2017-07-11から1日間の記事一覧

覚え書:「文化の扉 時代映すバベルの塔 建築技術や世相、塔の姿に投影」、『朝日新聞』2017年03月26日(日)付。

- 文化の扉 時代映すバベルの塔 建築技術や世相、塔の姿に投影 2017年3月26日 「バベルの塔」といえば、未完成の巨大な建物が思い浮かぶ。身の程知らずで無謀な計画の例えとしても使われる。画家たちを魅了し、繰り返し描かれてきたこの建造物は、時代によっ…

覚え書:「書評:ラカン的思考 宇波彰 著」、『東京新聞』2017年06月11日(日)付。

- ラカン的思考 宇波彰 著 2017年6月11日 ◆軋轢に悩む個人のために [評者]宗近真一郎=評論家 「忖度(そんたく)」(虞(おそ)るべし)、政治的失言と撤回、KY(空気読めない)、ネット炎上(同調圧力の猛威)などの現象に私たちは頻繁に遭遇する。こ…

覚え書:「書評:原点(THE ORIGIN) 戦争を描く、人間を描く    安彦良和・斉藤光政 著」、『東京新聞』2017年06月11日(日)付。

- 原点(THE ORIGIN) 戦争を描く、人間を描く 安彦良和・斉藤光政 著 2017年6月11日 ◆善悪を超えるドラマ [評者]中条省平=学習院大教授 安彦良和は一九七九年に『機動戦士ガンダム』の作画監督として名を上げ、日本のアニメーターの名声の頂点…

覚え書:「書評:世界スタジアム物語 後藤健生 著」、『東京新聞』2017年06月11日(日)付。

- 世界スタジアム物語 後藤健生 著 2017年6月11日 ◆巨大空間、転用の歴史 [評者]市川紘司=建築史家 近代建築では形態が機能に従うことがしばしば称揚された。しかし歴史上の建築を見れば、形はそのままに用途だけが変わる、という事例は少なくない。有名…

覚え書:「政治断簡 勅語の縛り、いまも 編集委員・松下秀雄」、『朝日新聞』2017年03月26日(日)付。

- 政治断簡 勅語の縛り、いまも 編集委員・松下秀雄 2017年3月26日 昨年、101歳で亡くなった、むのたけじ(本名・武野武治)さん。負け戦を勝ち戦のように報じたけじめをつけると、終戦の日に朝日新聞社を辞した大先輩だ。 6月公開予定の映画「笑う10…