2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「文芸時評:2月 政治の言葉の文学化 「アメリカ」とは何か=田中和生」、『毎日新聞』2016年02月24日(水)付夕刊。

- 文芸時評 2月 政治の言葉の文学化 「アメリカ」とは何か=田中和生毎日新聞2016年2月24日 東京夕刊 文学の言葉でわかりやすい政治批判が行われる一方で、政治の言葉の文学化が進んでいる。たとえば今月ニュージーランドで環太平洋パートナーシップ協定(…

覚え書:「震災復興 塩崎賢明さんが選ぶ本 [文]塩崎賢明(立命館大学教授・神戸大学名誉教授)」、『朝日新聞』2016年03月06日(日)付。

- 震災復興 塩崎賢明さんが選ぶ本 [文]塩崎賢明(立命館大学教授・神戸大学名誉教授) [掲載]2016年03月06日 正月を前に、帰還困難区域にある自宅にしめ飾りを取り付ける男性=2015年12月22日 ■始まっていない「新しい生活」 私たちはいま震災復興の…

覚え書:「鈴木優人さん(作曲家・指揮者・鍵盤奏者)と読む『文体練習』 [文]藤崎昭子」、『朝日新聞』2016年03月20日(日)付。

- 鈴木優人さん(作曲家・指揮者・鍵盤奏者)と読む『文体練習』 [文]藤崎昭子 [掲載]2016年03月20日 鈴木優人さん(作曲家・指揮者・鍵盤奏者) 81年オランダ生まれ。バッハ・コレギウム・ジャパンなどで活躍。6月開催の調布音楽祭エグゼクティブ・プロ…

覚え書:「アンドロイドは人間になれるか [著]石黒浩 [評者]佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論)」、『朝日新聞』2016年02月14日(日)付。

- アンドロイドは人間になれるか [著]石黒浩 [評者]佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論) [掲載]2016年02月14日 [ジャンル]社会 ■ロボットと「交流」、自ら実験台 石黒浩は型破りの研究者だ。マツコ・デラックスのそっくりロボット製作者として御存知(ご…

日記:人生に逆境はない

京都96条の会 第13回憲法サロンのお知らせです!講師:佐野潤一郎さん元・創価大学通信教育部非常勤講師会場:同志社大学烏丸キャンパス志高館 SK118日時:2016念 4/16 土曜 16:00〜18:00(開場15:30) pic.twitter.com/1KfkV9cThz— 岡野八代 (@yot07814) …

覚え書:「ピケティコラム@ルモンド:米大統領選 サンダース氏は新時代を開くか」、『朝日新聞』2016年02月24日(水)付。

- ピケティコラム@ルモンド:米大統領選 サンダース氏は新時代を開くか 2016年2月24日 米国大統領選の候補者指名争いで、「社会主義者」バーニー・サンダース氏が信じられないほどの成功を収めている。私たちはどう解釈するべきなのだろうか。 バーモント州…

覚え書:「墨痕—書芸術におけるモダニズムの胎動 [著]栗本高行 [評者]蜂飼耳(詩人・作家)」、『朝日新聞』2016年02月14日(日)付。

- 墨痕—書芸術におけるモダニズムの胎動 [著]栗本高行 [評者]蜂飼耳(詩人・作家) [掲載]2016年02月14日 [ジャンル]文芸 ■文字か形象か、本質捉える挑戦 書は文字か、それとも形象だろうか。何という言葉が書かれているかを読もうとするならば、それは文学…

覚え書:「未成年 [著]イアン・マキューアン [評者]大竹昭子(作家)」、『朝日新聞』2016年02月14日(日)付。

- 未成年 [著]イアン・マキューアン [評者]大竹昭子(作家) [掲載]2016年02月14日 [ジャンル]文芸 社会 ■「意思」と「生命」、尊重すべきは イギリスを代表する小説家イアン・マキューアンは、次はどんなテーマで来るかと毎度固唾(かたず)を飲ませる人で…

覚え書:「帝国日本の生活空間 [著]ジョルダン・サンド [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)」、『朝日新聞』2016年02月14日(日)付。

- 帝国日本の生活空間 [著]ジョルダン・サンド [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授) [掲載]2016年02月14日 [ジャンル]歴史 社会 ■ささやかな日常で描く世界地図 人とモノが激しく移動し、文化が混交・変容していく、ダイナミックな世界地図が浮か…

覚え書:「虐げられたものへ愛と共感 津島佑子さんを悼む 哲学者・柄谷行人」、『朝日新聞』2016年02月23日(火)付。

- 虐げられたものへ愛と共感 津島佑子さんを悼む 哲学者・柄谷行人 2016年2月23日 津島佑子さん 私が中上健次に紹介されて、津島佑子に会ったのは、1970年代の末ごろである。 彼らはかつて同人雑誌「文芸首都」の仲間であった。私が知って驚いたのは、彼…

覚え書:「東日本大震災5年:ふれあい、まち中華 千葉憲二さん、陳建一さん、北尾トロさん」、『朝日新聞』2016年02月23日(火)付。

- 東日本大震災5年:ふれあい、まち中華 千葉憲二さん、陳建一さん、北尾トロさん 2016年2月23日 都会で地方で被災地で。一人で家族と友達と。みんな食べてる中華食堂。ビールに餃子(ギョーザ)、レバニラ定食、ラーメンと炒飯(チャーハン)。上る湯気は…

覚え書:「植物たち [著]朝倉かすみ」、『朝日新聞』2016年02月14日(日)付。

- 植物たち [著]朝倉かすみ [掲載]2016年02月14日 [ジャンル]文芸 人間たちの振る舞いを、植物になぞらえて描いた短編集。物語の始まりに、必ず植物の解説がつく。他の植物にくっついて生きる「コウモリラン」で始まるのは、若い男性を家に住ませる年配女…

覚え書:「アトランティスへの旅—失われた大陸を求めて [著]マーク・アダムス [評者]三浦しをん(作家)」、『朝日新聞』2016年02月14日(日)付。

- アトランティスへの旅—失われた大陸を求めて [著]マーク・アダムス [評者]三浦しをん(作家) [掲載]2016年02月14日 [ジャンル]歴史 文芸 ■愛の影に取り憑かれた人々 アトランティスは、プラトンの著作のなかで言及された島だ。とても栄えていたのに、一晩…

覚え書:「毒親の棄て方 [著]スーザン・フォワード 謎の毒親 [著]姫野カオルコ [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)」、『朝日新聞』2016年02月14日(日)付。

- 毒親の棄て方 [著]スーザン・フォワード 謎の毒親 [著]姫野カオルコ [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史) [掲載]2016年02月14日 [ジャンル]歴史 社会 ■呪縛を解けず、まるで妖怪 子どもに精神的、肉体的な害悪を及ぼす親がいる。アメリカの精神…

日記:さらば東京

さらば東京。 @ 東京駅 (Tokyo Station) https://t.co/YIyU7Jh7Lu— 氏家法雄 (@ujikenorio) 2016年3月28日大げさに聞こえるかもしれないけれども、気がついたら、内村鑑三不敬事件みたいな顛末。国賊、売国奴、裏切り者でも何でもええのですけど。これがひと…

覚え書:「今こそキルケゴール:苦悩しつつ格闘、真摯な姿」、『朝日新聞』2016年02月22日(月)付。

- 今こそキルケゴール:苦悩しつつ格闘、真摯な姿 2016年2月22日 キルケゴール 絶望や不安の中で主体性の真理を唱え、思想に生命を賭した。 「自分の思想に命を懸けている。間違えたら死んでもいいという覚悟すら感じる」 福岡市の人文系出版社「創言(そう…

覚え書:「クルアーンを読む [著]中田考、橋爪大三郎」、『朝日新聞』2016年02月14日(日)付。

- クルアーンを読む [著]中田考、橋爪大三郎 [掲載]2016年02月14日 [ジャンル]社会 スンナ派信徒のイスラム法学者とイスラムの内側から世界を見たいという社会学者による、互いの学識をフル稼働させた建設的な対談集。副題は「カリフとキリスト」。例えば…

覚え書:「世界文学論集 [著]J・M・クッツェー [評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)」、『朝日新聞』2016年02月14日(日)付。

- 世界文学論集 [著]J・M・クッツェー [評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学) [掲載]2016年02月14日 [ジャンル]文芸 ■古典も率直に検証、南ア出身者の透徹 かつて「世界文学」とは、まず西ヨーロッパとイギリス及びロシアの巨匠、北米・中南米の…

覚え書:「書評:1★9★3★7(イクミナ) 辺見庸 著」、『東京新聞』2016年02月14日(日)付。

- 1★9★3★7(イクミナ) 辺見庸 著 2016年2月14日 ◆戦後が封じた記憶を暴く [評者]成田龍一=日本女子大教授 写真 一九三七年は、日中戦争の始まりの年であり、中国の旧首都・南京で、日本軍による虐殺があった年である。「戦後七十年」が喧伝(けんで…

覚え書:「高市総務相『電波停止』発言 個別番組へ干渉? 広がる懸念」、『毎日新聞』2016年02月22日(月)付。

- 高市総務相 「電波停止」発言 個別番組へ干渉? 広がる懸念毎日新聞2016年2月22日 東京朝刊「電波停止」発言 (写真キャプション)衆院予算委員会で放送法に関する質問を聞く高市早苗総務相。手前は答弁に立つ安倍晋三首相=国会内で2016年2月15日…

覚え書:「文化の扉:はじめての論壇 議論の「ショー」、雑誌からネットへ」、『朝日新聞』2016年02月21日(日)付。

- 文化の扉:はじめての論壇 議論の「ショー」、雑誌からネットへ 2016年2月21日はじめての論壇<グラフィック・西森万希子> 新聞には、短歌や俳句の載る「歌壇」「俳壇」という欄があります。同じように「壇」が付く言葉「論壇」をタイトルに含むページも…

覚え書:「書評:消滅世界 村田沙耶香 著」、『東京新聞』2016年02月14日(日)付。

- 消滅世界 村田沙耶香 著 2016年2月14日 ◆人間くささを離れた極限 [評者]千石英世=文芸評論家 写真 若者の新聞離れや雑誌離れが話題にされ、さらにはクルマ離れやCD離れも当然のように語られているこの国のいま、しかしその果ては、若者の恋愛離れ、若…

覚え書:「書評:貧困大国ニッポンの課題 橘木俊詔 著」、『東京新聞』2016年02月14日(日)付。

- 貧困大国ニッポンの課題 橘木俊詔 著 2016年2月14日 ◆成長の終えん前提に [評者]根井雅弘=京都大教授 著者は格差問題についてここ数十年のわが国の論壇をリードしてきた、いわば先輩格だ。格差といっても、賃金格差、健康格差、教育格差など個別にはい…

覚え書:「書評:[証言]日本のアングラ 西堂行人 著」、『東京新聞』2016年02月14日(日)付。

- [証言]日本のアングラ 西堂行人 著 2016年2月14日 ◆根源的思考の到達点 [評者]石関善治郎=編集者 かつてアングラと呼ばれた演劇があった。暗く熱気にあふれたその舞台は、今日の演劇とは縁遠いと思われもする。が、現在の大衆文化は、演劇に限らず、…

日記:verum est quod pro salute fit mendacium.

このヒト、知り合いだし、悪気なく……だからこそなおさら悪いのだけど……社会参画に関して、誰に引っ張ってもらうとかもらわないだとか、今頃言ってみたり、接点が全く無いAとBを無理やりこじつけ、名探偵ばり気取って、ありもしない結論を導き出して、友達…

覚え書:「時代の風:留学生と学術外交=京都大学長・山極寿一」、『毎日新聞』2016年02月21日(日)付。

- 時代の風 留学生と学術外交=京都大学長・山極寿一毎日新聞2016年2月21日 東京朝刊活躍する機会、提供を 山極寿一(やまぎわ・じゅいち) アフリカのガボン共和国で、昨年博士の学位を取って帰国した留学生と再会した。彼は今、自分の国の研究機関で、生物…

覚え書:「読書日記:今週の筆者は社会学者・上野千鶴子さん 力の非対称が生む性暴力」、『毎日新聞』2016年02月16日(火)付夕刊。

- 読書日記 今週の筆者は社会学者・上野千鶴子さん 力の非対称が生む性暴力毎日新聞2016年2月16日 東京夕刊 上野千鶴子さん=東京都中央区の八重洲ブックセンターで、宮間俊樹撮影 *1月19日−2月15日■兵士とセックス 第二次世界大戦下のフランスで米兵…

覚え書:「京都・読書之森 米軍医が見た占領下京都の600日 /京都」、『毎日新聞』2016年02月14日(日)付(京都版)。

- 京都・読書之森 米軍医が見た占領下京都の600日 /京都毎日新聞2016年2月14日 地方版 (二至村菁・著 藤原書店、3600円(税別)) 1945年8月、日本は連合国に降伏し、やがて連合国軍総司令部(GHQ)の支配下に置かれた。1000年の都・京…

覚え書:「今週の本棚:三浦雅士・評 『江戸詩人評伝集 全2巻』=今関天彭・著、揖斐高・編」、『毎日新聞』2016年02月14日(日)付。

- 今週の本棚 三浦雅士・評 『江戸詩人評伝集 全2巻』=今関天彭・著、揖斐高・編毎日新聞2016年2月14日 東京朝刊 (東洋文庫・各3456円)詩観の新旧、詩人像さらに明確に 新井白石から森春濤(しゅんとう)まで江戸時代の漢詩人二十四人の評伝。読みや…

覚え書:「特集ワイド:この国はどこへ行こうとしているのか 東日本大震災5年 詩人・和合亮一さん」、『毎日新聞』2016年02月19日(金)付。

- 特集ワイド この国はどこへ行こうとしているのか 東日本大震災5年 詩人・和合亮一さん毎日新聞2016年2月19日 東京夕刊和合亮一さん=吉井理記撮影 この状況は何だろう 福島の子の感性が奪われていく恐怖 <放射能が降っています。静かな夜です><和合亮…