日記:反逆のエトスによって不断に内部から更新されない「革命」は急速に形骸化する
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自我の内部における「反逆」を十分濾過しない集団的な「革命運動」はそれ自体官僚化する危険をはらんでいるだけでなく、運動の潮が退きはじめると集団的に「転向」する脆弱さを免れない。歴史的な方向意識をもたぬ「反逆」はしばしば盲目的であるが、反逆のエトスによって不断に内部から更新されない「革命」は急速に形骸化する。
−−丸山眞男『忠誠と反逆 転形期日本の精神史的位相』筑摩書房、1992年、464頁。
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忠誠と反逆―転形期日本の精神史的位相 (ちくま学芸文庫)
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