日記:戦争を推進する平和学者への短い手紙

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嬉々として戦争法案に前のめりの平和学者の公明党代議士・遠山清彦閣下ですけど、fbにて、先にあった公明党代表山口那津男氏の記者会見(6月12日)をながながと引用して信者がわいておったので、そこに書き込んだコメントに若干の書き込みをして記録として残しておきます。



こんばんわ。そもそも集団的自衛権の行使容認が憲法違反であることと、現在の安保法制の骨子が、四月に米国政府と合意した新ガイドラインの内容に基づくものですから立法府を通り越した談合です。

両者ともに立憲主義を屠る暴挙ですが、今回は違憲の議論は横に置きます。歴史認識についてお聞きしたいことがありますので、その点、以下の通り書き込みます。

遠山議員が紹介する山口代表の記者会見と質疑応答のところです。

記者が「ソウルに行った場合、安倍首相が戦争について謝罪すべきだと思うか」という質問に対して、一つ目は山口代表は「謝罪すべきだと思うか」という点に一切答えていませんが、遠山議員は「戦争について謝罪すべきだと思いますか」ご教示頂ければと思います。

もう一つは、この応答で山口代表は「安倍首相は歴代の内閣が出してきた考え方、談話等は継承すると述べられているわけですから、歴代首相の考え方、内閣の考え方が安倍首相と同様のものだと思っております」と続けておりますが、安倍首相は、先の戦争に対する歴史認識をめぐっては二転三転しており、「(先の談話を)全体として引き継ぐ」と曖昧な言葉で語り、「侵略」と「謝罪」については「発話」(言葉として口に出すこと)すらできません。

この状態で、政権の一角を担う公明党の代表が、「第二次大戦までの日本の振る舞いについて深く反省をした上で」と評価することは可能なのでしょうか?

公明党は、(もうボロボロですが)「平和」を看板にした政党ですよね。戦後日本の平和主義とは、先の戦争を「侵略」と認め、深い「反省」(謝罪)に基づくものだと考えます。その歴史認識を曖昧にしたまま、「平和」と騙るのはいかがなものかと思いますが、どうでしょうか?

ご教示願えると同時に、遠山議員の先の戦争に対する歴史認識をお聞かせ下さればと思います。

最後にはっきりといいますが、自民党と連立するようになってから、例えば首相の靖国神社参拝等に「遺憾の意」をリアクションとして発しても、積極的に「歴史認識」に踏み込むことがほとんどなくなったように感じます。そういう曖昧さが、「八紘一宇で世界平和」みたいなバカの信者を量産してしまったのだと思いますよ。




【全文】公明党・山口代表が安全保障法制について会見 (1/2)




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