覚え書:「折々のことば 828 世の中には「誤解をしたくて… 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年07月30日(日)付。
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828 世の中には「誤解をしたくて…
鷲田清一2017年7月30日
世の中には「誤解をしたくてたまらない」というきわめて独特な決意を持って生きている人々が意外にも多い
金哲(キムチョル)
人はなぜあえて曲解を押し通すのか。見たいものしか見ないという偏狭と、自国語への埋没は、世界の表情を歪にする。自分を相対的なものとして認めるのが怖いのだ。韓国近代文学研究者は、帝国統治下、二つの言語で語るほかなかった作家たちの仕事に、その偏狭を突き崩す可能性を探る。『植民地の腹話術師たち』(渡辺直紀訳)から。
−−「折々のことば 828 世の中には「誤解をしたくて… 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年07月30日(日)付。
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https://www.asahi.com/articles/ASK7P43QGK7PUCVL00C.html