覚え書:「手塚治虫生誕90周年 (関連ニュース)80年代「カワイイ」色あせない ファンシーグッズ1千点 宝塚で企画展」、『朝日新聞』2017年年11月23日(木)付。
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手塚治虫生誕90周年 (関連ニュース)80年代「カワイイ」色あせない ファンシーグッズ1千点 宝塚で企画展
2017年11月23日
会場の一角に再現された1980年代の女子部屋=兵庫県宝塚市武庫川町の市立手塚治虫記念館
1980年代に少女たちを魅了した様々なファンシーグッズを紹介する企画展「’80s(エイティーズ)ガーリーコレクション “カワイイ”は時間(とき)を超える」が、兵庫県宝塚市立手塚治虫記念館で開かれている。約30年を経ても今なお色あせない、愛らしい約1千点のグッズが並ぶ。
空前の好景気で様々な流行や文化が生まれた80年代は、ファンシーグッズがあふれたキャラクターたちの黄金期。最近のリバイバルブームで、当時のグッズやファッションが雑誌などで再び注目されていることから、記念館が企画した。
展示グッズのほとんどは、80年代の少女たちの文化を紹介するブログ「昭和的ガーリー文化研究所」の所長、ゆかしなもんさん(42)のコレクション。
5〜14歳だった80年代に夢中になってファンシーグッズを買い求め、30代になって再び当時のグッズを集め始めたという東京都在住の会社員女性だ。
会場に並ぶグッズのキャラクターは、今や世界中に愛されている「ハローキティ」をはじめ、双子のきょうだい星「リトルツインスターズ」▽ちょっぴりドジなペンギン「タキシードサム」▽きれい好きなばい菌「バイキンクン」▽「うちのタマ知りませんか?」の和猫のタマ▽ティーン向け雑誌から生まれたおしゃれキャラ「レモンヴィレッジ」――など。
これらのキャラクターの缶ペンケースやシャープペン、鉛筆、消しゴム、手鏡やクシ、コップ、目覚まし時計、バッグ、ハンカチ、ポケットティッシュなどがずらり。スマートフォンやパソコンがなかった当時、少女たちの大切なコミュニケーションツールだったメモ帳も展示する。
会場の一角には80年代の「女子部屋」を再現。当時流行したダブルデッキラジカセに、ガラス天板の小さなスチール机、キャラクターの置物やクッション、ゴミ箱などが並ぶ。
手塚治虫作品からはユニコーン(一角獣)の子ども「ユニコ」のグッズや、直筆のカラー原画などを紹介。「ユニコ」は、数々のグッズを生み出したサンリオがかつて発行していた漫画雑誌のために、手塚が描き下ろした少女漫画で、映画化もされている。
記念館の担当者は「80年代に少女だった女性の皆さんに、当時を懐かしく思い起こしてもらい、胸をときめかせた当時の文化について、子どもたちと語り合ってもらえたら」と話している。
来年2月20日まで。毎週水曜(1月3日は開館)と12月29〜31日は休み。一般700円、中高生300円、小学生100円。問い合わせは記念館(0797・81・2970)。(鈴木裕)
−−「手塚治虫生誕90周年 (関連ニュース)80年代「カワイイ」色あせない ファンシーグッズ1千点 宝塚で企画展」、『朝日新聞』2017年年11月23日(木)付。
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http://book.asahi.com/reviews/column/2017112400001.html