日記:自公連立政権を支持することを重視するあまり、安倍晋三の強烈な応援団となる人もいて、自民党よりも右傾化する状況

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 氏家氏によれば、第二次安倍政権以降の右傾化は目に余るものがあり、特定秘密保護法公明党が賛成した段階で、危険な方向に行くのではと恐れていたところに安保関連法案が現れたという。
 「創価学会が貫いてきた平和主義、生命尊厳の立場からしても容認できるものではありません。それに、公明党支持者の中には、自公連立政権を支持することを重視するあまり、安倍晋三の強烈な応援団となる人もいて、自民党よりも右傾化する状況も危惧していました」(氏家氏)
    −−西所正道「『反安保』で公明党に反旗を翻す創価学会員たち」、『新潮45』10月、新潮社、2016年、54頁。

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ひとつ、記録として残しておきますが、かねてから危惧していたことが実現していることに驚きを隠せません。何かと言えば、創価学会公明党を貫く平和主義、生命尊厳の思想自体が、公明党を支援することで「ないがしろにされてしまう」ということです。

下のツイート主は、昨年の安保法制以来、粘着して不愉快な攻撃を執拗に続けてきた公明党支持者ですが、「公明党支持者の中には、自公連立政権を支持することを重視するあまり、安倍晋三の強烈な応援団となる人もいて、自民党よりも右傾化する状況」を身をもって体現しているご様子です。

政治の舞台で話題になる時の、創価学会公明党の平和主義、生命尊厳の思想の特徴を端的に言えば、先の戦争で徹底的に弾圧されたからこそ、平和憲法を守り、その精神を世界へ拡大していくこと、そして先の戦争で徹底的にすべての人々を塗炭の苦しみを味あわせたからこそ、戦前回帰や歴史修正主義には断固として対峙していくことといえばいいでしょうか。

さてこの後閑氏、創価学会の歴史を踏まえるならば、持ち上げるべきではない「日本会議」の櫻井よしこ氏の議論を連日持ち上げ怪気炎を上げており、そのヨイショのツイートを公明党の地方議員(新座市議会議員《公明党》かめだ博子議員)が「いいね」しているという2016年です。

もう、ここまで思想的な来歴を無視して右ブレの現状容認に「翼賛」してしまうのであれば、おしまいなのではないでしょうか……ねぇ。



かめだ博子 (@9HA4EXgHKnDojaZ) | Twitter


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