるためのやむをえぬ手段にすぎない。そのためお金にならない仕事はど…

日記:憲法論が必要になってくるときは、合理的な議論が困難になっているときだ

- 簡単に言えば、憲法を学ぶということは、権力者が犯しがちな失敗を学ぶということなのだ。そこには歴史に基づくリアリズムがある。憲法を無視するということは、人類の叡智を無視するということだ。憲法を無視した政策論は、時流に乗った軽率な議論である…

覚え書:「今こそ火野葦平:兵隊に寄り添い、人間に迫る」、『朝日新聞』2015年10月19日(月)付。

- 今こそ火野葦平:兵隊に寄り添い、人間に迫る 2015年10月19日火野葦平 兵隊に人間の本質をみた作家。生涯、戦争と向き合い続けた生き様に注目したい。 「兵隊作家」と言われる火野葦平は、戦場の兵隊を通して「戦争」を考え続けた。時代の波にのまれ、時に…

覚え書:「出版:困窮者支援団体代表が本」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 出版:困窮者支援団体代表が本 毎日新聞 2015年10月11日 東京朝刊 貧困状態にある人への支援活動を行うNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」の理事長、大西連さん(28)が今年9月、「すぐそばにある『貧困』」(ポプラ社、1620円)を出…

覚え書:「今週の本棚:沼野充義・評 『職業としての小説家』=村上春樹・著」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 今週の本棚:沼野充義・評 『職業としての小説家』=村上春樹・著 毎日新聞 2015年10月11日 東京朝刊 (スイッチ・パブリッシング・1944円) ◇大事なのは「良き読者」と「個人の資格」 今年も村上春樹のノーベル文学賞受賞への期待は、空振りに終わっ…

覚え書:「今週の本棚・本と人:『港、モンテビデオ』 著者・いしいしんじさん」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 今週の本棚・本と人:『港、モンテビデオ』 著者・いしいしんじさん 毎日新聞 2015年10月11日 東京朝刊 (河出書房新社・1782円) ◇死者と交信した軌跡 「今回ほどいろんな人が実生活で生きている時間と、小説が関わったのは初めてでした」 かつて暮ら…

覚え書:「インタビュー:安全保障と民主主義 国際政治学者・石田淳さん」、『朝日新聞』2015年10月16日(金)付。

- インタビュー:安全保障と民主主義 国際政治学者・石田淳さん 2015年10月16日(写真キャプション)「歴史認識は、現在の価値観を映すとともに、将来のあり方も決定づける」=天田充佳撮影 写真・図版 国民の間に広がる反対を押し切って集団的自衛権の行使…

覚え書:「世界発2015:シリア亡命の詩人 「ノーベル文学賞候補」アドニスさん」、『朝日新聞』2015年10月16日(金)付。

- 世界発2015:シリア亡命の詩人 「ノーベル文学賞候補」アドニスさん 2015年10月16日(写真キャプション)パリの自宅でインタビューに応じるアドニスさん=9月5日、春日芳晃撮影 ノーベル文学賞の候補として、毎年のように名前が挙がるシリア人の詩人…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『日本外交の挑戦』=田中均・著」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『日本外交の挑戦』=田中均・著 毎日新聞 2015年10月11日 東京朝刊 (角川新書・864円) 北朝鮮による拉致問題や沖縄・普天間基地問題の解決に尽力した元外交官の著書だけに、現場を踏まえての外交論議を展開する。「日本が正しい戦…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『大相撲 想い出の名力士たち』=武田葉月・著」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『大相撲 想い出の名力士たち』=武田葉月・著 毎日新聞 2015年10月11日 東京朝刊 (双葉文庫・600円) 大相撲秋場所は連日の満員札止め。相撲ブームが再来した。著者は相撲を主なテーマに活躍する女性ノンフィクションライター。 昭…

覚え書:「今週の本棚:小島ゆかり・評 『若山牧水 その親和力を読む』=伊藤一彦・著」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 今週の本棚:小島ゆかり・評 『若山牧水 その親和力を読む』=伊藤一彦・著 毎日新聞 2015年10月11日 東京朝刊 (短歌研究社・2160円) ◇歌人力、発揮した見事な読み解き 牧水研究の第一人者である歌人・伊藤一彦は、じつは牧水の生まれ変わりのような…

日記:「個別的自衛権の範囲を超えた集団的自衛権の行使は違憲です」

- また、合憲論の論拠は、主として、次の四つにまとめられるが、いずれも極めて薄弱である。 第一に、合憲論者は、しばしば、「憲法に集団的自警権の規定がない」から、合憲だという。つまり、禁止と書いてないから合憲という論理だ。一部の憲法学者も、この…

覚え書:「耕論:難民と日本 石川えりさん、滝澤三郎さん、ティンウィンさん」、『朝日新聞』2015年10月14日(水)付。

- 耕論:難民と日本 石川えりさん、滝澤三郎さん、ティンウィンさん 2015年10月14日 混迷するシリアなどからの難民が欧州にあふれている。安倍晋三首相は難民支援への拠出は表明したが、受け入れをめぐる具体策は見えない。日本は難民にどう対処すべきなのか…

覚え書:「今週の本棚:磯田道史・評 『「昭和天皇実録」を読む』=原武史・著」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 今週の本棚:磯田道史・評 『「昭和天皇実録」を読む』=原武史・著 毎日新聞 2015年10月11日 東京朝刊 (岩波新書・864円) ◇官におもねらぬ良識の一書 『昭和天皇実録』が公開されたのは、去年9月9日であったが、実は、私は、はからずもその実録を…

覚え書:「今週の本棚・この3冊:「優霊」物語 東雅夫・選」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 今週の本棚・この3冊:「優霊」物語 東雅夫・選 毎日新聞 2015年10月11日 東京朝刊 <1>鉄道員(ぽっぽや)(浅田次郎著/集英社文庫/518円) <2>明治日本の面影(小泉八雲著、平川祐弘編/講談社学術文庫/1566円) <3>恐怖の愉しみ 下…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『その時、名画があった』=玉木研二・著」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『その時、名画があった』=玉木研二・著 毎日新聞 2015年10月11日 東京朝刊 (牧野出版・2376円) 映画「風と共に去りぬ」は1939(昭和14)年の製作だが、戦時下の日本では見ることができなかった。だが、日本軍が占領したシ…

覚え書:「今のうち聞かなくては アレクシエービッチさん、ノーベル文学賞 翻訳家・松本妙子」、『朝日新聞』2015年10月14日(水)付。

- 今のうち聞かなくては アレクシエービッチさん、ノーベル文学賞 翻訳家・松本妙子 2015年10月14日 スベトラーナ・アレクシエービッチさん=2014年2月、ロイター 今年のノーベル文学賞に決まったベラルーシの作家スベトラーナ・アレクシエービッチさん…

覚え書:「くらしの明日:私の社会保障論 雇用安定は守られるか=湯浅誠」、『毎日新聞』2015年10月14日(水)付。

- くらしの明日:私の社会保障論 雇用安定は守られるか=湯浅誠 毎日新聞 2015年10月14日 東京朝刊 ◇改正派遣法の努力義務 「努力義務」という法律用語がある。条文では「−−するよう努めなければならない」などと表現される。文字通り、努力する義務だ。では…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『女、今日も仕事する』=大瀧純子・著」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『女、今日も仕事する』=大瀧純子・著 毎日新聞 2015年10月11日 東京朝刊 (ミシマ社・1620円) バブル期に就職して、妊娠・出産をへて「復帰」し、今は会社社長を務める女性の自伝。著者もその会社も一般に著名とは言い難いが、定…

覚え書:「今週の本棚:伊東光晴・評 『「人間国家」への改革 参加保障型の福祉社会をつくる』=神野直彦・著」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 今週の本棚:伊東光晴・評 『「人間国家」への改革 参加保障型の福祉社会をつくる』=神野直彦・著 毎日新聞 2015年10月11日 東京朝刊 (NHKブックス・1404円) ◇時代は歴史の峠、「大きな社会」へ 著者は引用して書く。「古き時代が腐臭を放ちなが…

覚え書:「今週の本棚:村上陽一郎・評 『知識の社会史2 百科全書からウィキペディアまで』=ピーター・バーク著」、『毎日新聞』2015年10月11日(日)付。

- 今週の本棚:村上陽一郎・評 『知識の社会史2 百科全書からウィキペディアまで』=ピーター・バーク著 毎日新聞 2015年10月11日 (新曜社・5184円) ◇知識の様態追った興趣溢れる読み物 四百ページを優に超える大著である。人名索引では、立項された…

日記:お花畑とポエムに居直りを決め込む権威そのものを相対化し、人間を自律させる、人間をエンパワメントさせる知性の連帯

学者の会&SEALDs「岐路に立つ日本」集会@法政大に来ています。大講堂に立ち見の熱気で、こういう雰囲気は自分史上イラク戦争以来。学者学生に広く市民が、言葉を、情報を、分析を求め、意志を確認しあいたくて集まった、そんな熱気を感じる。 pic.twitter.co…