覚え書:「戦後70年:安保法案に反対する会、設立集会で祈り 立教大有志 /東京」、『毎日新聞』2015年08月01日(土)付。

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戦後70年:安保法案に反対する会、設立集会で祈り 立教大有志 /東京
毎日新聞 2015年08月01日 地方版

(写真キャプション)安保法案に反対し、礼拝形式で行われた設立集会=立教学院諸聖徒礼拝堂で

 ◇呼び掛け人、賛同者773人

 学生を大学から戦地へ送った歴史を忘れるなと、立教大の教職員や卒業生、学生有志による「安全保障関連法案に反対する立教人の会」(西原廉太、浅井春夫共同代表)の設立集会が31日、豊島区西池袋3の同大で開かれた。学内のチャペルで通常の礼拝と同じ形式で行われ、会場を埋める約190人が「再び戦争ができる国にならないように」と祈りをささげた。

 同大は戦時中、1200人を超す学生が出征し、軍国主義に協力したことを、常設展などで深く反省している。衆院の法案強行採決を受け、773人の呼び掛け人・賛同者で会を発足させた。

 集会は聖歌「あなたの平和の器にしてください」で始まり、「もう二度と、学生たちに武器を取らせず、戦地に赴かせないため法案を廃案にすることを求めます」という声明を発表。学生グループも「武力によらない平和を掲げ続けてきた日本を誇りに思う」とする声明を読み上げた。

 同大在学中に学徒出陣し、1945年4月にフィリピンで21歳で戦死した渡辺太平さんのめい、横尾とし子さん(63)=練馬区=も登壇。「昨今の国会の動きを危惧していました」と苦言を呈し、「叔父が愛した犬も軍用犬に徴発され、手袋にされた。残された家族の人生も大きく変わった。こんなむごいことを二度としてほしくないと思いながら死んだのではないか」と語りかけた。【山田大輔

〔都内版〕
    −−「戦後70年:安保法案に反対する会、設立集会で祈り 立教大有志 /東京」、『毎日新聞』2015年08月01日(土)付。

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http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20150801ddlk13040218000c.html





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