2017-10-17から1日間の記事一覧

覚え書:「社説 大田さん逝く 「沖縄と日本」問い続け」、『朝日新聞』2017年06月14日(水)付。

- 社説 大田さん逝く 「沖縄と日本」問い続け 2017年6月14日 沖縄県の知事だった大田昌秀さんが亡くなった。 多くの人の記憶に残るのは、95年の光景だろう。米兵による少女暴行事件に抗議する県民総決起大会。集まった約8万5千人の映像に目を奪われ、本…

覚え書:「書評:「天皇機関説」事件 山崎雅弘 著」、『東京新聞』2017年09月03日(日)付。

- 「天皇機関説」事件 山崎雅弘 著 2017年9月3日 ◆国家意識の明確化を狙う [評者]三上治=評論家 一九三五年(昭和十年)に起きたのが天皇機関説事件である。この事件は国体明徴運動とともに、日本が戦争に突き進む大きな契機をなした事件として人々に記憶…

覚え書:「書評:小指が燃える 青来有一 著」、『東京新聞』2017年09月03日(日)付。

- 小指が燃える 青来有一 著 2017年9月3日 ◆原爆を書く意味問う [評者]陣野俊史=文芸評論家 今年二月、被爆者として長い間長崎の原爆を小説に書いた林京子さんが亡くなった。著者の青来有一は戦後、長崎に生まれ育ち小説家になった。現在は長崎の原爆資料…

覚え書:「書評:南風(みなみ)吹く 森谷明子 著」、『東京新聞』2017年09月03日(日)付。

- 南風(みなみ)吹く 森谷明子 著 2017年9月3日 ◆俳句に目覚める青春 [評者]黒岩徳将=俳人 毎年八月、松山市で開かれる「俳句甲子園」は、地区予選を勝ち上がった高校が五人一組のチームで俳句を競い合う。今年で二十回を数え、私が出場した十年前に比べ…

覚え書:「声 『共謀罪』再び日本孤立の道か 作家 赤川次郎(東京都 69)」、『朝日新聞』2017年06月15日(木)付。

- 声 「共謀罪」再び日本孤立の道か 作家 赤川次郎(東京都 69) 2017年06月15日 日本にも多くのファンを持つウィーン・フィルハーモニー管弦楽団だが、ナチスの次代、ユダヤ系の楽団員を追放し、中には強制収容所で殺された団員もいた。この「負の歴史」が…