覚え書:「折々のことば:913 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年10月25日(水)付。


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折々のことば:913 鷲田清一
2017年10月25日

 宮城は現在(いま)も現実(いま)に立ち向かう。

 (宮城県のポスター)

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 過去の過酷な体験はいつまでも過去になってくれない。それに、日が経つにつれて思わぬ新しい難問が次々と行く手に立ちふさがりもする。東北の大震災の後も昨年の熊本の大震災の後も、多くの人びとが仮設の住宅や店や工場で日々「いま」の課題に懸命に取り組む。笑みさえ浮かぶその不屈の表情が、それをまなざす者を逆に励ます。「震災復興ポスター」シリーズの合言葉。
    −−「折々のことば:913 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年10月25日(水)付。

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折々のことば:913 鷲田清一:朝日新聞デジタル