覚え書:「日中文化交流シンポ:来月2、3日開催−−大崎・吉野作造記念館 /宮城」、『毎日新聞』2013年07月27日(土)付、地方版。


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日中文化交流シンポ:来月2、3日開催−−大崎・吉野作造記念館 /宮城
毎日新聞 2013年07月27日 地方版

 大崎市古川の「吉野作造記念館」は8月2、3日、同館で日中文化交流シンポジウム「吉野作造と近代中国」を開く。北京外国語大の郭連友教授ら中国の4人の日中交流史研究者が、吉野の大正デモクラシー思想と中国革命のつながりなどについて講演。その中で、東日本大震災で見せた日本人の規律や倫理性が今後の中国社会建設のヒントになるとの認識が示されるという。

 シンポ主催者の大川真同館副館長(日本政治思想史)によると、中国は必ずしも日本への対決一辺倒でなく、政府自身が、官僚腐敗や民衆の生活不満などの行き詰まりを解く鍵として日本社会の絆の存在に注目。社会貢献的なNPO活動を政府が後押ししているという。それらを踏まえ、日本神道や神社まで、かつての紐帯(ちゅうたい)の証しとして研究対象にしているという。

 シンポではこれら中国での日本研究の最新成果を披露する。中国から研究者13人が自費で来日し、津波被災地も訪問する。日本側は東北大学大学院文学研究科の研究者2人が講演する。

 2日は午後3時、3日は午前10時開演。定員60人。各日とも聴講料310円。大学生以下は無料。要電話予約。問い合わせは同館(0229・23・7100)。【小原博人】
    −−「日中文化交流シンポ:来月2、3日開催−−大崎・吉野作造記念館 /宮城」、『毎日新聞』2013年07月27日(土)付、地方版。

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http://mainichi.jp/feature/news/20130727ddlk04040107000c.html





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