覚え書:「ウォッチ安保国会:悩む学会員、勉強会 100人参加、法案反対の学者招き」、『朝日新聞』2015年08月23日(日)付。
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ウォッチ安保国会:悩む学会員、勉強会 100人参加、法案反対の学者招き
2015年8月23日
(写真キャプション)木村草太氏の話を聴く参加者=22日、大阪市北区
参院で審議中の安全保障関連法案を巡り、公明党の支持母体・創価学会の学会員有志が22日、大阪市内で、法案を「違憲」とする立場の憲法学者を招いて勉強会を開いた。デモに参加したり、署名を集めたりする動きが一部で起きる中で「学会員のモヤモヤした気持ちを共有し、話し合える場をつくろう」と企画した。
ビルの一室であった勉強会には約100人が参加。SNSなどで募り、学会員と確認できた人だけ参加を認めたという。
講師は、衆院の中央公聴会で野党推薦の公述人を務めた木村草太・首都大学東京准教授。国際法や憲法の観点から法案を分析し、規定が不明確で「恣意(しい)的な権力の乱用につながる」などと指摘した。
家族で学会員という大阪府内の50代の主婦は、息子に「党の言うことだからとうのみにしたらダメ」と諭され、法案の勉強をするようになった。夫は法案に賛成だが「考えは尊重する」と勉強会に送り出してくれたという。「なぜ個別的自衛権だけではダメなのか、納得できない」と話した。
別の60代の男性は「衆院の採決強行を見てから、党への不信が強まった。勉強会に来て、同じような気持ちを抱いている人が多いとわかって背中を押された」と話した。
主催したグループの代表で創価大出身の会社員、浅山太一さん(32)は「平和を求める心は学会員は皆同じ。勉強会を通して、疑問に向き合えたのではないか」と話した。(市川美亜子)
−−「ウォッチ安保国会:悩む学会員、勉強会 100人参加、法案反対の学者招き」、『朝日新聞』2015年08月23日(日)付。
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http://www.asahi.com/articles/DA3S11927554.html