覚え書:「折々のことば:831 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年08月02日(水)付。
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折々のことば:831 鷲田清一
2017年8月2日
非常の際に臨んで、その人の真実が顕(あらわ)れる
(森銑三〈せんぞう〉)
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「徳川の遺臣」としてその生涯を全うしようとした成島柳北は、晩年、新聞社の社長など新聞人として活動する。明治政府による弾圧下、記者ともども投獄されたとき、他の在獄者がこぞって「しょげ」あるいは「高ぶる」なか、彼一人「平素の態度を失わなかった」。おのれが定めた矩に沿い自身を限定できてはじめて人は真の自由を得る? 近世学芸史家の『明治人物閑話』から。
−−「折々のことば:831 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年08月02日(水)付。
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https://www.asahi.com/articles/DA3S13067376.html