日記:公明党が中長期的に生き残るには、創価学会の支援に依存しない平和/福祉の「国民政党」(国民という言葉に手垢がまみれているがあえてつかう)へ脱皮するか、それともガンジーもびっくりするぐらいの平和/福祉の原理主義的な「宗教政党」になるしかない。



都議選について、何か言及しなければならないのかと誰何すれば、都民でもないので言及する必然性が全くないのだけど、これまで経験した都議選以上に、非都民でありながら、都議選の応援にいけよ(ゴルァみたいな、創価学会公明党の圧力が異常なまでに強かったことにはドン引きしたので…それって内心の自由への圧力やろうという話…、予想通りの展開。とりあえず、熟女大好き新宿区の古城は落としたかったなあとは思ったりです。

しらん間にワシの知人宛に応援はがきが送られていたらしい、もうめちゃくちゃや。
ただ、ひとつ言えるのは、「今まで以上」に全力で戦わないと公明党にはもはや「未来」がないことが露呈したという話。地区協議会……そーかがっかいの大事な集会や(笑……でも強制的に出席を強いられておりますが(信仰をカール・バルト的に絶対的なものと理解することと、信仰に依存して政治活動へ誘導することはイコールではない)……なんかにも強制参加させられても、いちばん、わかいのが僕で、あとは70オーバーで正座不可のひとびとばかり。そういう人たちが「公明党しかない」とかゆうて東京へ、自腹で選挙の応援にいく訳。

政策的に合理的な意味がアレば、まあ、別に気しないけど(気にしなくはないけど)、その辺を置いといても、そしたら、その方々が鬼籍に入った後、誰が続くの?って聞けば誰もいないやないけというシンプルな話になってしまいます。

日本全体が縮小しているけれども、思った以上に、学会のコアな構成メンバーは縮小しているわけですよ。

さて……。
これまで、学会のえらい連中には、(政治とは全く関係のない話として)高度経済成長をモデルにした「昭和型」組織運営ではなく、人口減少社会に対応した運営が必要ですよと訴えてきましたが、根拠なく「大丈夫だよ、氏家くん」とか云々。もはや馬鹿につける薬はなし。

公明党は、ますます支援組織に依存を続ける体たらくで、国民政党への脱皮の準備全くなし。

池田名誉会長「ガー」というと、「師匠」ではなく「グル」と理解しているキチガイが湧いてくるので辛いもんがあるが、それでも、公明党を支援するために信仰がある訳ではないし、公明党はいつまでも学会に依存するべきではないとこれまでなんども指摘されましたけど、公明党は、ますます支援組織に依存を続ける体たらくで、国民政党への脱皮の準備全くなし。支援組織がジリン貧になるなかで、ここ3−5年はもっても、この後、未来はない。

ねんのためにいうておくと、小池ファースト(ファーストいうこと自体、トランプ、国民戦線、在特第一党という閉じた社会)自体が、小池の離党届受理されていない以上(そして「以上」だけでなく)、自民党の極右のコアなロンダリング「政党」である以上、それの躍進は、キチガイの躍進に他ならない。キチガイと連携して「大勝利」な訳がないだろう。

公明党が中長期的に生き残るには、創価学会の支援に依存しない平和/福祉の「国民政党」(国民という言葉に手垢がまみれているがあえてつかう)へ脱皮するか、それともガンジーもびっくりするぐらいの平和/福祉の原理主義的な「宗教政党」になるしかない。おそらく政権の「衛星政党」オプションで生き延びようとするが、それは自滅の道であり人道への罪といっても過言ではないだろう。




いまいちど、ここで、姜尚中の論考を紹介しておきます。
出典は、「姜尚中思索の旅 (33)選良たちの系譜」『四国新聞』2017年9月27日付。




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