覚え書:「みんなの広場:立党精神に立ち返れ」、『毎日新聞』2015年07月24日(金)付。
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みんなの広場
立党精神に立ち返れ
安全保障関連法案が衆院で可決された。憲法違反の疑いが濃厚で国民の理解がないままの暴挙に、毎日新聞の世論調査では内閣支持率は35%に急落し、68%が強行採決は問題だとした。
政権与党のブレーキ役としての公明党への期待が失望に変わりつつある。生命尊厳の立場から恒久平和を願い、庶民のために働いてきた党だから多くの支持を得ていたのではないか。立党精神はどうなったのか。
その平和福祉の党が憲法9条を踏みにじる集団的自衛権行使を容認したのはどうしても解せない。このままアクセルを踏み続けていては国民を不安に陥れ、支持者は離れるだろう。
戦後70年。主権在民の平和憲法があって、国民の生活は守られ、民主主義は機能してきた。主権者は国民である。その一人一人が自らの権利を行使して、権力の横暴を許してはならない時に差し掛かっている。
−−「みんなの広場:立党精神に立ち返れ」、『毎日新聞』2015年07月24日(金)付。
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