2018-02-19から1日間の記事一覧

覚え書:「社説 政務活動費 公開へもっと踏み出せ」、『朝日新聞』2017年09月06日(水)付。

- 社説 政務活動費 公開へもっと踏み出せ 2017年9月6日 もう世間の関心が薄れたとでも思っているのだろうか。地方議員に支払われる政務活動費をめぐる不正が後を絶たない。 「号泣県議」の元兵庫県議による不自然な支出が発覚して3年あまり。定数の3分の1…

覚え書:「新しい小説のために [著]佐々木敦 [評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- 新しい小説のために [著]佐々木敦 [評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者) [掲載]2018年01月07日■「私」とは、書き手の闘いを俯瞰 文芸批評を読むということはなにか。 私のような不真面目な人間にとって文芸批評は、サッカー観戦のあとのサッ…

覚え書:「火定 [著]澤田瞳子 [評者]末國善己(文芸評論家)」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- 火定 [著]澤田瞳子 [評者]末國善己(文芸評論家) [掲載]2018年01月07日■猛威ふるう疫病と社会の闇 古代史ものの歴史小説が増えている。このブームを牽引(けんいん)している澤田瞳子の新作は、直木賞の候補にも選ばれた傑作である。 奈良時代。民を救う…

覚え書:「アメリカ 暴力の世紀―第二次大戦以降の戦争とテロ [著]ジョン・W・ダワー [評者]齋藤純一(早大教授)」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- アメリカ 暴力の世紀―第二次大戦以降の戦争とテロ [著]ジョン・W・ダワー [評者]齋藤純一(早大教授) [掲載]2018年01月07日■怯えと不安が導く準戦争状態 本書は、「アメリカの世紀」の裏面に光を当てる。ヘンリー・ルースが用いたこの表現には、アメリカ…

覚え書:「社説 震災とデマ 偏見と善意の落とし穴」、『朝日新聞』2017年09月01日(金)付。

- 社説 震災とデマ 偏見と善意の落とし穴 2017年9月1日 94年前の惨事に、あらためて注目が集まっている。 関東大震災の混乱のなか、官憲や市民の「自警団」の手で、多くの朝鮮人や中国人が殺された。その追悼式に追悼文を送るのを、小池百合子都知事がとり…