覚え書:「折々のことば:796 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年06月27日(火)付。

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折々のことば:796 鷲田清一
2017年6月27日 
 
 人間てね、親が徘徊(はいかい)して困ってると言う時は泣くけども、人が自分とおんなしことを話すと笑うんですよ。

 (高見国生)

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 認知症の親の介護をする者同士が悩みを話していると、「ああ、あの人も同じか」と知って、自分を大勢の中の一人として見られるようになると、「認知症の人と家族の会」の前代表理事は語る。自分に距離がとれると、自分を嗤う余裕も得られる。人はこういう形でも知らぬまに支えあっている。本紙6月8日付のインタビューから。
    −−「折々のことば:796 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年06月27日(火)付。

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http://www.asahi.com/articles/DA3S13006260.html





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