日記:AさんとBさんが対立していて、明らかにAさんの方に非があるのにBさんの味方をせずに「真ん中」を取ってしまうのは、全然「ふつう」でも「冷静」でも「バランスがよい」わけでもなく……
共謀罪に反対だと言いつつ、批判の矛先は安倍政権ではなくメディアに向ける。この人の言うことは常に八方美人で背骨がない。真ん中を取れば「ふつう」で「中立」で「冷静」に見えると思っているのだろう。申し訳ないけど、要はそれだけの人です。https://t.co/xHBgom3o7s
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2017年6月7日
AさんとBさんが対立していて、明らかにAさんの方に非があるのにBさんの味方をせずに「真ん中」を取ってしまうのは、全然「ふつう」でも「冷静」でも「バランスがよい」わけでもなく、実質的にAさんの味方をすることになるわけで。三浦瑠璃さんはいつもこれですね。
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2017年6月7日
瑠璃→瑠麗
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2017年6月7日
この人のたちの悪いのは、共謀罪が正当な経済活動を萎縮させることと、正当な市民運動を萎縮させるという両方の問題があるのに、経済活動だけに限って法案修正をすべきだと言っていること。法律に問題があるという点ではどっちも同じなのに。強い側は守るよ、という話なんだろうけど。
— アルルの男・ヒロシ(一般人) (@bilderberg54) 2017年6月7日
私は対立する両陣営のバランスを取っているのではなく、安全と民主主義、や平和と民主主義、などの二つの重要な価値が摩擦を起こす時のジレンマに対しバランスを取っているのです。もちろん政局論としても今回の反対運動は失敗でしたけれど。それを読み解ける方であって欲しかったですね、残念です。 https://t.co/ODFzxU3z26
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) 2017年6月7日
ですからその両軸の立て方自体がまやかしなんですよ。例えば共謀罪は安全と民主主義の摩擦案件じゃないでしょ。共謀罪は市民の監視や弾圧がやりやすくなるだけで、安全の確保には寄与しませんから。 https://t.co/SVaWGfQ8zf
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2017年6月7日
AとBがジレンマを起こしてしまうときにそれをメタレベルで見て対立構造の基礎そのものをあぶり出すというのはカント以来の哲学の基本なので、真ん中にいることそのものが敵なんだといういまRTしたようなタイプの思考法は、近代哲学そのものの否定だと思う。
— 東浩紀@ゲンロン0毎日読売書評出ました (@hazuma) 2017年6月7日
僕が申し上げてるのは、哲学の話じゃないからなあ。僕も映画を作る時は世界を微妙な濃淡で描くことに専念しますし。だけど現実の生活や政治では、哲学や映画と違って立場をはっきりさせる必要も出てくる場合があるわけで。カテゴリーの違うものを混同しないで欲しいな。 https://t.co/ac9GSUs2bE
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2017年6月7日
ほんと、いやな時代だね。そしてこのような「友も敵もいない」という主張もまた敵を利するものだと言われ、敵認定されていくという無限循環・・・
— 東浩紀@ゲンロン0毎日読売書評出ました (@hazuma) 2017年6月7日
非常に面白いのは、東さんはこのツイートによって、事実上僕を「敵認定」していることですね。そういう意味では、まさに無限循環です。 https://t.co/yIVFIG3t0d
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2017年6月7日
東さんだって、例えば万引きしてないのに「万引きした」と店から濡れ衣着せられた時に、第三者である目撃者が「店と東さんの対立構造」とやらをあぶ出すだけで「東さんは万引きしてないですよ」と明確に証言してくれなかったら、流石に「ふざけんな」と思うんじゃないの?
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2017年6月7日
つーか、東さんは僕と三浦さんの「対立構造の基礎をあぶり出す」だけに専念すりゃあいいのにって思うよ。じゃないと近代哲学の否定なんでしょ? https://t.co/AgLCjswzLN
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2017年6月7日
東さん、僕だって三浦さん含め誰のことも「敵認定」なんてしてないんですよ。安倍首相だって僕にとっては敵ではない。しかし東さんは僕が三浦さんを批判しただけで「敵認定した」と書いたわけでしょ。そういう「東基準」からすれば、僕を批判する東さんは僕を敵認定していることになっちゃうわけです。 https://t.co/VgGTGM4s4x
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2017年6月7日
刑事事件の実務を知らないのに、いい加減なことを言わないで欲しい。
— 山口貴士 aka無駄に感じが悪いヤマベン (@otakulawyer) 2017年6月7日
「日本の警察がいかに抑制的か知らず、法案の字面だけ読んで「大変な事態になる」と反応しているのでしょう。」
安全と自由の両立、議論不足 三浦瑠麗さんが語る共謀罪 https://t.co/CFyJphMzan
寿司食って転ぶとか言う田舎の宿場女郎みたいな学者はなんぼでもおるし、田舎の宿場女郎がどの客と寝るかが自由なように、寿司を総理に奢ってもらって転ぶのもその学者の自由だろうよ。
— 菅野完 (@noiehoie) 2017年6月7日
しかし問題は、それをまるで「天下の碩学」かのように採用して論説させる新聞の側。
三浦瑠麗氏のことは「21世紀の櫻井よしこ」と思っている。
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2017年6月7日
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安全と自由の両立、議論不足 三浦瑠麗さんが語る共謀罪
聞き手・岩崎生之助2017年6月7日
国際政治学者の三浦瑠麗さん=早坂元興撮影
「共謀罪」の趣旨を盛りこんだ組織的犯罪処罰法改正案が国会で議論されている。政府は「テロ対策に必要」との立場だが、捜査当局による乱用や「表現の自由」などの侵害を危惧する声もある。
国際政治学者の三浦瑠麗(るり)さん(36)は、国際的なテロ対策の必要性は認めつつも、「共謀罪」法案には反対している。一方で、法案の問題点を報じるメディアにも苦言を呈する。
《「自由は侵害しない」。そんな説明が本質をかすませる。》
テロ対策のためにパレルモ条約(国際組織犯罪防止条約)に入ることには賛成です。国際的なテロ情報の共有は、枠組みがないとうまく機能しない。そのための国内的な根拠法も不要とは思いません。
ただ、この組織的犯罪処罰法改正法案は刑法体系を根底から変える。対象となる277の罪が、準備段階で罰するほど重大か検討が足りていません。
テロとは「国家や社会に対する罪」です。国際社会から見ると、日本はテロへの危機意識が薄い。イスラエルではホテルに入る車を金属探知機で調べるのが当たり前。日本でも不特定多数の人が集まる「ソフトターゲット」を守るためには警備能力の強化が欠かせない。でも、それは法案とは関係ありません。
政府は一般人の自由は侵害しないといい、その説明を真に受けている人が多い。結果として「安全」と「自由」はときに対立するものという本質的議論が深まっていません。安全と自由を両立させるためには「組織的犯罪集団」の定義を明確にし、罰する対象をはっきりさせる必要があります。
私が特に心配するのが法案のビジネスへの影響です。ライブドア事件でのバッシングを思い出してください。日本社会は経済犯罪に非常に厳しい。例えば、企業の節税を手助けする国際的な専門家チーム。法人税法や会社法なども対象になる今の法案では、彼らがあいまいな定義のまま組織的犯罪集団にされるおそれがあります。
一方で、朝日新聞を含むリベラルメディアの反対論にも違和感がある。「治安維持法の復活」といった批判は歴史的な文脈を無視した極端な言い方です。
私が出演するフジテレビの「ワイドショー」で、松本人志さんが「共謀罪」について「いいんじゃないか」と発言しました。まず、テロが怖いという庶民感覚がある。批判する側が極端な言い方をするほど、ふつうの人は引いてしまい、かえって賛成側に流れていく。
法体系における罪と罰のバランスは必要だし、捜査機関の最良はなるべく小さい方がいい。冷静な批判を続けるしかないと思います。
−−「安全と自由の両立、議論不足 三浦瑠麗さんが語る共謀罪」、『朝日新聞』2017年06月07日(水)付。
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http://www.asahi.com/articles/ASK627J3DK62ULZU00M.html