吉野作造研究:「戦後70年みやぎ:吉野作造と鈴木安蔵 2人の交流史、貴重な史料で 大崎で企画展、はがきなど109点展示 /宮城」、『毎日新聞』2015年06月13日(土)付。

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戦後70年みやぎ:吉野作造鈴木安蔵 2人の交流史、貴重な史料で 大崎で企画展、はがきなど109点展示 /宮城
毎日新聞 2015年06月13日 地方版

(写真キャプション)展示されている鈴木安蔵の直筆原稿「吉野作造先生の事ども」の一部=大崎市吉野作造記念館で

 大崎市吉野作造記念館で、企画展「戦後70周年記念 日本国憲法の誕生と吉野作造」が開かれている。戦後にいち早く国民主権を明記した「憲法草案要綱」を発表した憲法研究会の中心メンバー、鈴木安蔵と、大正デモクラシーの立役者とされる吉野との交流を示す史料など、109点を展示する。8月2日まで(祝日を除く月曜休館)。

 展示品の中には吉野が死去する直前の1933(昭和8)年1−2月に鈴木へ送った4通のはがきもあり、病床で鈴木の来訪を心待ちにしていたことが伝わる。鈴木は吉野から憲法制定史研究について2回にわたり教えを受け、吉野の告別式の夜に原稿用紙に書いた「吉野作造先生の事ども」では「研究を大成させることによって(中略)先生の理論的遺産を継承し、発展せしめる」と決意を記している。

 このほか、憲法研究会メンバーが論陣を張った雑誌「新生」や、県内明治期の自由民権派の史料なども紹介している。同館事業企画・研究部の小嶋翔さんは「今の憲法は『押しつけ』とも言われるが、明治、大正からの蓄積があって成立したことを知ってもらえれば」と話す。【山田研】
    −−「戦後70年みやぎ:吉野作造鈴木安蔵 2人の交流史、貴重な史料で 大崎で企画展、はがきなど109点展示 /宮城」、『毎日新聞』2015年06月13日(土)付。

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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20150613ddlk04040080000c.html


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