2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「くらしナビ・学ぶ 朝鮮学校 補助金指導に波紋 馳文科相「透明性確保」の通知」、『毎日新聞』2016年05月16日(月)付。

- くらしナビ・学ぶ 朝鮮学校 補助金指導に波紋 馳文科相「透明性確保」の通知毎日新聞2016年5月16日 東京朝刊 文科相通知に抗議して記者会見する東京朝鮮中高級学校の愼校長(右から2人目)ら=日本外国特派員協会で4月12日 朝鮮学校への補助金交付につ…

覚え書:「【書く人】踊り子の、その後の人生 『裸の華』 作家・桜木紫乃さん(51)」、『東京新聞』2016年07月17日(日)付。

- 【書く人】踊り子の、その後の人生 『裸の華』 作家・桜木紫乃さん(51) 2016年7月17日 桜木紫乃さんは知る人ぞ知る、ストリップのファンである。踊り子は高度な技と心意気を尽くし、観客を麗しい桃源郷にいざなう。それは読み手を楽しませる小説でも同…

覚え書:「【書く人】人とは?深まる思索 『記憶の渚にて』作家・白石一文さん(57)」、『東京新聞』2016年07月10日(日)付。

- 【書く人】人とは?深まる思索 『記憶の渚にて』作家・白石一文さん(57) 2016年7月10日 「記憶」をテーマにしたこの小説の冒頭を書き始めたのは十年以上前。本紙夕刊での連載を機に、未完のまま温め続けていた題材に着手した。「今ならできるだろうと…

覚え書:「書評:我が詩的自伝 素手で焔ほのおをつかみとれ! 吉増剛造 著」、『東京新聞』2016年06月26日(日)付。

- 我が詩的自伝 素手で焔ほのおをつかみとれ! 吉増剛造 著 2016年6月26日◆国境を軽々と越える足跡 [評者]稲川方人=詩人 吉増剛造は今年七十七歳。一九六七年に発表された荒々しく若々しい「疾走詩篇」以来ずっとその仕事を追って来た者からすると感慨は…

日記:仏法原理主義者と揶揄されるキリスト教神学者が池田大作『立正安国論講義』(聖教新聞社、昭和43年)を読む。(1)

私自身は、超越即内在という立場になりますので、ある意味では「原理主義」とはほど遠いわけですが……原理主義の由来に関しても合衆国の聖書逐語霊感派に対する揶揄が語源ですから、それをはき違えた「バカ」は相手にしませんが……最近「仏教原理主義者」など…

覚え書:「昭和史のかたち:政治家論の時代=保阪正康」、『毎日新聞』2016年5月14日(土)付。

- 昭和史のかたち 政治家論の時代=保阪正康毎日新聞2016年5月14日 東京朝刊 失われたぎらぎらした表面 米国の元大統領リチャード・ニクソンには、「指導者とは」(徳岡孝夫訳、原著は「Leaders」)という名著がある。自らと共に20世紀のある時代を…

覚え書:「書評:漢字廃止の思想史 安田敏朗 著」、『東京新聞』2016年06月26日(日)付。

- 漢字廃止の思想史 安田敏朗 著 2016年6月26日 ◆国語をめぐる議論は混沌 [評者]武藤康史=評論家 国語改良論は昔からいろいろあるが、その中でも漢字を制限しよう、あるいは廃止しよう…という方向の議論のあれこれを−明治初期から敗戦後しばらくのころま…

覚え書:「書評:燃える森に生きる 内田道雄 著」、『東京新聞』2016年06月26日(日)付。

- 燃える森に生きる 内田道雄 著 2016年6月26日 ◆豊かさ支えて犠牲に [評者]桜木奈央子=フォトグラファー 低価格のコピー用紙や、植物油脂を原料とした食品の裏にある厳しい現実を、私たちは知っているだろうか。本書はそれを明らかにした渾身(こんしん…

覚え書:「書評:未確認動物 UMAを科学する D・ロクストン&D・R・プロセロ 著」、『東京新聞』2016年06月26日(日)付。

- 未確認動物 UMAを科学する D・ロクストン&D・R・プロセロ 著 2016年6月26日 ◆欲望を映すネッシー [評者]田中聡=作家 アメリカの巨大な類人猿ビッグフット。異様な姿の大海蛇シーサーペント。コンゴの恐竜モケーレ・ムベンベ。ヒマラヤの雪男イエ…

覚え書:「ストーリー 3人の日本人ムスリム」、『毎日新聞』2016年05月15日(日)付。

- ストーリー 3人の日本人ムスリム(その1) 細い糸を太い綱に毎日新聞2016年5月15日 東京朝刊社会一般 今日の1面 紙面掲載記事 社会 紙面イメージで読む [PR] 東京・五反田の住宅街に4月中旬、「日本イスラーム文化交流会館」ができた。白い外観の4…

覚え書:「メディア時評:「政権監視」の原点回帰を=前泊博盛・沖縄国際大教授(基地経済論)」、『毎日新聞』2016年05月14日(土)付。

- メディア時評 「政権監視」の原点回帰を=前泊博盛・沖縄国際大教授(基地経済論)毎日新聞2016年5月14日 メディアは「民主主義の番犬」と呼ばれ「第4の権力」として司法、立法、行政の「三権」を監視し、立憲主義に立ち、国民の権利と民主主義を守る役割…

覚え書:「子どもの貧困 乳幼児期から親も含めた支援を [文]湯澤直美(立教大学教授)」、『朝日新聞』2016年07月10日(日)付。

- 子どもの貧困 乳幼児期から親も含めた支援を [文]湯澤直美(立教大学教授) [掲載]2016年07月10日 「子どもの貧困対策法」制定に向けたデモ行進=2013年5月 貧困状態で暮らす日本の子どもは約6人に1人。人生のスタートラインから社会的に不利な状況…

覚え書:「日本料理とは何か―和食文化の源流と展開 [著]奥村彪生 [評者]斎藤美奈子(文芸評論家)」、『朝日新聞』2016年06月19日(日)付。

- 日本料理とは何か―和食文化の源流と展開 [著]奥村彪生 [評者]斎藤美奈子(文芸評論家) [掲載]2016年06月19日 [ジャンル]人文 社会 ■縄文以来の「生食」ごちそう説 見るからに大著の風格。だけど、奥村彪生『日本料理とは何か』の本当の価値は大胆な仮説を…

覚え書:「ラガ―見えない大陸への接近 [著]ル・クレジオ [評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)」、『朝日新聞』2016年06月19日(日)付。

- ラガ―見えない大陸への接近 [著]ル・クレジオ [評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学) [掲載]2016年06月19日 [ジャンル]文芸 ■海に生きる民への憧憬語る旅 オセアニアという「見えない大陸」、すなわち海に生きる民の土なき領地であり、その営み…

日記:羊にエサをやるためではなく羊毛から利を得るためだという疑い

- 12 寛容A Toleration A 聖職者は、自分たちの檻(fold)〔教会〕へと人々を強いるように権力行使者にせがむよりむしろ、人々に訴え信服させ納得させて真理に向かわせる努力を、外交官のように行うべきだと思われる。これこそが、キリスト教を受容させ、か…

覚え書:「科学の扉:次世代太陽電池 発電量・コスト巡り競争激化」、『朝日新聞』2016年05月15日(日)付。

- 科学の扉:次世代太陽電池 発電量・コスト巡り競争激化 2016年5月15日次世代太陽電池<グラフィック・山本美雪> 普及が進んだシリコン太陽電池は、発明からすでに60年たつ技術だ。いま、これとは全く異なる材料や構造を使った次世代の太陽電池の開発が…

覚え書:「セネカ 哲学する政治家―ネロ帝宮廷の日々 [著]ジェイムズ・ロム [評者]柄谷行人(哲学者)」、『朝日新聞』2016年06月19日(日)付。

- セネカ 哲学する政治家―ネロ帝宮廷の日々 [著]ジェイムズ・ロム [評者]柄谷行人(哲学者) [掲載]2016年06月19日 [ジャンル]歴史 人文 ■暴君の暴走を許した賢者の悲劇 セネカはローマ時代のストア派哲学者の一人で、多くの著作を残した。とりわけ、怒りと…

覚え書:「詩のトポス 人と場所をむすぶ漢詩の力 [著]齋藤希史 [評者]蜂飼耳(詩人・作家)」、『朝日新聞』2016年06月19日(日)付。

- 詩のトポス 人と場所をむすぶ漢詩の力 [著]齋藤希史 [評者]蜂飼耳(詩人・作家) [掲載]2016年06月19日 [ジャンル]文芸 ■土地と言葉をめぐる上質な旅 現代日本語は、漢詩文を捨てることで出来てきた。齋藤希史はいくつかの著書においてそう指摘してきた。…

覚え書:「求愛 [著]瀬戸内寂聴 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2016年06月19日(日)付。

- 求愛 [著]瀬戸内寂聴 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史) [掲載]2016年06月19日 [ジャンル]文芸 私が自ら女性になることはないし、90歳を超えて生き続けることもないと考えている。だから瀬戸内寂聴のように、90歳を超えても活躍し続ける女性と…

覚え書:「文化の扉:猫と人間 『優しい伴侶』古代からつきあい」、『朝日新聞』2016年05月15日(日)付。

- 文化の扉:猫と人間 「優しい伴侶」古代からつきあい 2016年5月15日猫と人間<グラフィック・宗田真悠> 今、空前の猫ブームなのだという。今年1月の発表によると、犬の飼育頭数約992万頭に対して猫が約987万頭と肉薄。No.1ペットの座を覆す勢…

覚え書:「キリスト教主義、維持に腐心 大規模化する大学、薄れる宗教色」、『朝日新聞』2016年05月14日(土)付。

- キリスト教主義、維持に腐心 大規模化する大学、薄れる宗教色 2016年5月14日関西学院大文学部のチャペルアワーで、聖歌隊の指導で賛美歌を練習する学生ら=兵庫県西宮市 日本ではキリスト教の信徒数と比べてキリスト教系大学が多く、受験生の人気を集める…

覚え書:「ニセモノの妻 [著]三崎亜記 [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)」、『朝日新聞』2016年06月19日(日)付。

- ニセモノの妻 [著]三崎亜記 [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授) [掲載]2016年06月19日 [ジャンル]文芸 日常の風景がかすかにズレたとき、世界のあり方がおそろしく変容する夫婦の物語を4編収録している。 例えば、引っ越ししたばかりの高層マ…

覚え書:「尻尾と心臓 [著]伊井直行 [評者]市田隆(本社編集委員)」、『朝日新聞』2016年06月19日(日)付。

- 尻尾と心臓 [著]伊井直行 [評者]市田隆(本社編集委員) [掲載]2016年06月19日 [ジャンル]文芸 ■会社員それぞれの生き方に共感 「企業小説」とも「経済小説」とも違う「会社員小説」だ。仕事での試行錯誤を通じて変容していく会社員の内面にじっと目をこら…

覚え書:「ウナギと人間 [著]ジェイムズ・プロセック [評者]円城 塔 (作家)」、『朝日新聞』2016年06月19日(日)付。

- ウナギと人間 [著]ジェイムズ・プロセック [評者]円城 塔 (作家) [掲載]2016年06月19日 [ジャンル]科学・生物 ■日本人の知らない多彩な横顔 世界で一番ウナギを食べているのは日本人である。 だから、ウナギのことを一番知っているのも日本人だとつい考…

日記:ある種の人々にとっては、歴史修正主義やレイシズムなんて「何それおいしいの」(手でゲロ)って感覚が実際なのじゃないのかな

【阿比留瑠比の極言御免】問われる民共合作の憲法観 共産「自衛隊は憲法違反だが、必要な時は活用する」 民進はこれを無視できるか? - 産経ニュース https://t.co/GKflRJ2Yvz @Sankei_newsさんから— 辻よしたか (@ytsuji2001) 2016年6月25日 しかし、ある種…

覚え書:「be report:広まる「子ども食堂」 大人含めた居場所に」、『朝日新聞』2016年05月14日(土)付土曜版be。

- be report:広まる「子ども食堂」 大人含めた居場所に 2016年5月14日「子ども食堂」がつくる動き/子ども食堂の広がり/先進20カ国子どもの貧困率/日本の相対的貧困率の移り変わり<グラフィック・上村伸也> 温かいごはんをみんなでわいわい食…

覚え書:「【書く人】謎解き通じ伝える体験『残照 アリスの国の墓誌』 作家・辻真先さん(84)」、『東京新聞』2016年07月03日(日)付。

- 【書く人】謎解き通じ伝える体験『残照 アリスの国の墓誌』 作家・辻真先さん(84) 2016年7月3日 アニメ界でレジェンド(伝説)と呼ばれる人だ。一九六九年、国民的アニメ『サザエさん』の初回放送の脚本を担当。八十歳を過ぎた今も『名探偵コナン』や…

覚え書:「書評:【書く人】元気をもらえる魅力 『子規庵・千客万来』国文学者・復本一郎さん(72)」、『東京新聞』2016年06月26日(日)付。

- 【書く人】元気をもらえる魅力 『子規庵・千客万来』国文学者・復本一郎さん(72) 2016年6月26日 わずか三十四年の生涯で、俳句と短歌の革新、さらには写生文による文章革新という大事業をやってのけた正岡子規(一八六七〜一九〇二年)とは、どのよう…

覚え書:「書評:日本会議の研究 菅野完 著」、『東京新聞』2016年06月19日(日)付。

- 日本会議の研究 菅野完 著 2016年6月19日 ◆「反憲」団体の内幕 丹念に [評者]沼田良=政治学者 なぜ政権は反動化し、街角でヘイトスピーチが多発するのか。単に社会が右傾したせいか。本書はこうした通念を排して、これが「一群の人々」による執拗(しつ…

覚え書:「高橋源一郎の『歩きながら、考える』:沖縄が声一つに、求め続けた憲法」、『朝日新聞』2016年05月14日(土)付。

- 高橋源一郎の「歩きながら、考える」:沖縄が声一つに、求め続けた憲法 2016年5月14日米軍の新しい飛行場建設が計画される沖縄・辺野古の周辺を歩く。重低音を響かせて、頭上にヘリコプターが飛来した=沖縄県名護市 3月まで「論壇時評」を連載していた作…