覚え書:「SEALDsメンバーら、新団体設立 政党へ政策提言」、『朝日新聞』2015年12月14日(月)付。

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SEALDsメンバーら、新団体設立 政党へ政策提言
市川美亜子2015年12月14日

 
「ReDEMOS」の設立会見後握手を交わす弁護士の水上貴央さん(右)、奥田愛基さん(右から2人目)ら=14日午後5時28分、東京都千代田区、関田航撮影
写真・図版
 安全保障関連法に反対する学生団体「SEALDs(シールズ)」のメンバー奥田愛基さん(23)らが学者や弁護士とともに、政党への政策提言などを行う新団体「ReDEMOS(リデモス)」を設立し、14日に参院議員会館で記者会見した。「国会前抗議を原点に、日本の民主主義を問い直す場をつくる」という。

 リデモスは「DEMOS(民衆)への応答」との意味で命名。市民のためのシンクタンクと位置づけ、安保法制など政治課題に関する情報発信や、議論の場の提供、政党や市民への政策提言をメールマガジンやイベントなどを通じて行う。

 代表理事に奥田さん、理事には「安全保障関連法に反対する学者の会」でも活動する上智大の中野晃一教授、参院の地方公聴会の公述人を務めた水上貴央弁護士の2人が就任。学生数人が研究員になり、テーマに応じて専門家や弁護士と連携していく。

 来年初めには、立憲民主主義の維持・発展を目的にした立法を提言する予定。以後は高等教育無償化といったテーマも検討する。

 会見で奥田さんは「国会前で抗議していて、なぜこうなってしまうのか、なぜ正式なプロセスで異議申し立てできないのかと疑問を持った。こうした思いを法律レベルにして発信したい」と話した。

 SEALDsは来年の参院選に向け、この団体とは別に、ほかの市民団体とともに野党統一候補を支援する組織もつくる予定だ。(市川美亜子)
    −−「SEALDsメンバーら、新団体設立 政党へ政策提言」、『朝日新聞』2015年12月14日(月)付。

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http://www.asahi.com/articles/ASHDG62GFHDGUTIL039.html?iref=com_rnavi_srank





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