旨いもの・酒巡礼記:北海道・札幌市編「函館海鮮居酒屋 魚まさ」
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そのころ、秋山小兵衛は元長の二階で、松村伊織と酒を酌みかわしていた。
小兵衛が、きげんよく酒をすすめるものだから、伊織は先刻の醜態を忘れ果てたかのように盃を重ね、小兵衛のさそいにのって、
「いや、先生、まことにどうも……わたしも、あのようなことになろうとは、まさかに、おもいもおよばぬことで……このようなことになるのでしたら、あんなことをするのではありませんでした」
二十三歳の、いかにも若わかしい顔に愛嬌笑いを浮べ、八年ぶりに会った小兵衛老人の前で、すっかり打ちくつろぎ、ぺらぺらとしゃべりまくる態は、とうてい、これが旗本の子弟ともおわれぬ。
−−池波正太郎「嘘の皮」、『剣客商売 3 陽炎の男』新潮文庫、昭和六十一年、137−138頁。
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13日の金曜日!に北海道へ到着したのですが、18:00ちょっと前にホテルに荷物を預けてから、お世話になったのが「魚まさ」(魚まさ 札幌すすきの店)。
北海道の知人が予約をいれてくれたところなのですが、もともとは函館産まれ、函館育ちの居酒屋で、この4月に札幌店が開店したというできたてほやほやのお店。
テーマは「函館の食材を函館で食す」!
以前、北海道の知人に「北海道に“旬”はありません。いつ何を食べても美味しいんです」といわれたことがありますが、その食の一つの“極み”である「函館」を堪能させていただいた次第です。
お任せのコースと単品の注文に、飲み放題をつけてはじめましたが、北海道限定の「サッポロクラシック」で乾杯。
お通しは、「鮪のしぐれ煮」。
クラシックの芳醇な味わいで再会を喜ぶとともに、薄味ながらしっかりと味わいを主張する「しぐれ煮」に舌鼓。
さて……最初にはこばれてきたのは、まずは名物の「活イカ」からw
ごらんのとおり、生きているイカをそのまま1本どーん!、と。
お造りでやるわけですが、口蓋で身が跳ねるというのはこのことでしょうか。
3人でも多いかなというイカですが、こちらは後で、残りを天ぷらにしていただき、1度で2度美味しいという寸法。
お造りはしめさばとサーモン。
しめさばの脂も素晴らしく、こちらも口の中で溶けてしまい、生きのよいサーモンにも驚愕。新鮮なサーモンは本土ではめったに見ることができませんから、、、
「これが本物の鮭かッ!」
……などと口にしてしまう始末ですw
それからお任せの串盛り(塩)。
鶏中心のオーダーですが、どちらも「ぷりぷり」の味わいに、北海道の幸のすばらしさに納得ですが、ここはひとつ「どこでも出てくるメニューで、それが本物かどうか確かめてやろう」……ということになり・・・
お願いしたのが「鯖の塩焼き」
日本のどの家庭でも作られる定番メニューですが、、、
この身ののり具合を見てください。
輝いていますよw
輝いているのは見てくれだけではありません。
一口口に運んだとたん、
「参りました」
……というのはこのことでしょうか。
終盤、これをやらずに「北海道から帰ることはできない」というわけでお願いしたのが、「豚串」です。
北海道では「ヤキトリ」と言えば「ヤキトン」が出てくるように、豚の名産地。
大降りの肉をタマネギと豪快にアレンジし、秘伝のタレで焼いた奴で勝負。
いあずもがなこちらの負けですよねwww
結局、19:00からはじめてラスト・オーダーまで飲み続けた次第ですが、いやはや、、、
「いい仕事をしておりました」
また来道するときには訪れたいものです。
ありがとうございました。
※たぶん、他にも頼んではいると思うのですが、写真解説はこれだけで……すいません。
■ 函館海鮮居酒屋 魚まさ 札幌すすきのF45店
住所 〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西5 F45ビル8F
TEL 011-252-6801
営業時間 17:30−24:00
定休日 日曜日
函館海鮮居酒屋 魚まさ 札幌すすきのF45店(札幌すすきの/海鮮(海鮮料理)) - ぐるなび
⇒ ココログ版 旨いもの・酒巡礼記:北海道・札幌市編「函館海鮮居酒屋 魚まさ」: Essais d'herméneutique