2018-05-13 覚え書:「折々のことば:914 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年10月26日(木)付。 覚え書 - 折々のことば:914 鷲田清一 2017年10月26日 学者とはまさしく鬼であったのだ。 (黒田日出男) ◇ 中世社会では学者は「人」を作る秘術を知る者と思われていたと、中・近世史家は言う。学者は「社会とさまざまに対峙(たいじ)する鬼」のようなもの。その「鬼とみまごう創造的な業(研究)」を、身を擦り切るまで果たしてこその学者だとし、大学には鬼が棲める朱雀門や羅城門のような空間が必要だと言う。本紙1998年4月8日付夕刊(東京本社版)の随想「桜の下の大学論」から。 −−「折々のことば:914 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年10月26日(木)付。 - 折々のことば:914 鷲田清一:朝日新聞デジタル