覚え書:「戸越銀座でつかまえて [著]星野博美」、『朝日新聞』2013年11月03日(日)付。



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戸越銀座でつかまえて [著]星野博美
[掲載]2013年11月03日   [ジャンル]文芸 


 「戸越銀座」とは、東京都品川区にある商店街。著者のふるさとであり、下町の雰囲気がある。地元を離れて約20年ぶりに実家に戻り、「再デビュー」したふるさと……。故郷に暮らしながら大都会での生活をしたい著者は、かつて香港や中国で暮らした時のように、緊張感を持とうと心がけるが、その意識と、どこかゆるい「戸越」がずれてトホホな脱力を誘ったり、かと思うと妙に共振して意気盛んになったり。日々は発見と驚きの連続。日常と冒険が地続きにある著者ならではの新鮮なまなざしが、よく知ったはずのふるさとと、自分をも洗い直す。「自由」であろうとする著者の闘いは、両親と暮らしていても真剣なのだ。
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 朝日新聞出版・1575円
    −−「戸越銀座でつかまえて [著]星野博美」、『朝日新聞』2013年11月03日(日)付。

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日々は発見と驚きの連続|好書好日


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戸越銀座でつかまえて
星野博美
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