日記:「朝の風:戦争法反対と創価学会」、『しんぶん赤旗』日本共産党中央委員会、2016年05月03日(火)付。

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朝の風

 創価学会員による「安保法案の白紙撤回を求める請願書」には、九千を超す署名が寄せられ、公明党山口代表に届けられたが、受け理を拒否されたという。創価大学創価女子短期大関係者有志の会や創価教育同窓生有志による反対声明の署名運動もはじまったが、呼びかけ人の2人の講師は、大学を退職せざるをえなくなった。
 今の公明党創価学会の平和の理念に反している−公明党の支持母体である創価学会の信者の中から公明党の政策に疑問の声をあげる人たちが立ち上がったのである。
 「安全保障法制に反対し、公明党の方針を危惧する創価学会員に聞く」緊急座談会の記録が平凡社発行の『宗教と現代がわかる本2016』にある。聞き手は宗教学の島薗進上智大特任教授と政治学の中野晃一同大教授。
 「私の両親は、若いときに創価学会に入会し…私は、いわゆる『学会二世』…これまで自然に、私も公明党を支持してきました」と請願運動の当人が語る。
 「公明党は、集団的自衛権の行使に反対していました」。ところが、賛成した。「どうか本来の公明党に立ち戻ってほしい、…という思いで、声をあげようと決意し」たが、わかったのは「創価学会本部が、公明党をコントロールしている」ことだった、と。
    −−「朝の風:戦争法反対と創価学会」、『しんぶん赤旗日本共産党中央委員会、2016年05月03日(火)付。

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