2017-06-17から1日間の記事一覧

覚え書:「社説 教育勅語肯定 稲田大臣の資質を問う」、『朝日新聞』2017年03月10日(金)付。

- 社説 教育勅語肯定 稲田大臣の資質を問う 2017年3月10日 稲田防衛相に閣僚としての資質があるのか。重大な疑義を抱かざるを得ない発言である。 稲田氏は8日の参院予算委員会で、戦前の教育勅語について次のように語った。 「日本が道義国家を目指すという…

覚え書:「書評:グローバル資本主義と<放逐>の論理 サスキア・サッセン 著」、『東京新聞』2017年05月21日(日)付。

- グローバル資本主義と<放逐>の論理 サスキア・サッセン 著 2017年5月21日 ◆略奪される人間、自然環境 [評者]服部茂幸=同志社大教授 米国のトランプ大統領誕生の背後には、格差の拡大と中間階級の没落があった。格差の拡大と中間階級の没落は今の日本…

覚え書:「書評:月の満ち欠け 佐藤正午 著」、『東京新聞』2017年05月21日(日)付。

- 月の満ち欠け 佐藤正午 著 2017年5月21日 ◆生まれ変わり主題に [評者]陣野俊史=文芸評論家 主人公の小山内堅は八戸生まれ。東京で大学生活を送ったあと就職し、梢と結婚、不自由のない暮らしを送った。娘も生まれた。異変が起きたのは、娘の瑠璃が小学…

覚え書:「書評:美酒と黄昏 小玉武 著」、『東京新聞』2017年05月21日(日)付。

- 美酒と黄昏 小玉武 著 2017年5月21日 ◆牛乳で割った周五郎 [評者]郷原宏=文芸評論家 サントリーのPR誌の編集長をしていた織田作之助賞受賞作家にして俳人でもある著者が、文人と酒と酒場にまつわるエピソードを歳時記風につづった、なんとも風雅なエ…

覚え書:「折々のことば:680 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年02月28日(火)付。

- 折々のことば:680 鷲田清一 2017年2月28日 いま起きている土と海の汚染が、自分のからだの一部で起こっている、ということを誰も語らない (山内明美) ◇ 冷害や地震や津波にくり返し襲われてきたケガチ(ケという日常にあっても食料が欠けがち)の風…