2018-02-22 覚え書:「折々のことば:861 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年09月01日(金)付。 覚え書 - 折々のことば:861 鷲田清一 2017年9月1日 魂鎮(たましず)めでなく、魂起こし (栗原彬) ◇ 「海からの大量殺戮(ジェノサイド)」ともいうべき水俣病の東京展(1996年)に寄せて、政治社会学者はこう書いた。水俣病が国・企業や同時代人に突きつけた問いは、「賠償」や「和解」で済むものではない。「患者」一般ではなく、受難者一人ひとりの遺影を前にして、官庁や企業の人の個々に名をもつ人に戻ってゆく、そうした次元でしか魂の救済には届かないと。『「存在の現れ」の政治』から。 −−「折々のことば:861 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年09月01日(金)付。 - 折々のことば:861 鷲田清一:朝日新聞デジタル 「存在の現れ」の政治―水俣病という思想posted with amazlet at 18.02.19栗原 彬 以文社 売り上げランキング: 250,540Amazon.co.jpで詳細を見る