旨いもの・酒巡礼記:福岡県福岡市編「日本再生酒場 もつやき処 い志井」
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二合の酒で、いつになく長谷川平蔵は、微酔いになった。
日暮れには、まだ、間がある。
「窓を開けてくれぬか」
お酒を運んであらわれた座敷女中にそういいつけた平蔵は、
「おだやかな日和がつづくことよ」
独言(ひとりごと)のように、いった。
−−池波正太郎「霜夜」、『鬼平犯科帳 16』文春文庫、2000年、263頁。
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金曜日(15日)から二泊三日で滞在した福岡県博多市。
最終講義をすませてから、福岡空港へ赴く途中、博多駅ビル内の呑みや街で、ぶらりとたちよったのが「日本再生酒場 もつやき処 い志井」。
まあ、要するに立ち呑み屋。
東京にも店舗はあるようですが、その興味深いネーミングに引かれてぶらり……としのびこんだという寸法です。
みんなでワイワイガヤガヤと酒をやるのもよいのですが、ひとりで味わうようにやるのもなかなかいいもんです。
フライトまで2時間以上時間がありましたが、まだ早い時間でしたので、ゆっくりとスタンド席で豚串中心のオーダー。
先ずは生ビールとクィックメニューの「モツ煮込」
モツ煮込はよく食べているのですが、こちらの「モツ煮込」には瞠目!
味噌、醤油仕立ては定番ですが、味わいが何といいますか「塩ベース」。
あっさりとしてい、出汁まで全部飲んでしまうという暴挙に!!!
串は豚ばら、たん、しろ、コブクロ、ハツ。
野菜は、ししとうなんぞをお願いして、、、
黒糖焼酎「喜界島」をロックで、〆は「博多名物明太子」。
短い時間でしたが、いい仕事しておりました。
また寄らせていただこうかと思います。
■ 日本再生酒場 もつやき処 い志井
福岡市博多区博多駅中央街1-1
博多デイトス 1F ほろよい通り
092-292-7535
⇒ ココログ版 旨いもの・酒巡礼記:福岡県福岡市編「日本再生酒場 もつやき処 い志井」: Essais d'herméneutique