2018-03-07から1日間の記事一覧

覚え書:「折々のことば:872 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年09月13日(水)付。

- 折々のことば:872 鷲田清一 2017年9月13日 愛想のないのを悪意のしるしと取ってしまうのは誤りである。 (鹿島茂) ◇ 古書蒐集(しゅうしゅう)家でもあるフランス文学者がパリの古書店で面くらったのが、その愛想のなさ。上得意にも「揉(も)み手す…

覚え書:「代表の概念 [著]ハンナ・ピトキン [評者]齋藤純一(早大教授)」、『朝日新聞』2018年01月21日(日)付。

- 代表の概念 [著]ハンナ・ピトキン [評者]齋藤純一(早大教授) [掲載]2018年01月21日■指導者を支持する理由問われる 「代表」は、政治学が近年活発に論じているテーマの一つである。 例えば「代表される者」がまず存在して彼らが「代表する者」を選ぶので…

覚え書:「脳の意識 機械の意識―脳神経科学の挑戦 [著]渡辺正峰 [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)」、『朝日新聞』2018年01月21日(日)付。

- 脳の意識 機械の意識―脳神経科学の挑戦 [著]渡辺正峰 [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論) [掲載]2018年01月21日■スリリングで気宇壮大な実験 科学と主観の果てしない乖離(かいり)を乗り越えようという、科学者の果敢な挑戦。 人…

覚え書:「情動の哲学入門―価値・道徳・生きる意味 [著]信原幸弘 [評者]野矢茂樹(東大教授)」、『朝日新聞』2018年01月21日(日)付。

- 情動の哲学入門―価値・道徳・生きる意味 [著]信原幸弘 [評者]野矢茂樹(東大教授) [掲載]2018年01月21日■理性こそ判断の主役に、待った 冒頭、こう書き出される。「とかく情動は悪者にされやすい。しかし、本当にそうなのだろうか。」 「情動」という語よ…

覚え書:「日曜に想う 無関心と呼ばれる政治不信 編集委員・大野博人」、『朝日新聞』2017年09月17日(日)付。

- 日曜に想う 無関心と呼ばれる政治不信 編集委員・大野博人 2017年9月17日 「ウサギを見た日に」 絵・皆川明 人は自分で選んだ者たちを信じていない――。ある世論調査のデータを見ながら奇妙だけれど腑(ふ)に落ちると感じた。 大阪商業大学のJGSS(日…