2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「折々のことば:955 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年12月07日(木)付。

- 折々のことば:955 鷲田清一 2017年12月7日 忘却の強制である「忘れなさい」と忘却の欲求である「忘れたい」とが協力して多くのことが忘れられた。 (西川祐子) ◇ 「終戦」と「戦後」体制の谷間の約7年間。移行期にみえるその占領期は戦争の継続であ…

覚え書:「インタビュー 子育て支援で街づくり 兵庫県明石市長・泉房穂さん」、『朝日新聞』2017年12月06日(水)付。

- インタビュー 子育て支援で街づくり 兵庫県明石市長・泉房穂さん 2017年12月6日写真・図版 「障害があろうと小さな子どもがいようと当たり前に出かけられるやさしいまちをつくりたい」=滝沢美穂子撮影 子どもを核にした街づくりを進め、人口増、税収増を…

覚え書:「耕論 NHK受信料は義務? 平野裕之さん、今野勉さん、吉田潮さん」、『朝日新聞』2017年12月05日(火)付。

- 耕論 NHK受信料は義務? 平野裕之さん、今野勉さん、吉田潮さん 2017年12月5日 イラスト・田中和 NHKを見なくても、テレビがあれば受信料を払わなければいけないの? 長年続くこの論争に、最高裁が6日、初めて結論を出す。受信料制度、公共放送はど…

日記:「目的でなく手段対象に」でいいのだろうか。

- 目的でなく手段対象に 近代経済学の置かれている立場をかえりみて、新しい方向を模索しようとするとき、わたくしは一つのエピソードを想起せざるを得ない。一九六六年、アメリカの上院外交委員会によって開かれた公聴会のことである。アメリカの対外援助政…

覚え書:「折々のことば:954 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年12月06日(水)付。

- 折々のことば:954 鷲田清一 2017年12月6日 ユーモアって、どうにもできない状況に対して唯一できること。 (宇多田ヒカル) ◇ 出口なしの塞がれた状況でも、「これ、なんも変えられないけど、ユーモアでなんとか自分のものにしちゃおうとか、それでオ…

覚え書:「特集ワイド 松田喬和のずばり聞きます 公明党・太田昭宏前代表 改憲、条文より「国の形」 議論はまだ初動段階」、『毎日新聞』2017年12月04日(月)付夕刊。

- 特集ワイド 松田喬和のずばり聞きます 公明党・太田昭宏前代表 改憲、条文より「国の形」 議論はまだ初動段階毎日新聞2017年12月4日 東京夕刊公明党の太田昭宏衆議院議員=東京都千代田区で2017年11月28日、根岸基弘撮影松田喬和・毎日新聞特別顧…

覚え書:「社説 無戸籍問題 解消に向け、動き出せ」、『朝日新聞』2017年12月06日(水)付。

- 社説 無戸籍問題 解消に向け、動き出せ 2017年12月6日 生まれた時に出生届が出されず、戸籍がないまま生活している人がいる。夫の暴力から逃げた女性が、新たなパートナーとの間に生まれた子どもの出生届を出せなかったケースなど、さまざまな事情がある。…

日記:あまりに行きすぎた不平等

- 多くの人が、あまりに行きすぎた不平等を心配している。過去数年、?ウォール街を占拠(オキュパイ)せよ?からはじまったオキュパイ運動(the Occupy movement)は、もっとも背の高い巨人、すなわち「1パーセント」の高所得者層の急速な成長に抗議するもの…

覚え書:「折々のことば:953 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年12月05日(火)付。

- 折々のことば:953 鷲田清一 2017年12月5日 冒険の現場というのは概(おおむ)ね退屈で、冒険に行くだけでは面白い文章が書けないことが多い (角幡唯介) ◇ 冒険の現場は人が思うほど劇的ではない。苛酷(かこく)をきわめる北極探検も「雪の上を歩い…

覚え書:「社説 新大学入試 考える授業への転換を」、『朝日新聞』2017年12月05日(火)付。

- 社説 新大学入試 考える授業への転換を 2017年12月5日 センター試験の後を継ぐ「大学入学共通テスト」の試行調査があり、主な科目の問題例と解答が公表された。今の中学3年生から新制度に移行する。 注目されるのはマークシートの選択式問題の変わりぶり…

覚え書:「文化の扉 多彩、文学賞は面白い それぞれ違う方向性・一つの道しるべ」、『朝日新聞』2017年12月03日(日)付。

- 文化の扉 多彩、文学賞は面白い それぞれ違う方向性・一つの道しるべ 2017年12月3日世界の文学賞<グラフィック・福宮千秋>写真・図版 来週はノーベル文学賞の授賞式。今年の受賞者は英国の作家カズオ・イシグロに決まった。日本で広く知られている文学賞…

日記:創価学会と靖国神社

創価学会にとって靖国は別物らしい。 pic.twitter.com/aMh7vMxIgc— 瑠璃子(桜島よし子) (@37_2_le_matin) 2018年7月24日 これは、創価学会の信仰や歴史の自殺行為でしょう。誰も注意しないのか。https://t.co/qKCIweylbV— 氏家法雄 (@ujikenorio) 2018年7月2…

覚え書:「折々のことば:952 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年12月04日(月)付。

- 折々のことば:952 鷲田清一 2017年12月4日 年を取ると人生って言葉自体がだんだんどうでもよくなるから、役に立つも立たないも死んでしまえば皆同じって心境になります。 (安田登) ◇ 役に立つか立たないか。それで、ものや人のあり方を評価する社会…

覚え書:「小さな集落で「村八分」騒動 行事連絡せず、市報届けず」、『朝日新聞』2017年12月03日(日)付。

- 小さな集落で「村八分」騒動 行事連絡せず、市報届けず 12/3(日)自治会への加入を求める大分県弁護士会の勧告書のコピー 大分県北部の小さな集落が「村八分」騒動に揺れている。自治会がUターンした移住者の加入を拒んでいるなどとして、県弁護士会が「人…

覚え書:「折々のことば:951 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年12月03日(日)付。

- 折々のことば:951 鷲田清一 2017年12月3日 人間には、冷たい冷たい芯があるね。それに気付いたら、あまり触れてはいけないよ、責めてはいけないよ。それは人自体の弱さなんだ。 (名越康文) ◇ 「だからそれぞれ、独りになる時間が必要なんよ」と続く…

日記:きわだつ自民党支持者の異質性

- きわだつ自民党支持者の異質性 これまで「排外主義」「軍備重視」、そして格差に対する意識である「格差拡大認識」「自己責任論」「所得再分配支持」についてみてきた。実は、これらの間には一定の関係がある。「排外主義」「軍備重視」を支持するひとびと…

覚え書:「折々のことば:950 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年12月02日(土)付。

- 折々のことば:950 鷲田清一 2017年12月2日 スタートする位置がまちまちなのがいいとこ (ボートレース場の観客) ◇ ボートレースでは選手は一列に並んでスタートしない。岸壁ぎりぎりまでいったん下がり、加速するのもいれば、ラインぎりぎりの所を選…

覚え書:「社説 議場に乳児 問題提起に向き合おう」、『朝日新聞』2017年12月04日(月)付。

- 社説 議場に乳児 問題提起に向き合おう 2017年12月4日 熊本市の女性市議が先月、生後7カ月の長男を抱いて本会議に出席しようとして拒まれた。 反響が広がっている。 「幼子がいて働きたいのに働けない母親たちの声を代弁してくれた」という応援。「議員活…

覚え書:「社説 ジンバブエ 民主化の希望を見たい」、『朝日新聞』2017年12月04日(月)付。

- 社説 ジンバブエ 民主化の希望を見たい 2017年12月4日 日本から1万キロ以上も離れたアフリカ大陸は、多くの人びとにとって、いまだ遠い存在かも知れない。 しかし、天然資源に恵まれ、10億人が暮らす大陸である。豊かな歴史と文化の地として、巨大な投…

日記:政党支持の階層化

- 政党支持も階層化した 一見したところ、実にわかりやすい結果といっていいだろう。自民党は、社会保障や貧困対策には熱心ではなく、労働の規制緩和を進めたり、富裕層の減税を繰り返すなどして、長年にわたり格差拡大を放置し、むしろその拡大を促進してき…

覚え書:「折々のことば:949 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年12月01日(金)付。

- 折々のことば:949 鷲田清一 2017年12月1日 周りの人が「板尾にこういうことをさせたい」というのが正しいんやなと思うようになりました。 (板尾創路〈いつじ〉) ◇ 若い頃は笑いがとれないのは向こうが悪いと思っていた。「自分を信用して腹を立てる…

覚え書:「耕論 天皇と政治 御厨貴さん、河西秀哉さん」、『朝日新聞』2017年12月02日(土)付。

- 耕論 天皇と政治 御厨貴さん、河西秀哉さん 2017年12月2日 天皇陛下が2019年4月末に退位することが固まった。「おことば」から1年半近く続いてきたプロセスから見えてきたものは何だろうか。天皇のお気持ちと首相官邸の動きをどう考えればいいのか、…

覚え書:「耕論 里親は根付くか 津崎哲郎さん、塩崎恭久さん、坂本歩さん」、『朝日新聞』2017年12月01日(金)付。

- 耕論 里親は根付くか 津崎哲郎さん、塩崎恭久さん、坂本歩さん 2017年12月1日 虐待などで親元で暮らせない子どもを家庭で預かる里親は、日本の社会に根付いていくだろうか。国は現状より大幅に増やす新たな目標を打ち出したが、まず、取り組むべきこととは…

日記:学問の領域で『個性』をもつのは、その個性ではなくて、その仕事(ザッへ)に仕える人のみである

- さて、お集まりの諸君! 学問の領域で「個性」をもつのは、その個性ではなくて、その仕事(ザッへ)に仕える人のみである。しかも、そのことたるや、なにも学問の領域にばかり限ったことではない。芸術家でも、自分の仕事(ザッへ)に仕えるかわりになにか…

覚え書:「折々のことば:948 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年11月30日(木)付。

- 折々のことば:948 鷲田清一 2017年11月30日 「自分」と仲良くするためには、まず自分がカッコ悪い、情けないと思っていることは、人目のあるなしに関わらず絶対にしないこと。 (園子温〈そのしおん〉) ◇ 映画監督は一時期、海外で物乞いをして暮らし…

覚え書:「論壇時評 政党のあり方 「他党と違う」は重要か 歴史社会学者・小熊英二」、『朝日新聞』2017年11月30日(木)付。

- 論壇時評 政党のあり方 「他党と違う」は重要か 歴史社会学者・小熊英二 2017年11月30日写真・図版 小熊英二さん=迫和義撮影 ああ、つまらない。何が? 論壇上の「保守とは何か」「リベラルとは何か」といった議論が、である。論壇委員が選ぶ今月の3点(…

覚え書:「特集ワイド 滞日27年、詩人アーサー・ビナード氏の「直感」 「日本語は消滅に向かっている」」、『毎日新聞』2017年11月29日(水)付夕刊。

- 特集ワイド 滞日27年、詩人アーサー・ビナード氏の「直感」 「日本語は消滅に向かっている」毎日新聞2017年11月29日インタビューに答えるアーサー・ビナードさん=東京都江東区で2017年11月17日、和田大典撮影英語優位の愚民政策 知らずにだまさ…

日記:神への信頼と人間への不信との間

- オックスフォード時代のロックには、一つの顕著な特質がみとめられる。それは、彼が、神への信頼と人間への不信との間を生きていたことにほかならない。たとえば、ロックは、一六五九年に、父親宛ての手紙で、「すべての事象を統御し、われわれのカオスを…

覚え書:「特集ワイド 「改憲勢力3分の2超」維持したが 世界は9条を欲している」、『毎日新聞』2017年11月27日(月)付夕刊。

- 特集ワイド 「改憲勢力3分の2超」維持したが 世界は9条を欲している毎日新聞2017年11月27日 東京夕刊スペイン領カナリア諸島にある日本国憲法9条の条文が書かれた碑=伊藤千尋さん提供 10月の衆院選で、改憲勢力が3分の2超の議席を維持した。改憲…

覚え書:「特集ワイド 自民勝たせた若者の意識 「青春=反権力」幻想に」、『毎日新聞』2017年11月13日(月)付夕刊。

- 特集ワイド 自民勝たせた若者の意識 「青春=反権力」幻想に毎日新聞2017年11月13日 東京夕刊日の丸の旗を手に安倍晋三首相の街頭演説を聞く有権者ら。若者の自民支持は増えている=東京都千代田区で2017年10月21日午後6時31分、長谷川直亮撮影…