- 災後考 ６年目の先に：書店が映す、被災地の心 2016年3月22日 ２０１１年の春、取材した東北の被災地で、人々が本を渇望する姿に驚いた。失った風景や情報、癒やしを求めていた。大きすぎる体験を抱え書店を訪れる人たちが現実を受け止めていく時間に、本…

- 政治をみる眼 次の時代を動かす君たちへ ［著］新藤宗幸 [掲載]2016年03月13日 [ジャンル]政治 社会 大災害を防ぐためという「国土強靱（きょうじん）化」を、不必要と言う人はいない。だが、この言葉のもとに展開される巨大公共事業は妥当だろうか、と著…

- ルシアン・フロイドとの朝食 描かれた人生 ［著］ジョーディ・グレッグ [評者]横尾忠則(美術家) [掲載]2016年03月13日 [ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 ■破天荒な人生、危険なオーラ発散 画家は一枚の絵を完成させるために描…

- 死んでいない者 ［著］滝口悠生 [評者]大竹昭子(作家) [掲載]2016年03月13日 [ジャンル]文芸 ■通夜の場の気配を束ねる文学 第１５４回芥川賞受賞作。まずタイトルで首をひねった。頭に「もう」をつけたらここに居ない死者に、「まだ」ならばこの世に留（と…

- いちからわかる！ 緊急事態条項 2016年3月22日 ■憲法を考える 緊急事態条項を憲法に盛り込むべきかどうかが、改憲論議の焦点になりつつある。緊急事態とは何か。そもそも、憲法を変えなければ対応できないものなのか。海外の事例もみながら、改めて考えて…