2018-02-07から1日間の記事一覧

覚え書:「天声人語 関東大震災の教訓」、『朝日新聞』2017年08月26日(土)付。

- 天声人語 関東大震災の教訓 2017年8月26日 関東大震災の混乱のさなか、ある銀行員が見聞きしたことである。広場で群衆が棒切れを振りかざしている。近づいてみると大勢の人たちが1人の男を殴っている。殺せ、と言いながら▼「朝鮮人だ」「巡査に渡さずに殴…

覚え書:「文庫この新刊! 池上冬樹が薦める文庫この新刊!」、『朝日新聞』2018年01月21日(日)付。

- 文庫この新刊! 池上冬樹が薦める文庫この新刊!文庫この新刊! 池上冬樹が薦める文庫この新刊! 2018年01月21日 (1)『西東三鬼全句集』 角川ソフィア文庫 1339円 (2)『七十句/八十八句』 丸谷才一著 講談社文芸文庫 1512円 (3)『ウホッ…

覚え書:「光の犬 [著]松家仁之 [評者]市田隆(本社編集委員)」、『朝日新聞』2017年12月17日(日)付。

- 光の犬 [著]松家仁之 [評者]市田隆(本社編集委員) [掲載]2017年12月17日■生と死で紡ぐ、ある家族の記憶 北海道東部の架空の町・枝留(えだる)を主な舞台に、明治から平成の世に至る3代の添島家の人々と、飼われていた4代の北海道犬の軌跡をたどった物…

覚え書:「いわさきちひろ―子どもへの愛に生きて [著]松本猛」、『朝日新聞』2017年12月17日(日)付。

- いわさきちひろ―子どもへの愛に生きて [著]松本猛 [掲載]2017年12月17日■賢治の言葉で共産主義に共鳴 1946年1月、長野県の松本で日本共産党の演説会が行われた。民主主義について語る弁士の演説を、フレアスカートを着てつば広の帽子をかぶった若い…

覚え書:「社説 戦時徴用船 民間の悲劇を語り継ぐ」、『朝日新聞』2017年08月26日(土)付。

- 社説 戦時徴用船 民間の悲劇を語り継ぐ 2017年8月26日 終戦から72年。この夏も各地で戦没者を追悼する集いがあった。広島、長崎の被爆者に沖縄戦や空襲の被害者。民間人を戦争に巻き込み大勢の犠牲者をうんだ惨劇として、戦時徴用船の記憶も後世に語り継…