2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「論壇時評 東芝と原発 時代が止まってはいないか 歴史社会学者・小熊英二」、『朝日新聞』2017年02月23日(木)付。

- 論壇時評 東芝と原発 時代が止まってはいないか 歴史社会学者・小熊英二 2017年2月23日小熊英二さん=迫和義撮影 世間には、若かった頃の「常識」で頭が止まっている人がいる。例えばドナルド・トランプの以下の発言だ〈1〉。 「日本が攻撃されれば米国は…

覚え書:「著者に会いたい 「白い恋人」 奇跡の復活物語 石水創さん」、『朝日新聞』2017年05月21日(日)付。

- 著者に会いたい 「白い恋人」 奇跡の復活物語 石水創さん「白い恋人」 奇跡の復活物語 石水創さん 2017年05月21日石水創さん=青木美伸撮影■安心・安全への努力も伝えたい 北海道のお菓子「白い恋人」をつくっている石屋製菓の社長。10年前の2007年…

覚え書:「著者に会いたい 今日の人生 益田ミリさん」、『朝日新聞』2017年05月14日(日)付。

- 著者に会いたい 今日の人生 益田ミリさん今日の人生 益田ミリさん 2017年05月14日益田ミリさん=東京都目黒区自由が丘、篠田英美撮影■これまでの私が支える、明日の私 「どうしようもなく腐ってしまいそうな日も、明日の自分がまた新しい人生を始めてくれ…

覚え書:「著者に会いたい 創作あーちすとNON のんさん」、『朝日新聞』2017年05月07日(日)付。

- 著者に会いたい 創作あーちすとNON のんさん創作あーちすとNON のんさん 2017年05月07日「創作あーちすと NON」のんさん=飯塚悟撮影■感じるままに描く、欲張りな表現者 頭をちょこんと下げながら、能年です、と取材の部屋に入ってきた。本名、能…

日記:民族は個人と同じく失敗し過つ

- 民族は個人と同じく失敗し過つ 前回の定義集に、「八月十五日と南原繁を語る会」のことを書きました。今回がその当日なのですが、準備の間に次つぎ思い出すことがあったので、さきの拾遺として書きます。 企画の中心の立花隆さんから連絡があった時、私は…

覚え書:「ニッポンの宿題 たまるプルトニウム ジア・ミアンさん、勝田忠広さん」、『朝日新聞』2017年02月18日(土)付。

- ニッポンの宿題 たまるプルトニウム ジア・ミアンさん、勝田忠広さん 2017年2月18日ジア・ミアンさん 写真・図版 核兵器の原料となるプルトニウムを、日本は大量に持ち続けています。かつては「夢のエネルギー源」といわれましたが、利用計画は進んでいま…

覚え書:「売れてる本 魂でもいいから、そばにいて―3・11後の霊体験を聞く [著]奥野修司」、『朝日新聞』2017年05月21日(日)付。

- 売れてる本 魂でもいいから、そばにいて―3・11後の霊体験を聞く [著]奥野修司魂でもいいから、そばにいて―3・11後の霊体験を聞く [著]奥野修司 2017年05月21日 ■愛する人を思う、語りの記録 東日本大震災で家族を喪(うしな)った人々の霊体験を…

覚え書:「売れてる本 売れてる本 野村證券第2事業法人部 [著]横尾宣政」、『朝日新聞』2017年05月14日(日)付。

- 売れてる本 野村證券第2事業法人部 [著]横尾宣政野村證券第2事業法人部 [著]横尾宣政 2017年05月14日 ■バブル期の“稼ぎ方”克明に バブル回想本がブームだ。最初に火をつけた『住友銀行秘史』が13万部を突破。『バブル 日本迷走の原点』が4万3千部、…

覚え書:「売れてる本 うつヌケ―うつトンネルを抜けた人たち [著]田中圭一」、『朝日新聞』2017年05月07日(日)付。

- 売れてる本 うつヌケ―うつトンネルを抜けた人たち [著]田中圭一うつヌケ―うつトンネルを抜けた人たち [著]田中圭一 2017年05月07日 ■しんどい、でもあせらずに 私が精神科医になって30年余、最も変わったのは、心の病を患った当事者たちが体験談を語…

覚え書:「日曜に想う 『安全のため』奪われる自由 編集委員・大野博人」、『朝日新聞』2017年02月19日(日)付。

- 日曜に想う 「安全のため」奪われる自由 編集委員・大野博人 2017年2月19日「好奇心」 絵・皆川明 「たいていの米国人は自由より安全を望んでいる」と米情報機関の幹部が話す。 オリバー・ストーン監督の最新映画「スノーデン」の中で、印象に残るせりふの…

覚え書:「沖縄「基地」禍 日米安保の現実、目背ける本土」、『朝日新聞』2017年02月18日(土)付。

- 沖縄「基地」禍 日米安保の現実、目背ける本土 岡田玄、岩崎生之助2017年2月18日日本軍の壕(ごう)がダイナマイトで爆破されるのを見つめる米兵(1945年、沖縄県公文書館提供)■戦後の原点 地上戦で約20万人が命を落としたとされる沖縄。米国は戦後…

覚え書:「文庫この新刊! 池澤春菜が薦める文庫この新刊!」、『朝日新聞』2017年05月14日(日)付。

- 文庫この新刊! 池澤春菜が薦める文庫この新刊!池澤春菜が薦める文庫この新刊! 2017年05月14日 (1)『ニューヨークの妖精物語』 シャンナ・スウェンドソン著 今泉敦子訳 創元推理文庫 1188円 (2)『ヒトラーの描いた薔薇』 ハーラン・エリスン著…

覚え書:「文庫この新刊! 池上冬樹が薦める文庫この新刊!」、『朝日新聞』2017年05月07日(日)付。

- 文庫この新刊! 池上冬樹が薦める文庫この新刊!池上冬樹が薦める文庫この新刊! 2017年05月07日 (1)『アーサー・ミラー4 転落の後に/ヴィシーでの出来事』 アーサー・ミラー著 倉橋健訳 ハヤカワ演劇文庫 1620円 (2)『宝を探す女』 逢坂剛著 …

覚え書:「ひもとく 南方熊楠、生誕150周年 日本に実在した「知の妖怪」 荒俣宏」、『朝日新聞』2017年05月07日(日)付。

- ひもとく 南方熊楠、生誕150周年 日本に実在した「知の妖怪」 荒俣宏南方熊楠、生誕150周年 日本に実在した「知の妖怪」 荒俣宏 2017年05月07日自然保護運動の先駆者でもある博物学者、南方熊楠(1867−1941年)=南方熊楠顕彰館提供 最近、…

日記:CANON CANONET QL17 (1965)  f1.7の世界

↑iPhone6sで撮影 一眼レフがまだまだ高価であった時代、とくにフラッグシップのヒト桁モデルの利用は、報道や写真家、ハイアマチュアぐらいに限られていたのではないかと思います。EE化が進む1970年代半ばになって、ようやく廉価モデルを中心に、一眼…

覚え書:「時事小言 デモクラシーのパラドックス 内側から失われる自由 藤原帰一」、『朝日新聞』2017年02月15日(水)付夕刊。

- 時事小言 デモクラシーのパラドックス 内側から失われる自由 藤原帰一 2017年2月15日 デモクラシーには、いま、どんな意味があるのだろうか。 いまから100年前の世界において、議会制民主主義はごくわずかの国にしか存在しない制度だった。欧米世界に限…

覚え書:「ひもとく 憲法施行70年 世代を越えて繋がる思想水脈 山室信一」、『朝日新聞』2017年04月30日(日)付。

- ひもとく 憲法施行70年 世代を越えて繋がる思想水脈 山室信一憲法施行70年 世代を越えて繋がる思想水脈 山室信一 2017年04月30日 憲法普及会編『新しい憲法 明るい生活』 70年前、憲法施行にあたって憲法普及会は「われわれは平和の旗をかかげて、民…

覚え書:「ひもとく 林京子の文学 「核」の恐怖と破壊、そして希望 富岡幸一郎」、『朝日新聞』2017年04月23日(日)付。

- ひもとく 林京子の文学 「核」の恐怖と破壊、そして希望 富岡幸一郎林京子の文学 「核」の恐怖と破壊、そして希望 富岡幸一郎 2017年04月23日2002年、九州大学で被爆や文学を語り合う会が開かれ、参加者の問いかけに答える林京子さん 林京子さんの訃報…

覚え書:「ひもとく 番外編 読書は必要? あなたの「世界」を変えるかも 穂村弘」、『朝日新聞』2017年04月16日(日)付。

- ひもとく 番外編 読書は必要? あなたの「世界」を変えるかも 穂村弘番外編 読書は必要? あなたの「世界」を変えるかも 穂村弘 2017年04月16日待ちかねていた本を開く人たち。村上春樹氏の新刊を発売直後に読む催しで=2月、東京・三省堂書店神保町本店 …

覚え書:「「戦争防ぐため、科学者は団結を」 予算急増の軍民両用研究に懸念も 学術会議シンポ」、『朝日新聞』2017年02月16日(木)付。

- 「戦争防ぐため、科学者は団結を」 予算急増の軍民両用研究に懸念も 学術会議シンポ 2017年2月16日シンポジウム会場では、検討委委員への質問や意見が相次いだ=4日、東京都港区 日本の学術界は軍事研究とどう向き合うべきか。今月4日、科学者の代表機関…

覚え書:「沖縄から見えるもの:下 黙殺が生み出す分断」、『朝日新聞』2017年02月15日(水)付。

- 沖縄から見えるもの:下 黙殺が生み出す分断 2017年2月15日上間陽子さん=堀英治撮影 沖縄出身の教育学者で、琉球大教授の上間(うえま)陽子さんが今月、風俗業界で働く女性たちの生き方を、インタビュー調査を通じて描いた『裸足で逃げる』(太田出版)…

覚え書:「速水健朗の出版時評 料理本のトレンド 時代に適応、常にヒット作」、『朝日新聞』2017年05月07日(日)付。

- 速水健朗の出版時評 料理本のトレンド 時代に適応、常にヒット作 2017年05月07日ヒット作は平積みに=東京・新宿の紀伊国屋書店 情報はネットという時代だが、料理レシピ本からは、常にヒットが生まれてくる。 『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック…

覚え書:「ちいさい言語学者の冒険−子どもに学ぶことばの秘密 [著]広瀬友紀 [評者]野矢茂樹(東大教授)」、『朝日新聞』2017年04月30日(日)付。

- ちいさい言語学者の冒険−子どもに学ぶことばの秘密 [著]広瀬友紀 [評者]野矢茂樹(東大教授) [掲載]2017年04月30日 [ジャンル]人文■彼らは規則正しくまちがえる 「これ食べたら死む?」と5歳のK太郎が聞く。大丈夫、と母親。「ホント?死まない?」と涙…

覚え書:「ルネ・マグリット−国家を背負わされた画家 [著]利根川由奈 [評者]横尾忠則(美術家)」、『朝日新聞』2017年04月30日(日)付。

- ルネ・マグリット−国家を背負わされた画家 [著]利根川由奈 [評者]横尾忠則(美術家) [掲載]2017年04月30日 [ジャンル]アート・ファッション・芸能■“象徴”は、民族性を嫌悪した パイプの絵を描いて「これはパイプではない」と言うマグリットはベルギー人だ…

日記:辻よしたか氏(大阪市議会、公明)「議員は公務員ではない」と珍説を唱えたものの、投稿削除して遁走の巻

明日あたりしれっとツイート削除しそうなので、記念にスクショ取っておく。 pic.twitter.com/LTjYGQdxmR— Hiroyuki Toda (@mai7star) 2017年5月19日辻よしたかのトンデモ発言、あまりにアレなので魚拓っておいた。https://t.co/9QMZvt9633— 馬。 (@ishtarist)…

覚え書:「沖縄から見えるもの:上 基地、本土に引き取れる?」、『朝日新聞』2017年02月14日(火)付。

- 沖縄から見えるもの:上 基地、本土に引き取れる? 2017年2月14日 路上で声をあげても、選挙で民意を示しても、願いは届かない。基地問題に揺れる沖縄と本土の関係に疑問を感じる人たちの声を聞くと、日本社会全体に根深く宿り、消えることのない問題がみ…

覚え書:「あま世へ−沖縄戦後史の自立にむけて [編]森宣雄、冨山一郎、戸邉秀明 [評者]齋藤純一(早大教授)」、『朝日新聞』2017年04月30日(日)付。

- あま世へ−沖縄戦後史の自立にむけて [編]森宣雄、冨山一郎、戸邉秀明 [評者]齋藤純一(早大教授) [掲載]2017年04月30日 執筆者のひとり鹿野政直氏によれば、近代の沖縄は「最後尾の県」(戦前・戦中)、「捨て石」(沖縄戦)、「太平洋の要石」(米軍占領…

覚え書:「金利と経済−高まるリスクと残された処方箋 [著]翁邦雄 [評者]加藤出」、『朝日新聞』2017年04月30日(日)付。

- 金利と経済−高まるリスクと残された処方箋 [著]翁邦雄 [評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト) [掲載]2017年04月30日 インフレ率を2年で2%に引き上げると宣言して日銀が異次元緩和策を始めたのは4年前のことだった。だが、イオンの岡田元也…

覚え書:「アメリカ帝国の終焉−勃興するアジアと多極化世界 [著]進藤榮一 [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2017年04月30日(日)付。

- アメリカ帝国の終焉−勃興するアジアと多極化世界 [著]進藤榮一 [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学) [掲載]2017年04月30日 [ジャンル]政治 社会 著者:進藤 榮一 出版社:講談社 ブック・アサヒ・コム書店 Amazon.co.jp 楽天ブックス 紀伊國屋書店ウェブ…

覚え書:「日曜に想う 武器という魔性への一閃 編集委員・福島申二」、『朝日新聞』2017年02月12日(日)付。

- 日曜に想う 武器という魔性への一閃 編集委員・福島申二 2017年2月12日 「手づくり玩具」 絵・皆川明 人を殺(あや)める兵器や武器はおよそ俳句の趣向に合いそうもない。しかしそれらを詠んだ名句もあって、金子兜太(とうた)さんの破調の一句はよく知ら…