覚え書:「折々のことば:779 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年06月09日(金)付。

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折々のことば:779 鷲田清一
2017年6月9日

 無駄な時間は決して無駄ではない。

 (小林孝亘〈たかのぶ〉)

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 長らくバンコクと東京を制作拠点とし、顔や枕や食器など日常のありふれた事物からシンプルで幻想的なイメージを紡ぎだしてきた画家は、「意味」が消え別の何かが見えてくるまで待つ、その無駄な時間が絵には欠かせないと言う。何かを「無駄」とする思考に対し、「無駄」とはどういうことかと問い返すのは無駄ではない。著書「ふつうの暮らし、あたりまえの絵」から。
    −−「折々のことば:779 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年06月09日(金)付。

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http://www.asahi.com/articles/DA3S12979454.html





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