覚え書:「「与党支援せず」 生長の家表明 首相の姿勢を批判」、『朝日新聞』2016年06月11日(土)付。

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「与党支援せず」 生長の家表明 首相の姿勢を批判
2016年6月11日 

 宗教法人生長の家」は9日、安倍晋三首相の政治姿勢に反対し、参院選で与党とその候補者を支持しないとする方針を発表した。

 方針は、安倍政権を「民主政治が機能不全に陥った時代の日本社会を美化するような主張を行っている」などと批判。「日本を再び間違った道へ進ませないために、明確に『反対』の意思を表明する」とした。

 生長の家は、憲法改正運動を進めて安倍政権を支持する「日本会議」の事務総局幹部らがかつて属していた。これに対し、今回の方針は「日本会議の主張する政治路線は、生長の家の現在の信念と方法とはまったく異質で、時代錯誤的だ」としている。

 生長の家は、創始者谷口雅春総裁のもとで反共路線をとっていた1964年、政治連合を結成し、玉置和郎氏や村上正邦氏ら国会議員を出した。自民党の支持母体の一つとして影響力を持っていたが、83年に政治運動から離れた。

 その後、教団の運動のあり方や歴史認識を見直し、現在は谷口雅宣総裁のもと、脱原発の立場から環境問題に取り組み、安全保障関連法には反対を表明した。一方で、教団は「政治運動を再開するわけではない」としている。
    −−「「与党支援せず」 生長の家表明 首相の姿勢を批判」、『朝日新聞』2016年06月11日(土)付。

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http://www.asahi.com/articles/DA3S12404005.html


 

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